ホテルを出て、天神橋筋の商店街を散策しながら北へ向かうと、アーケードが切れた、さらに先にその店はひっそりと出現。

引き戸を開けて、店内に一歩踏み込めば、いきなりそこが客席。10人掛けの大きなテーブルと4人掛けが1つ。
けっして広いとはいえないが、木をふんだんに使いながらも、無駄を省いた本物指向の空間が広がっている。


予約を告げると、大きなテーブルに相席となった。先客3組5名がそれぞれ飲みものを楽しみながら料理を待っている様子。
手作り感いっぱいのメニューから、豆腐味噌漬け500円、だし巻き800円、もり蕎麦900円と田舎蕎麦900円を注文した。
もちろん、エビスビール中瓶700円を忘れるはずはない(笑)

乾いた喉をビールで潤していると、着色したかと思われるほど、黄色いだし巻きが辛味だいこんと共に供された。

綺麗な断面は、バームクーヘンのようだ。かなり甘い味付けは、辛味だいこんをつけることを前提にしているのだろうか。
茗荷の酢漬けで口直しし、ビールをもう一本追加して、静かに流れるJAZZを聴きながら、また暫く待っていると、
「蕎麦のご用意ができました。」と女将さんから声をかけられた。えっ!まだ味噌漬けが出てないのですが、・・・。
どうやら忘れられていたようで、蕎麦の後にお出ししますと言われても、それじゃ順序が違うと思い、キャンセルする。


まずは、田舎。とても細く打たれた蕎麦には小さな星も見受けられ、美しいと表現したくなるほどだ。
そのまま何も付けず食べてみれば、ちゃんとコシも感じるし、風味も豊かで、本当に美味しい。

次に、もり蕎麦。更科というほど白くないようだが、田舎より、さらに強いコシがあり、旨いを実感できる。
もちろんツユの塩梅も私にはちょうどよく、吟味された薬味も最高。どちらも芸術的といえるものだが、
うず高く盛られた所為で、食べ進めると底に近い部分の水切りが悪く感じられたのは、ちょっと残念だ。

錫の急須から注いだトロトロの蕎麦湯は、背中に刺さる待ち客の視線が気になり、ゆっくり楽しむことができなかった。
今思い出してみると、料理と雰囲気は流石、ミシュラン店だと思う。しかし惜しいのは接客だったかな。
(Pana LX5で撮影)


引き戸を開けて、店内に一歩踏み込めば、いきなりそこが客席。10人掛けの大きなテーブルと4人掛けが1つ。
けっして広いとはいえないが、木をふんだんに使いながらも、無駄を省いた本物指向の空間が広がっている。


予約を告げると、大きなテーブルに相席となった。先客3組5名がそれぞれ飲みものを楽しみながら料理を待っている様子。
手作り感いっぱいのメニューから、豆腐味噌漬け500円、だし巻き800円、もり蕎麦900円と田舎蕎麦900円を注文した。
もちろん、エビスビール中瓶700円を忘れるはずはない(笑)

乾いた喉をビールで潤していると、着色したかと思われるほど、黄色いだし巻きが辛味だいこんと共に供された。

綺麗な断面は、バームクーヘンのようだ。かなり甘い味付けは、辛味だいこんをつけることを前提にしているのだろうか。
茗荷の酢漬けで口直しし、ビールをもう一本追加して、静かに流れるJAZZを聴きながら、また暫く待っていると、
「蕎麦のご用意ができました。」と女将さんから声をかけられた。えっ!まだ味噌漬けが出てないのですが、・・・。
どうやら忘れられていたようで、蕎麦の後にお出ししますと言われても、それじゃ順序が違うと思い、キャンセルする。


まずは、田舎。とても細く打たれた蕎麦には小さな星も見受けられ、美しいと表現したくなるほどだ。
そのまま何も付けず食べてみれば、ちゃんとコシも感じるし、風味も豊かで、本当に美味しい。

次に、もり蕎麦。更科というほど白くないようだが、田舎より、さらに強いコシがあり、旨いを実感できる。
もちろんツユの塩梅も私にはちょうどよく、吟味された薬味も最高。どちらも芸術的といえるものだが、
うず高く盛られた所為で、食べ進めると底に近い部分の水切りが悪く感じられたのは、ちょっと残念だ。

錫の急須から注いだトロトロの蕎麦湯は、背中に刺さる待ち客の視線が気になり、ゆっくり楽しむことができなかった。
今思い出してみると、料理と雰囲気は流石、ミシュラン店だと思う。しかし惜しいのは接客だったかな。
たかま (そば(蕎麦) / 天神橋筋六丁目駅、中崎町駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0
(Pana LX5で撮影)