昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

建仁寺塔頭の摩利支尊天

2007-05-11 | 歴史・文化遺産
建仁寺の塔頭だと寺のお上さんが言ったが、摩利支天を祀る堂宇が西隣りにあった。

 本来は、姿を隠して障害を除き利益をもたらす「天」であり、光や陽炎の神である。それが武士の守り神となった。武士の崇敬のあった禅宗の影響もあって、この地に鎮座したのかも。
 摩利支天はイノシシの上に乗っている。女神といわれる。戦国武将前田利家が兜の中にその像を貼って出陣していたという。 


山門がある。


境内にはイノシシの像があちこちにあるようだ。


阿吽のイノシシ


西の入り口である。結界の門の中央にある門灯が面白い。ここから見る境内もイノシシだらけである。


手水鉢のイノシシはブロンズ製、口から水が滴り落ちる。


阿吽の阿像のイノシシは立派な歯並びを見せる。


足は馬の蹄のよう、尻尾は牛のような、首の周りはライオンのたて髪。


左:絵馬になったイノシシは、双龍を描いた小泉淳作氏の手になる。
右:戸棚の中はいろいろなイノシシ。中にある表示には「売物ではありません」とある。