富山マネジメント・アカデミー

富山新聞文化センターで開講、教科書、参考書、講師陣の紹介、講座内容の紹介をいたします。

北朝鮮・中国・ロシアの三国軍事同盟は死に体ではない。

2016年08月07日 | Weblog

TMA講師代表:個人研究 歴史家として力量がたりないので、皆さんにお願いする。昔、ソビエト・ロシアの共産党と、中国共産党、朝鮮労働党の三党は、朝鮮戦争を企画、実施、共同行動、そして休戦のプロセスで、三国の軍事同盟を結んでいた。これは、ソビエト・ロシアの共産党が政権を失って、死文となったように思われるが、今は、そのバージョン2が機能している。それを機能させたのは、習近平政権である。

敵対勢力は、日本とアメリカとの同盟である。北朝鮮がミサイルのノドンを秋田沖に着水させ、日米は事前に察知できなかった。そして、同じ時間帯のロシア船に追尾する中国軍事公船の沖縄県域への侵入が行われた。北朝鮮は、随分とランクの低い高官と習近平との会談を北京で成功させている。これら一連の軍事挑発は、アメリカの大統領選挙で、もしトランプが勝利したら、日米同盟に亀裂がはいるという状況認識があるという想定での合同演習である。。

今、東シナ海は、日中両国の双方の国民経済にとり、譲れない経済水域となっている。ロシアの北方四島に軍事基地を置き、それを強めることを推進しているのは、プーチン政権以上に、習近平政権である。金正恩の祖母は、中国人の共産党員の李氏である。この血脈は忘れてはならない。朝鮮戦争は、まだあ、休戦であって、真の終戦ではない。北朝鮮・中国・ロシアの三国軍事同盟は、新たな有効性を持ち始めた。第2次朝鮮戦争の危機を演出することで、アメリカとの最終妥協を図れるか否か、軍事、外交、経済の複雑な紛争の時代となった。

これは、日本が新たな浮沈をかけた総力戦に移行する前兆でもある。日本の武装解除を要求する勢力は、いまや民本主義の利益に反しかねない。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 琉球(沖縄)の独立を画策す... | トップ | 東シナ海の中国側のガス田は... »
最新の画像もっと見る