6月4日、阿武隈水系研究会の初夏の巡検で竹駒神社馬事博物館を見学した。
建物の外観、入口部
この建物は、令和3年10月14日付けの官報告示をもって国登録有形文化財となった。
登録の基準
(1)国土の歴史的景観に寄与しているもの
(2)造形の規範となっているもの
(3)再現することが容易でないもの
のうち、(2)に該当する「和洋のバランスの取れた外観」が高く評価されたもの。
説明板
日中戦争の最中(昭和12年頃)の資材不足という劣悪な環境の中、先人の熱い想いと
匠の技の粋を集めて建造されたもの。昭和14年開館。
腰部の基壇、この石材は距離的に近い柴田町富沢の「富沢石」かなと聞いたところ
「秋保石」とのこと、劣化が著しく修復が行われている。
伊達政宗卿御像
青葉城趾に建立する伊達政宗騎馬像の制作を依頼された宮城県柴田町出身の彫刻家
小室達氏より、馬の生態を熟知していた渡辺豊蔵氏から馬の姿勢や形態などについて
指導頂いたことの感謝の証として、伊達政宗騎馬像の塑像(原型試作像)奉納の
申し出があったことが相俟って、当時は希有とされていた馬に関する博物館建造の
機運が高まり、昭和12年から工事が進められ、昭和14年に開館。
博物館は、正月三が日と初午2日の計5日間の開館であるが、工事中で閉館中です。
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