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防災行政を「防災省」に一元化するのは逆効果

2018年09月11日 | Weblog

どの役所も防災の行政を分担するという現在の方式が、最適である。理由は、災害の原因が多元的である。例えば、気象庁を防災省のもとに組み込むのか?文科省の科研費で、防災関係の学術研究も防災省の管轄に組み込むのか。災害時の金融は、金融庁から分離した組織を防災省に創るのか。現行、内閣府が主導し、内閣総理大臣が「防災」という横ぐしを統括するのか。石破案では、それが節税になることが証明されていない。それよりも、「防災」は全ての官庁の内部機構の改革を行い、徹底することである。例えば、大学の理工系学部は、大地震には弱い。だから、大学を監督する文科省には、防災管理官をおき、全ての教育教育機関の防災基準を定め、放射線関係の施設などをきめ細かく行なうことである。だいたい、石が破れるという姓が、地震そのものの苗字だ。不吉すぎる。

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