レイキャビク西街ひとり日誌 (Blog from Iceland)

北の小さな島国アイスランドはレイキャビクの西街からの、男独りブログです。

五十代最後の夏の密やかな楽しみ

2018-07-01 03:00:00 | 日記
七月に入りました。アイスランドでは夏休み期の真っ只中に突入していきます。実際には六月から夏休みを取り始める人は多いですし、特に今年はサッカーのW杯にアイスランドが初出場ということもありましたので、すでに国中が夏休み気分に浸っている感はありましたが。

私の職場である教会も、多くが夏休み体制に入ります(入っています)。教会が夏休み?このことは以前にも書いたことがあります。

教会の夏休み


ただここ四年間ほどは、私の職務の重点は難民の人たちへの活動に置かれています。そのため、仕事を巡る環境が、大多数の一般の牧師さんたちとは多少異なっており、夏は非常に仕事が多かったのです。

それが今年は以前より落ち着いており、私もそれほど教会に詰めていないとならない、という感じではなくなっています。

それで、夏休みではないけれど多少ゆとりがあるこの日々に始めたことがあります。筋トレです。いや、今はボディメイキングと言うのかな?これには多少の「前史」があります。

四月に日本に帰省した際、美味しい日本のお弁当を食べまくったワタシは、帰ってくると72,6キロという生涯の中での最も重い体重になっていました。名古屋の教会を訪ねて久しぶりに会った方から「少し前より丸くなられましたね」と言われたので、多少の自覚はありました。

私は普段は65〜67キロくらいの重さです。身長が168,5センチなので、「適正体重」は62,5キロなんだそうです。BMI(Body Math Index)は23,6となり、かろうじて「普通体重」の範囲にとどまっています。

適正体重62,5キロはないだろう?と文句を言いたくなったのですが、そうでもないか?私は中学生の頃から今の身長でした。体重はもちろんずっと軽く、二十代半ばでも55〜56キロぐらいだったと記憶しています。だから、長年「適正体重」をキープしていたわけではあります。

とにかく、太く重くなったことは、シャツの首の締め付け感やら、ズボンのお腹の締め付け感やらを引き起こし、あまり嬉しくない状態です。で、当然ダイエットを始めたわけです。

そのうちに「そうだ。体重を落とすだけではなくて、少しはアクティブにシェープアップしなくては」と、冬に買い込んでおいたダンベルのことを思い浮かべたのでした。「還暦はシェープアップして迎える」と決めていたのです、正月に。

それで、五月の終わりくらいから自宅でダンベルを使って身体を動かすことを始めました。一回目と二回目の間は一週間くらい空いてしまいました。なんせ、筋肉が悲鳴を四〜五日は上げてしまいましたので。お腹が痛くてまっすぐ立てない。(^-^;

それでも始めの二、三回を越えるとスムースに慣れることができ、回数も規則的になりましたし、内容もきちんとしたものになりつつあります。まだまだ軽い運動ですが。それでも、お腹のぽっこりなど、ずいぶん少なくなってきました。体重ももとに戻っています。




かつてのアイドル トミーハーンズ これでいて「筋トレは筋肉が硬くなるのでしない」とか


実は私は、新橋のサラリーマン時代から神学校時代の半ばまで、筋トレは好きで結構やっていたのです。バーベルやダンベル、ベンチも自宅に持っていましたし、30キロのサンドバックとそれを吊るす鉄製の枠もありました。

ボクシングの大ファンだったので、ランボーのような「マッチョ」ではなく、体重に即したボクサー型マッチョになりたかったのです。実際その頃は、人に見られても恥ずかしくはないボディだったと思います。誰も見てくませんでしたが...

アイスランドへ移ってからも、そこそこの筋トレは続けた時期があったのですが、引越しを手伝っていた時にギックリ腰をやってしまい、その後休みに入ったまま、途切れてしまいました。もう十八年くらい前です。

で、十八年ぶりに、筋トレらしきことを再開したわけですが、今度はトレーニングで腰を痛めたくはありません。そのためにはどういうことを知っておくべきか、とか考え始め、YouTubeとかを見始めたわけです。

驚いたのですが、筋トレとかストレッチとかに関する投稿動画って星の数ほどあるんですね。「二ヶ月でお腹をフラットにする」とか「体脂肪をごそっと燃やす運動」とか、本当かよ?的なキャッチも多々ありますが、それでもそれなりに面白い内容です。

さらに驚いたのは、人気のエクササイズ動画は、再生回数が半端じゃないことです。42万回とか、60万回とか。まあ、エクササイズの度に見るのでしょうから、一人の人が何度も再生する、ということもあるでしょうが。それにしても、それだけ需要があるんですね、世の中に。これは日本の動画ですよ。




この夏発見した新世界 実に様々な投稿がありますね


ボディビルダーの方たちが、定期的に動画の投稿をしているものもいくつもあります。プロの方、アマの方、両方あるようです。トレーニングそのものだけではなく、やり方や、注意点、食事、その他諸々のことに関する、視聴者からの質問に答える動画もあります。

実は見ていると結構面白いものもあり、すっかりはまってしまいました。ここのところ、夜のまったり時間は、好きだったNYPDものを離れて、これらの筋トレ関連の動画をいろいろと見て過ごしています。

こういう世界もあったのか〜。知らなかったなあ。何というか、そこにそういう「コミュニティ」があるということが面白いですね。きっとそういうのが、違う対象を巡って、これも星の数ほどあるものなのでしょう。中には感心できないものもありましょうが。

ところで、私は自宅でエクササイズをするのが好きで、ジムにはあまり通いたくありません。人目がどうしても気になってしまい、ハズカシ... それに周り中が筋肉モリモリだったら、劣等感を植え付けられてしまう気がして。

今、短期的に息子が同居しているのですが、息子はジムに行っています。「僕も初めはそう思ったけど、実際はお腹の突き出たおじさんやおばさんがいっぱいいるよ」とのこと。

なるほど。そういうことならジムに挑戦してみてもいいかも。実際に、自宅ではなかなかできないエクササイズも多くあります。ある程度の段階になったら、ジム通いは必要になるかもしれません。でも始めは誰かに案内してもらわないと。

運良く、ツテがないわけでもありません。かつて難民だった青年で、私の教会の祈りの会にいる男性がボディビルダーなのです。今はそのコーチになる勉強をしているとか言っていました。アイスランドの大会で二位かなんかになったこともあるようです。

以前にも「トシキ、トレーニングしたくありませんか?」とお伺いを立てられたことがあったのですが、その時は「ノー、サンキュー」いきなり40キロのバーベルを担がされそうな気がしたもので...

というわけで、普段不健康な生活を送っている私ですが、この夏は健康に過ごしています。七月は少し気を入れて筋トレに励みたいものです。十一月に還暦を迎えるのですが、その時「おじいちゃん」とか言われると癪ですからね。そういうのを封じ込めるためにも今、ガンバラないと。(*^^*)


藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com

Home Page: www.toma.is

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