goo blog サービス終了のお知らせ 

ぴかの独り言 GooBLOG vol.1

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

次男と谷汲山

2012-07-19 11:26:00 | ツーリング
こんにちは。

なんつー暑さなんでしょ!

去年までは、店こそ冷房を入れましたが、事務所ではクーラーなしで我慢ができた。

それが、今年は、そうは行かぬ。

あたしが耐えられなくなったのか、気温が上がったのかはよくわかりませんが、そんな中でも省エネに協力したいと思っています。


さて、昨日の回想。

定休日の昨日は、かねてより次男と約束をしていました谷汲山 妙法ヶ岳に山登りに行きました。

今年5月の四国 石槌山以来の登山です。

次男にせっつかれての昨日のプランでありました。

彼は、このためにわざわざ休暇申請をして、お休みをいただいた。

ならば尚のこと、お父さんとしては、楽しい一日となるようにと考えたのですた。

岐阜にあります谷汲山・華厳寺は、西国観音三十三ヶ所めぐりの三十三番目で、結願のお寺として有名です。

一昨年だったかな?亀太郎とそれを満願いたしまして、既に一度、あたしは来ております。

そして、奥の院まで、その時登っておりました。


(2010年 7月13日のこと)

その時、そこからまだ先があって、お山(=妙法ヶ岳)の頂上まであと1.2kmと書いてあったのだけれど、そうとは知らずに飲み物も持たずに来たものだから、その時は引き返したのです。(この時も、とても暑くてヘトヘトだった)

そんな心残りもあったので、お山のピークとしては666m、参考によれば、登り1時間半くらいの行程で、ちょうど良いと思ったのよ。


当日朝6時、我が家を出発。

フリード君は、まだ車の少ない知多中央道、並びに、名古屋高速をスイスイと走りまして、途中22号線沿いのマックで朝食をとって(何年かぶりに、マックのハンバーガーを食べたよ・・・フィレヲフィッシュでしたが・・・おいち)8時半、無事谷汲山到着。

駐車場に車を止めて、いざ、二人で出発です。


(この時すでに気温30度ながら、何も知らずに元気な次男)

テクテクと参道を歩くと、やがて本堂。



100円ずつのお賽銭で、ご本尊にお礼を申し上げながらお参り。

そこから向かって左に行くと、奥の院へ向かう道があります。


(デカイケツ)

ここからは、全くの山道となるのでした。



「ゆっくり行けよ。大きく息を吸えよ。」

と声をかけますが、若さのせいか、次男は結構登るのが早い。

いささか心配しつつもあとを付いていきます。
(あたしも必死)

案の定・・・やがてへばる次男



「無理だと思ったら、戻ってもいいんだよ」

と言いますが、まだ行けるといいますので、続行。

50分ほど登りましたら、奥の院に到着いたしました。



二人とも汗びっしょりでしたが、笑顔でお参り。

さて、ここから再びお山の頂上を目指します。

なんとな~く重そうな腰を上げて、次男を先頭に登り始めました。

あたしの予想では、ここから40分ほどで頂上です。

それは次男にも知らせています。

ただ、高い気温と湿度。まして深い山の中で、開けた景色が見えません。


(かすかに覗く下界の様子)

また、低いお山なので、「あとこれくらいで、頂上ですよ」というサインが全くない。

細々と続く獣道のようなところは、次男にとっては初体験。



次男もあたしも、汗で体中グズグズになりながら、頑張るのだぁ~!

奥の院から30分ほど登ったところで、次男が足を止めました。

すでに持ってきたアクエリアス2本は飲みきっております。

(あたしは一本の半分くらい飲んでます)

「あと10分、200メートルほどで頂上だと思う。でも、無理だと思うなら戻ればよい」

そう言うと、

「・・・戻る」

と次男。

自分で決断しました。

実際、見た目でもかなりばてておりましたね。

あたしも正直、相当ばてておりました。

低いお山特有の暑さによる消耗を、なめてはいけないのだ!



↑ ここが今回の頂上です。

お山はそれで良い。

次男にもそう言うと、

石槌山は、暑くなかったからなぁ・・・」

と、ちゃんと理解しておりました。

お前は、偉いっ!

そうやって、お山が楽しめたらよい・・・と、お父さんは思っています。


さて、そうと決まれば下るだけ。

下りはいつも楽で早いのだ。(人生と同じだと次男にも言っております)



ここでアタクシ、はじめての体験。

次男を先頭の下り道で、どうやら道を間違えて、見たこともないところに出た。

それほど外れてはいないと思いつつ、どう考えても、来るときに見た景色と違う。

一瞬、「山で遭難するということは、こういうことか」と理解したですよ。

次男にも学びのお山でしたが、あたしも良い経験ができました。

改めて来た道をもどり、無事に帰りのルートに乗りました。

・・・あぁ、良かった。


再び華厳寺に帰ってきまして、無事の下山を報告して、さてこれからもう一つのお楽しみ。

このそばにある、谷汲温泉へと参ります。

ジャン!



どうせ汗まみれになるので、どこかで温泉でもあれば是非入りたいと思って調べたら、すぐそばにあったんだ。

温泉大好きの二人組は、喜んで立ち寄ったのでありました。

なかなかちゃんとしたスーパー銭湯みたいなところです。

と、ここで事件!

脱衣所でそそくさと裸になる二人・・・

すると、次男があたしに向かって、

「お父さん、が出ている」

と云う。

言われたところを見てみれば、



確かに血だらけ。

・・・ハハ~ン・・・ヒルでつね。

脱いだ作務衣のズボンをバタバタと振りますと、ボタボタっと、5匹の山ヒルが出てきました。

それも、あたしの血を吸って、丸々としております。
(お腹が一杯なので、既にあたしから剥がれております)

憎らしいですが、殺すには忍びないので、拾って逃がしてやりました。


その後、二人でのんびりと湯船へ。

ついさっきのヘタレ具合はどこへやら?

すっかり気分を一新した親子でありました。

お昼時でしたので、ここでご飯も食べました。

「ビールが飲みたいなぁ」

というあたしに、

「帰ってから飲みなさい」

と諭す次男。

・・・お前は、正解っ!(当たり前)


後は帰るだけとなりました二人でしたが、お父さんは考えていたことがあった。

「今日はきつかっただろう。それでもまだ、お山に登りたいかい?」

次男は、

「楽しかったよ。また行きたい。」

という。

・・・それならばと、帰る途中にFIT HOUSEを見つけたので、次男に登山靴を買ってやりました。
(売っているものですね)

やがて、帰宅。


さて、今度はどこに行こうかな?

いずれ、ついていけなくなるのを楽しみに、また次の旅程を考えたいと思う父でした。