富山マネジメント・アカデミー

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富山の製造業の総力で富山型ドローンを開発しよう。

2017年08月26日 | Weblog

ドローンは、農薬の散布などに使用されている。僕は、草刈り十字軍が手で刈る長い柄の草刈りカマが、昔から嫌いだ。世界史の歴史家だらいう。まず、あのカマには、魔女がりの陰険なイメージがある。第二は、十字軍の遠征は、愚挙だった。逆に、イスラム世界の高度文明に西欧が啓発された。つまり、十字軍のほうが野蛮だっったんだ。昔から、足立原さんの哲学の信者とは、僕は決定的に相いれない。32歳から、彼とは思想家としては距離がある。

僕は、農薬の散布を罪悪視しない。問題は、その農薬が人体に有害かどうか、である。ばかな生物教師は、産業を敵視する。しかし、自然循環にたよる人間社会は、福祉のための総ファンドが蓄積されないので、幼児死亡率が高く、寿命も短い。老後に楽しい生活は待っていない。ぜひとも、アダム・スミスの『諸国民の富』の「序文」だけでもお読みくださいね。自然主義にかこつけて産業社会に反抗するのは、明らかに富山湾岸社会主義の伝統の系譜に帰結する。漁業を生業とした富山湾岸には、海上での仕事という「命の共同体」がある。互恵型経済原理が極めて強い。リーダーが社会主義、共産主義に傾くと、土着思想として自然愛と産業社会への反感が生まれる。イタイイタイ病もあり、富山の思想の主流は、富山湾岸社会主義である。決して、自由民主党の保守王国ではない。

草刈り十字軍は、富山湾岸社会主義の延長線にある。ただ、富山の地元青年は、あまり参加しなかった。他府県からの呼び込みである。空から有害な農薬を散布するような農政への抵抗運動としては正しい。しかし、魔女がりの陰険なイメージ、イスラム教の拒絶という偏向、これらを考えたら辞めたほうがよい。

ドローンで害毒の少ない農薬の散布などに転換するべきだ。哲学者に対していう。理性と合理に反する「十字軍」は辞めませんか。言論戦を超えて、刃物を振り回す「異端刈り取り」の思想は辞めませんか。十字軍、回を重ねて堕落する。

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