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I Didn't Know What Time It Was 時さえ忘れて

蕎麦 or うどん or ラーメン、それにスーパードライとジャズがあれば

「菊井」三重郡菰野町

2010-04-29 | 蕎麦 岐阜・三重
本日2枚目の蕎麦は、菰野陶芸村からすぐ近く。午後1時に近い時間だったが、駐車場はほぼ満車だ。


大屋根造りのちょっとロッジ風の建物で、緑とともにいい雰囲気。店内は満席なので、玄関先で空くのを待つことになった。
しばらくすると一組の客が出てきて、お勘定を済ませようと中に声をかけているが、店員がなかなか対応に出てこない。


ここでちょっと嫌な予感があったが、先の客がいたと思われる右側の座敷に案内され、盆を引いてもらったところで着席。
卓上は、まだ拭かれていない。雑巾でも取りにいったのか、先の店員は戻ってこず、女将らしき人が注文を取りに来た。



ざるそば1050円を注文して室内を眺めてみると、何やらメリーゴランドのようなものが、天井から下げられているのに気付く。

 可愛らしいので、思わず写真に。





次々と客が食事を済ませて帰っていくが、やはり勘定を待っているようだ。それに空いた席の盆もいっこうに片付けられる気配がない。
接客スタッフに女性が3名もいるようなのに、一体これはどういうことだろうか。兎も角もたついている感じがありあり。



さて、肝心の蕎麦だが、なかなか風味もよく、ツユも出汁が効いていいと思うが、水切りが悪くモチャとした噛みこごち。
もちろんコシもなくなっている。これは提供するまでに時間がかかってしまったことが原因かもしれない。

丹精に打たれ、綺麗に細く切り揃えられた蕎麦だからこそ、実に惜しい! 

「ありがとう」という言葉の前に、このオペレーションを改善していただかなくては再訪はないだろう。


菊井 (そば / 湯の山温泉、大羽根園)★★☆☆☆ 2.5





 

その後、晴天の下で行われていたフリーマーケットを覗き、桑名市の酒屋KAWADEで「作(ざく)雅乃智 純米吟醸」3600円を購入して帰宅。



「そばの華」三重郡菰野町

2010-04-29 | 蕎麦 岐阜・三重
友人から紹介されていた蕎麦屋へ出かけることにしたが、生憎の雨。
しかし東名阪自動車道の四日市JCから先の渋滞を避け、桑名ICで降りる頃にはすっかり天気も良くなった。

カーナビに案内されるまま車を走らせ、すぐ近くまで来ているはずなのに、店への侵入路がわからない。まるで樹海の中にあるようだ。
仕方なく店へ電話をして道順を聞く羽目に。八風草競馬場まで戻り南からアプローチを試みるが、この道も狭く分かりにくい。

小さな看板を頼りに到着してみれば、朱色の外観がとても目立っている。和の色彩とはいえ、周囲の自然と調和していないような(笑)




 
店内にも同色が使われているが、板張りの床・腰・天井それに調度品の茶色の面積が多いので、それほど気にならなくなる。




次の予定も考え、注文はせいろそば1000円とした。キャパは40名弱で、先客は1組のみ。


しばらく窓からの眺めを楽しんでいると、突き出しと一緒に盆で供される。





香りのいい蕎麦で、コシというよりモッチリとした感じだが、よく冷やされていてなかなか旨い。ツユも好みのもの。
太さにけっこうバラツキはあるが、これは愛嬌としておこう。山葵の辛味と煮豆の甘さがいい箸休めとなった。
蕎麦湯は、粉を溶いたと思われるポタージュタイプのもので、これは好みが分かれるところだろう。

そばの華 (そば / 菰野町その他)★★★☆☆ 3.5





店を出てから新緑に誘われて、一路湯の山温泉へ。 


腹ごなしのため温泉街を車で一周していると、菰野陶芸村の文字を発見。「真山窯」と「凡窯」を見学させてもらう。
 

「てづくりそば 天しん」桑名市

2010-04-20 | 蕎麦 岐阜・三重
ある蕎麦通の方のブログで知り、機会があれば訪問してみたいと思っていた店。

カーナビが案内してくれたので、迷うことなくその場所は分かったのだが、行く手を阻んでいるのは車が一台通るのがやっとという道。
勇気を奮って車を進めてみれば、道も広くなり駐車場には3台分以上の十分なスペースが現れる。


また店内に入ってみれば、外観からは全く想像がつかないほど高い天井とたっぷりと余裕のある明るい空間に驚くことになる。
キャパはテーブル席のみで20名。BGMはクラシック、それもオーケストラものというのはちょっと珍しい。禁煙のお願いが目についた。




一番奥のテーブル席に陣取りメニューを眺め、手びき石臼自家製粉十割を確認してから二人とも、おそば(冷)800円を注文。





最初の客だった所為か、思ったよりも時間がかかっているようで、ようやく登場。



更科のように白っぽく、とても上品な感じがする蕎麦だ。細切りでコシは然程でもないが、蕎麦らしい風味はしっかりとしてなかなか旨い。
ツユも出汁が効いて好みの塩梅だ。鰹節の突き出し(たぶん出汁を取った後の厚削りの鰹節を胡桃と煎って胡麻を掛けたもの)を摘んで、
ちょっと濃い目の蕎麦湯をいただいた。これもまた美味。



残った鰹節を包んでもらい、今晩の肴にすることにした。この後の心算があったので、おかわりやわさび丼に心残りを感じながら、お勘定。
レジまでわざわざ顔を出してくださったご主人と奥様の笑顔に送られて店を出た。雨の中、来てよかったと二人で相槌

手碾き蕎麦天しん (そば / 伊勢朝日)★★★☆☆ 3.5





「仲佐」下呂市

2009-11-03 | 蕎麦 岐阜・三重
十五年ぶりになる訪問は、一体どんな蕎麦だったんだろうと曖昧になってしまった記憶を蘇らせる為。

駐車場に車を停め、明るいイメージの店内へ入ってみるとかなり空いている。行列を想像していたので意外だ。



窓際の小上がりに歩を進め、こんな造りだったのかと首を傾げてしまう。




 

さて、注文はツレが蕎麦三昧2000円、私は天ざる1800円とし、色々と試してみる趣向だ。
焼き味噌や蕎麦前も所望したいところだが、帰りのロングドライブをツレに任せるのはちょっと気がひける。



最初に出てきたのは、蕎麦三昧の一品 きなこ豆腐。
確かにきなこの味はするものの、特にどうってことはない。



次は飛騨ネギと秋縞ささげの天ぷらだ。熱々・サクサク・ホクホクで、どちらも旨い。(ところで海老はないの?)





お待ちかねのざるは二人とも。薬味は辛味大根のみ。ツユはちょっと甘めかな。



 見た目もとても綺麗な蕎麦だ。

思い出よりはボリュームもあり、確かに旨い逸品とは思うが、期待が大きすぎた所為か感動するほどでも。



最後は蕎麦三昧のもう一品、暖かいなめこそば(小)。



秋を感じさせる一杯は、今日のような寒い日にはとても嬉しかった。

蕎麦湯はサラっとした好みのもので旨かったが、出すタイミングは静岡の名店に習ってもらいたい。





 
変わった形のざる                          高台内が2段になった小振りな蕎麦猪口







その後、紅葉を求めて巖立峡まで足を伸ばしたが、時期的に少し遅かったかも。道中小さく見えた真っ白な御岳が感動的だった。

「おおふくや」下呂市金山

2009-11-03 | 蕎麦 岐阜・三重
味覚には信頼をおいている知人の紹介の店へまずは立ち寄ってみた。街に同化しているので看板を見逃すと行き過ぎる羽目に。

開店時間の少し前に着いて車で待っていると、玄関先へ打ち水をしている人が見えたので早速突入。

 

どこを見てもよく使い込まれた古民家には、似つかわしくない最新の大型液晶テレビが印象的だ。
キャパは座敷に上がってもらえば、団体さんでもOKか。

注文はもりそば850円と冷しおろしそば800円。 
しその実ごはんがとても気になったが、次を考えて自重することに。

しばらく待つと盆に載って、それぞれが供される。


まずは2・3本何もつけずに食べてみると、コシはさほど無いが新そばらしい風味はなかなか。

甘めのツユに浸けて手繰ってみれば、喉越しがとてもいい。
普通に旨いが、好みにはちょっと太いのとコシが・・・。それに水切りをもっとしっかりとして欲しいかな。




一方大根おろし、ほうれん草、鰹節、海苔、天かす、ネギと具沢山のおろしそばはツユとの相性もよくとても美味しかった。

この店では、汁そばの方がいいのかもしれない。後から続々と入ってきた常連さんの注文もそのようだった。
決して愛想がいいほうではない店主・店員も素朴な感じがして、地元の人たちから愛されているのがよく分かる。


おおふくや (そば / 飛騨金山)
★★★☆☆ 3.0



「そば茶寮 如庵」岐阜県本巣市

2009-08-11 | 蕎麦 岐阜・三重
岐阜に用事があったので、3年ぶりに立ち寄ってみることにした。


11:45頃到着、駐車場には先客が一台だけ。ちょっと拍子抜けだ。



以前と同じ様に店先はきちんと手入れが行き届き、まったくいい雰囲気。もちろん店内もなかなかお洒落。
今回はテーブル席の方へ案内された。玄関右側に座敷があったはずなので、キャパは全てで30くらいだろう。
BGMはなし。ここの店主は警察官からのトラバーユだと聞いたことを思い出す。



注文はせいろ(大)1050円とした。オロシも考えたが、やはりここは蕎麦本来の味を確かめることに





蕎麦の風味もまずまずでコシもちゃんと感じられるが、太さに少々バラつきがある。また長さもまちまち、中にはかなり短いものも。

喉越しがいいとはいえないので、最近の好みではないが普通に旨い。ツユは薄め・甘めのタイプ、ついタップリと浸けてしまった。

値段のことを思えば、ボリューム的にもまず満足。蕎麦湯を飲みながら見渡してみると、いつの間にか満席になっていた。


如庵 (そば / 糸貫)
★★★☆☆ 3.0







ところで、雑誌「Dancyu」9月号に関の「助六」が大きく紹介されていた。
中華そばやうどん、丼もあるどこにでもありそうな大衆食堂からの脱却だとか。読んでいたら、あの田舎そばが無性に食べたくなった。

「サライ」9月号には「七里庵」西区が載っていたし、お気に入りの店が全国誌に取り上げられるのは何故かとても嬉しい。
でも混むのは困るな~

「胡蝶庵 仙波」岐阜市

2009-07-28 | 蕎麦 岐阜・三重
先週の静岡に続き、今度は岐阜で名店の誉高い「胡蝶庵」を10年ぶりに訪れてみることにした。



ドライブには生憎の雨だが、美味しい蕎麦を食べられると思えば一時間半くらいなんでもない。
12:30頃到着したが駐車場に空きがあり、これは雨が幸いしたかもしれない。



さて、玄関左側の座敷に通され、お茶をいただきながら、メニューを見てみると房島屋の純米吟醸を発見。

そこで蕎麦前を片口(1合)840円で、アテに卵巻き945円と天ぷら630円を、それにざる(2枚)1575円と手碾き(2枚)1575円を注文。




蕎麦味噌が付いてきたが、ちょっと甘め。辛口の酒に合わせようということなのだろうか。

          

次はとても柔らかい玉子。甘さはなく、辛味大根と少量の醤油でいただく。かなりボリュームはある。
天ぷらは小振りの海老が3本に、シシトウ1本。こちらは塩でいただいた。どちらもここでなければというほどのものでもない。





つなぎなし石臼碾きのざるが出てきた。

細くて少なかったように思っていたが、けっこう太めで量がある。コシというよりモッチリとした食感。
ツユは薄めで、このままでも飲めそうなくらい。山葵を直接蕎麦に載せていただいた。



 

次に手碾き、器のザルが変わった。粗挽きなのだろう、ざらつき感は増したが、太くなってしまい、さらに噛み応えがでた。
エッジはないし、喉越しを求めてはいけない田舎蕎麦タイプのものだが、こういった蕎麦が好きな人にはいいかもしれない。


記憶が曖昧で、今の私の好みとは違っていた。こうなれば15年程前に行ったきりの下呂の「仲佐」も確かめてみたい。

  さて、帰りはツレに運転を任せて、少し居眠りさせてもらうことにしよう




(追記)今のところ岐阜県でお気に入りの蕎麦屋は「助六」関市と「夢蔵」各務原市!

「更科」岐阜市京町

2009-05-13 | 蕎麦 岐阜・三重
あの味を思い出してしまったら、岐阜へ走るしかない。
ただし何度か行ったことのある西中島の店ではなく、今回は岐阜中署近くの本家へ。



ちょうど昼休みの時間で、3つある長テーブルは相席は当たり前、ワイシャツ姿のサラリーマンで溢れている。
小上がりにちょうど一組が帰るところで空きができ、片付けたところで案内された。



注文は当然ひやしたぬきのダブル750円

(品書きには大盛りと書かれているが、何故か皆ダブルと呼び、本当に2杯分相当の量があるようだ。またミニは500円、
並は650円、特大は1000円、ほとんどの人はお得なダブルを注文する。尚、アゲ1枚30円、天かす1杯30円で増量可。)

 



最近は見かけることが無くなったしゅう酸アルマイト湯沸から、プラスチックの湯飲みにお茶を注いでいるうちに、
ひやしたぬきが運ばれてきた。早っ        (実はトイレに行くチャンスを逸してしまった。)



更科とは名ばかり、吟挽きで上品な白い蕎麦を想像してはいけない。グレーがかった茶色で、ちょっと太めのもの。

またコシや風味を期待してもいけない。

甘い油揚げと天かす、ネギそれに多量の粉わさびが醤油辛いツユをえもしれぬ味に変化させる。これが旨い。
しばらく経つと無性に食べたくなる。そんな不思議な魅力をもった蕎麦である




食べ終わるとさっさと帰らなきゃいけない暗黙のルールがあるようで長居はできない。(もちろんそば湯はなし。)
ともかく回転が速い。いったい何杯ランチタイムだけで出るのだろうか。300?いやもっと


支払いを済ませようと立ったが、伝票を受け取っていないのでレジで尋ねてみると、「何を食べられました?」
おいおい、自己申告かよ。こんなの香川の「彦江製麺所」以来だと思いながら、1500円払って裏口から出た。




レジから厨房を覗くとオーダーに関係なく、ただひたすら分業でひやしたぬきを作り続けているように見えた。




また食べたくなると思うが、アゲがちょっと甘すぎて全体に味が濃いと感じたので、次は西中島へ行くかな。


「蕎麦の華・夢蔵」各務原市2nd

2009-05-06 | 蕎麦 岐阜・三重
連休も今日が最終日。
蕎麦を主張するツレ、ラーメンを希望する私ということで調整つかず。結果互いの意見を尊重し一路各務原まで。



まずは約2年ぶりに「夢蔵」。1時に近かったので駐車場に車は少ない。



雨上りで、目に鮮やかな新緑の台杉が迎えてくれる。ウッディな店内はいつものように落ち着いた風情。

せいろそば(生粉打ちそば)1050円とおろしそば1050円を注文後、展示してある陶器を品定め



 

おろしそばはちょっと太目だが、もっちりとした感じでコシもある。
たっぷりと載った大根おろしをネギや鰹節と混ぜ合わせ、ツユをぶっ掛け一気にズルズルといただく。
さっぱりとしてとても旨い



 

つなぎを使っていないせいろは、おろしと比べればやや細めで、粗引きならではのざらつき感が嬉しい。
何もつけないまま2口3口手繰る。風味もコシもやっぱり上位
ダシの効いた汁も適度な塩梅だが、辛口好きの私はついどっぷりと浸けてしまう



ちょっと値は張るが蕎麦やアテの種類も多く、近くにあれば間違いなく通うだろう。

蕎麦の華 夢藏‎ (そば / 那加、新那加、新加納)
★★★☆☆ 3.5




「そばの里 深萱ふーど」in summer

2008-07-02 | 蕎麦 岐阜・三重
前回の訪問後ブログ宛に店主より丁寧な礼状をいただいていたので、約束通り蕎麦の花の咲く頃と思い再訪。

12時を少し回っていたが、もう駐車場には車が一杯。端の空いている所に停めて、
さわやかな風の中で蕎麦の花を観賞していたら、次の客に先を越されてしまった。

慌てて店へ入ったが、30分程待たされることに。
席へ案内されて、最初に出てきたのはそばの実入りおからとそばあられ。



メニューに書かれた説明を読みながら、これらをそば茶で楽しみながら待つ

無垢の木と珪藻土に囲まれた空間では、ことさら時間がゆっくり進んでいくようだ。
床下には炭が敷き詰められているとか。やはり店主のこだわりを感じる


注文はお昼のあれこれ膳1680円からもり盛り膳とした。
これは盛りそばと粗挽き盛りそば、それにそばの実茶漬けとなり、そばの食べ比べができる。







最初に出てきたのは盛りそばで、玄蕎麦の細かいメッシュでの挽きぐるみとか。


汁はやはりちょっと辛めだと今回も思ったが、少しつけるだけならこれぐらいがいいのかも。
でも量が多いので、お好みの量を徳利から取るという手もあるのじゃないかな。
(残った汁を蕎麦湯で割ったときに、ちょっと濃すぎて飲みにくいような・・・)
よく冷やした麺は細めでのど越しもよく、とても旨い。


次は粗挽き。


15メッシュに近いものまで落とし込んだものとかで、ブツブツとした食感が楽しめる。
色は少し緑がかっている。こちらも勿論旨いが、どちらかというと普通の盛りそばが好みか。


最後に茶漬け。
 

生まれて初めて食べるものだが、プニュとした噛み心地、あの味をどう表現したらいいのだろう。


帰りがけに店主の知人が漬けたという梅干を1000円で購入し、


勘定を済ませ外へ出てみると、店主がわざわざ勝手口から出てきて待っていてくれた。
想像していたより若くて優しそうな方だった。ご馳走様でした。次はおろしそばを食べにきます


深萱ふーど