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レイキャビク西街ひとり日誌 (Blog from Iceland)

北の小さな島国アイスランドはレイキャビクの西街からの、男独りブログです。

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2013-01-11 05:00:00 | 日記
デビッド・ボウイがカムバックと言うニュースを目にしました。六十六歳の自身の誕生日に新作を発表したとのこと。十年ぶり以上なんだそうです。

正直に言って、私はそんなに音楽界に強い方ではないし、取り立ててボウイ・ファンでもないんです。好きだったのはBlue Jeanくらいかなあ...もう二十年以上前のノエビア化粧品のCMで使われていました。そのCM、若い女性パイロットが出てくるのですが、この女性がきれいでかっこよくて...って、結局音楽じゃないのか!

ノエビア化粧品 

音楽の世界ではかなり歳が行っても頑張ってる人が結構いますね。矢沢のエイちゃんだってもう還暦越してるし、ストーンズのおじさんたちも。ブルース・スプリングスティーンも還暦組ですが、ハイドパークでのコンサートとか相変わらずスゴイです。

ボウイさんがどうしてカムバックを決意したのかは知りませんが、新曲の中のシングルリリースされる「Where are we now?」という曲の歌詞には何か暗示させるものがあります。「Walking the dead」と繰り返し出てくるんです。

"Where Are We Now?"

もしかしたらボウイさんのような一角をなした人でも、昨今はDeadと感じていたのかしら? (脱線ですがビデオクリップのボウイさん、なんか水谷豊さんに似ているような。へへ) )

六十六歳という年齢が何か意味深な感じがするんです。六十過ぎって、人によって生き方がとても違うような気がします。年金もらって引退生活に入る人もあれば、若い頃以上に仕事に邁進している人もあるようで。

どちらが良くてどちらが悪いと言う性格の問題ではないでしょう。ただそれでも、何かもっとしたいことがあるのに「歳だから」とめげてしまう人があったとしたら残念な気がします。

私はこの秋で五十五歳になります。アイスランドでは六十五歳で年金生活に入ることが出来ます。そうしたければ七十歳まで仕事を続けることもできます。ということは少なくともまだ十年ちょっとが残ってることになります(もちろん、これはそれまで事故にあったり大病をしたりしない、という希望的前提の下)。

そこでその残された十年をどうデザインしようかと考えることがよくあるのですが、知らず知らずのうちに冒険回避、仕事漬け回避の道を取ろうとしている自分に気づかされます。

もちろん歳相応ということを否定するつもりはありません。ただ、自分で本当にやりたいこと、あるいは自分の夢というものがあるとして、その対局にはそれなりの努力や思い切りが必ず必要になりますよね。そういう時に「歳だから」というだけで二の足を踏んでしまったら、それが「歳に負ける」ということなのではないか、と思ってしまうのです。

As long as there’s me
As long as there’s you...

いつくになったとしても、自分自身を置いていってしまうようなことはしたくないものです。できるかな...?
コメント
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