昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

当麻寺の花たち2

2007-05-24 | 歴史・文化遺産
 当麻(たいま)寺にも、塔頭が多くある。そのうちの一つ宗胤院を訪ねる。ここは奈良の名物茶粥の用意がある。さきほどの柿の葉すしをパスすればよかった。

 裏庭を拝見する。一般に奈良のお寺の庭は、京都に見られるような、庭師とかが入っていないので、自然のままの植物と岩石・水などのバランスが素朴な味を見せることが多い。

回遊式庭園の入り口の通路を進むと、照明器具の灯篭の高さが何と奥に行くほど背が低い。奥行きを感じさせる。


庭の茂みの頭上に、ヤマボウシが満開である。アメリカハナミズキと違って花弁がとがっている。


左:ハナイカダは結実している。右:フタリシズカはまだ蕾である。


名がわからない白い花、高さ50cmくらい。


ツクバネウツギはスイカズラの仲間である。道路や公園の緑地帯にはこれの変種「ヒペリカム」が多い。


青虫の幼虫もいたが、この蝶が下草の影で多く隠れている。


派手な花だが、藤のような花である。葉は萩のような。


アジサイの仲間ですね、これは。


野性味溢れる回遊式庭園は、すでに初夏の草いきれの香りがする。


庭には野の石仏がひっそりと鎮座する。奥には泉水があり茶粥をいただく座敷が見える。