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昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

奥日光

2005-08-04 | 国内旅行
 何回来ても素通りの湯元温泉でした。
日光湯元国民休暇村は、ちょっとしたリゾートである。カーテンを開けると、昨夜来の雨が止めどなく降っている。窓に迫っているミズナラの木が雨で濡れている。今日は湿原の散策は出来ないと、ゆったりと温泉に浸かる。
 雨さえなければ、水上まで走り、新潟方面と思っていた。ところが、この雨は新潟地方で土砂崩れで道路閉鎖とかいう。梅雨の最期の大雨だった。一目散に帰ることにした。

簡素な温泉寺と泉源:泉源では子どもが10円玉を湯につけて真っ黒にしていた。
 
戦場ヶ原は雨で煙る。

今回初めて、男体山が見えた。この草原で大百足と大蛇(竜)が戦った。

 東山道下野国二荒山神社の神(男体権現)は中禅寺湖の領有をめぐり、赤城山の神と神戦をした、という説話がある。(このあたり、赤城山の伝説と微妙に異なる)
 これは日光山縁起として下野国の宇都宮氏の宝物として残っている。関連して、愛媛県大洲市の宇都宮神社には、この神戦の絵が残っている。
 赤城山の神は大百足、二荒山の神は大蛇(竜)となって戦った。この絵はこれらの説話・絵を参考にして、東京芸大の教授が描いたもので、茶店に展示されている。右端に弓と手が見えるが、これはヤマトタケルの手である。
 彼は関東を平定しての帰り、伊吹山で体力を失い、山を下って醒ヶ井の清水に当たって目を覚ましたのである。

鹿がいた。標高1394米

「竜頭の滝」中禅寺湖に流れ込む滝で途中で二つに別れて落ちてくる。


さて、暫く利き腕でなく、左手で入力をしてきましたが、この辺で、10日間ほど休憩します。受信は毎日する積りですが、入力が出来ません。勝手な事を言って御免なさい。

湿原

2005-08-03 | 国内旅行
 小田代ヶ原の湿原を散策する。
 地図の「現在地」赤沼から電気バスに乗って小田代ヶ原まで行き、湿原の縁を散策する。左方に見える湯元温泉が今夜の宿泊地である。

 貸切になった電気バスからは、鹿が散見できた。

湿原でも「奥日光国有林」とある。

ノハナショウブとミヤマオダマキ

後方の山並みは2000m級が連なる。    カラマツの実

ミズナラの森林を遊歩道が貫く。この橋の高さは積雪の深さを物語る。

バス停に戻ってくると、一面のルピナスが迎えてくれた。標高1500mを越すとこんなに見事に咲く。後方左にニッコウキスゲ、右には赤いクリンソウ。


中禅寺湖畔

2005-08-02 | 国内旅行
 中禅寺湖畔の散策。
湖岸に沿って、立木観音の方に回る。ここはプライベイトビーチのように、人影が全くない。湖に突き出たもう使用されなくなって、かなり時の経った桟橋の残骸が、化石のように残っている。枯山水ならぬ枯桟橋だ。よくある絵画のような写真が出来た。

この湖岸は、狸窪という地名で、イタリア大使館別荘があり、今は栃木県に払い下げられ、一般公開されている。今日は月曜日で休館だった。

湖岸で最高の位置を占める大使館別荘は、記念公園となっている。


上の写真はnetからお借りしたものである。
庭には入れるので、ここのクリンソウが目的で、ここまでやって来た。



なお、飽食の旅の昼食は、ヒメマスのバター焼きであった。美味い。



霧降高原

2005-08-01 | 国内旅行
 可憐な花に癒される。
 渡良瀬川と別れて峠をトンネルで抜ければ、そこは日光であった。ニッコウキスゲが見たいと言うと、やや時季としては早いが、咲いている場所として霧降高原に案内してもらう。
 リフトにも乗るが、高原の涼やかな風の吹く中での散策が、若かった頃に引き戻しくれた。ここから関東平野が展望できるのだがなあ。
まだ蕾が目立つニッコウキスゲ

リフトの足元に広がるニッコウキスゲ

これはニッコウキスゲ。伊吹山のユウスゲとは何処が違う?「分からへん!」

鈴なりというが、これは、すずすずなりのドウダンツツジ

リフト小屋の傍の崖下に赤・白のクリンソウ