教えて!TOSHIさん:ブログ版

ライブハウス<T☆ROCKS>のオーナーTOSHIによる、音楽や音楽以外・・のお話!

ステージに上がるときの気持ち

2018-03-15 | 音楽的アドバイス

皆さんはステージに上がるときどんな気持ちで上がるだろうか?

まあ大体は緊張してるよね。

楽しみでワクワクしながら上がる人はなかなか少ないかも

知れないし、もしその感情だけだとしたら天才かあるいは

ちょっとアーティストには向いていない人かも知れない。

 

常に称賛されるような素晴らしいステージを出来る人は

そりゃステージが楽しみだろう。

(その人なりの苦労もあるだろうけども)

そうでない実力の持ち主でステージが楽しいってのは

少し考えた方がいい。

 

大体は緊張して怖いよね。

自分は自分がセンターの場合のステージは(その日の気分にも

よるけど)緊張や怖さなどのマイナス面が49%で”面白いものを

見せてやるぞ”ってプラス面のが51%・・・みたいな感じかなあ。

そりゃ、ある程度の自信があるからステージに上がるわけで、

自分の場合は、なんでもいいから”お客さんが楽しめること”が

確信できるようにならないとステージには上がりたくない。

いや、こんなこと書くとさぞかし素晴らしいステージなのかと

思うかもしれないけど(笑)そういう心構えってことですよ。

でも実際、NITE-RANGERや紅白などの企画ものでの自分の

パフォーマンスは技術云々はアレとして、少なくともお客さんが

退屈するようなものでは決してないと言える。

逆に自分がセンターでない場合、バックバンドの場合は、

もうセンターの人に任せるしかないのでこれはセンターの

人次第になるなあ。

自分がセンターの人をイマイチと思っていれば不安だし、

そうでなければ自信をもってステージに上がれる。

 

自分が一番怖いのはお客さんが”退屈”してしまうことなんだ。

イージーリスニングなどで”心地よくて眠くなった”などは別として、

退屈で早く終わってくれと思われるのが怖いね。

 

技術はやはり最低限は必要で、何の苦労もなくサラリと歌や

演奏、両方が出来るようにならないとステージに上がるのは

厳しいと思っている。

昨今、敷居が低くなっているのも確かだと思うけど。

 

発表会のような性質の場合は別として、所謂アーティストが

ステージでお客さんに向かって何かを提供すると言う形を

取る以上、その何かはステージでしっかり見せなくてはダメだと

思うし、それがあれば”自信”に繋がるのかなと思っている。

 

随分昔だけど、自分のバンドのドラマーが本番を待っているとき、

他のバンドのステージを観て「早く俺たちにやらせろよ、面白い

もん見せるから」って言ったことがあるんだけど、このように

思うのが本来のアーティストと言うものではないだろうか。

 


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