旧暦9月13日を十三夜といい、十五夜、中秋の名月と呼ばれる旧暦8月15日
とともに月見をするのが古くからの習わしである。今年は9月29日が十五夜で、
10月27日が十三夜に当たる。
10月17日、河北新報から
月見には、十五夜、十三夜のほかに、十五夜を芋名月、十三夜を豆名月とする呼び方もある。
しかし仙台周辺では、古くから十五夜を「まめげっつぁん(豆月さま)」、十三夜を
「いもげっつぁん(芋月さま)」と逆に呼ぶ。
十五夜を豆名月、十三夜を芋名月とする呼び方は、仙台だけでなく、東北地方各地で広く
見られる習慣らしい。
豆名月は大豆、芋名月は里芋を月見の際に供えることからその呼び方があるとされるが、
東北地方では、里芋の収穫が最盛期を迎えるのは十三夜の頃。
一方で大豆は、十五夜の頃であれば枝豆として食することができるが、成熟した豆として
収穫するのは十三夜を過ぎた11月。
月見は秋の収穫祭としての意味を持つとされることを考えると、東北地方で十五夜を豆名月、
十三夜を芋名月というのは、月見の本来的な意味と合致した呼び方といえる。
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