教えて!TOSHIさん:ブログ版

ライブハウス<T☆ROCKS>のオーナーTOSHIによる、音楽や音楽以外・・のお話!

T☆ROCKS:TOSHI

小田急相模原ライブハウス <T☆ROCKS>のオーナー「TOSHI」です。 音楽の話、音楽以外の話・・などなど色々!HPの 「教えて!TOSHIさん」も更新中! t-rocks@jcom.home.ne.jp

ホワイトアルバム

2013-02-26 | 日記

The BeatlesのThe Beatlesってアルバムがあるんだけど、ジャケットが真っ白で何も写ってなくて、その代わり

1枚1枚レコードジャケットには通し番号がついているの。ジョンが1番目を持ってて、ポールが何番目を所有してて・・・

とかあるみたい。真っ白なんで俗にホワイト学割・・・もといホワイトアルバムって呼ばれることが多い。

2枚組でね、レコーディング当時はメンバー間の仲がギクシャクしてて、一瞬リンゴが脱退した(苦笑

で、みんな困り果ててたんだけど、ジョンが手紙書いてね。「戻ってきて最高のドラムを叩け」ってメッセージ送ったら、

すぐ帰って来た。そのときリンゴは「だってジョンにそんなこと言われたら従うしかないじゃん」って言って帰ってきたらしい。

さすがジョンだよね。ポールだったらリンゴは逆にヘソ曲げて、なかなか帰ってこなかったかも・・・。

 

ところで、世界中で賛否両論だったこのアルバムなんだけど、結構好きな人って多いよね。これが一番好きって

人もいるくらい。2枚組なんでまさにゴッタ煮なんだけど、ジョンはジョンの曲、ポールはポールの・・・って感じで

バラバラ感は否めない。ま、それはしょうがないけどね。ただもうちょっと練ったら?って曲も多くて惜しい感じもする。

天下のビートルズに何言ってんだって話だけど(笑)。

で、よく言われるのが、1枚で出した方が良かったんじゃ・・・って話。もちろんもう何度もこのアルバムを頭から

聞いているんで、このノイズの後にこの曲が・・・とか、この叫び声の後にこのイントロが・・・とか、完全に流れが

あるんで、もちろんこれでいいんだけど、俺は個人的に昔から1枚でよくね?って思ってた。

天下のビートルズに・・・・(Part2)

 

そこで本当に勝手に個人的に1枚を想定して選んでみた。曲順は面倒なんで、2枚組のまま。

ビートルズ好きの方からは相当タブーの話なんで、本当に個人的に勝手にね、やってみただけですよ。

シャレで流してくださいね。なんであの曲を外すんだ!とかあると思うけど、個人的趣味だから。

1.Back in the U.S.S.R
2.Ob-La-Di,Ob-La-Da
3.While My Guitar Gently Weeps
4.Happiness is a Warm Gun
5.Marthe My Dear
6.Black Bird
7.I Will
8.Jullia
9.Bierthday
10.Mother Nature's Son
11.Everybody's Got Something to Hide Except Me and Monkey
12.Helter Skelter
13.Savoy Truffle
14.Revolution 1
15.Good Night

結局ね・・・・このアルバムのジョンの曲って俺的にはイマイチな曲が多いんだよな。

まあ、これでも1枚にしちゃ15曲と多いんだけどね。

 

ビートルズに興味のない方にはまったくわけわからんブログでしたね。失礼しました。


ROCKの定義?

2013-02-26 | 音楽的アドバイス

人からよく言われる言葉。「やっぱりROCKはこうじゃないとね~」「酒と女でしょ」「最近はつまらないバンドが多い、

永ちゃんは最高だ」「反逆精神がないとね~」「エアロスミスみたいですね」・・・・等々。

要約すると反社会的で自分の欲望のままに生きて、髪を伸ばして、大音量で気のおもむくまま楽器を

かき鳴らす・・・と(笑)。

ま、そうなんですけどね。ROCKの定義を60年代くらいから変わってない価値観でいまだに言ってる人が

非常に多い。でも多分、その定義で生きていくと今まで生きてこれてない・・・んじゃなかな。

あまりにROCKに忠実だとクスリなんかで20代でこの世にいないかも(苦笑

うまくROCKの魂と共存するのが結局、生き延びる秘訣じゃないかと。

別にROCKでなくてもいいんだけど、音楽活動をやると言うこと自体、いまだ社会と共存していくのがそんなに

楽ではない世界だと思うので、ここは少しの妥協と言うか、賢さも必要なんじゃないかと。

 

この前、若い子に言われたんですよ。「アンガスヤングはステージ上で気が狂っていませんか?」

本気で気が狂っていたらAC/CDは2年くらいで終わりじゃないかな。

計算しているに決まっているわけで、プロレスと同じように役者だから出来る芸当で、本気でリング上で

ケンカしたら怪我人、ヘタしたら死人が続出だ。

まあ、子供の頃は騙されて当然だけどね。俺、KISSのジーンシモンズが吐く血は本物の牛の血だと

思ってたし、RUNNAWAYSが互いの身体を蹴る写真があって、興奮して本気で蹴りを入れてるのかと

思ったもん(笑)。

エアロスミスにしろAC/DCにしろKISSにしろ、初期衝動だけでは何十年も続かない。

セックスピストルズしかり、クラッシュしかりだ。尾崎豊だってそうだよ。きっと純粋すぎる。

悪く言っているんじゃないよ。むしろ褒めているんだけど、芸能と言う世界で長く生きていくには計算も

とても大事なんじゃないかってこと。

でもね、それは絶対にお客さんに言ってはいけないし、悟られてもいけないんだ。

夢を売らなきゃね。ずっと騙しつづける。ずっと夢を見せ続ける。氷室京介はいつまでも氷室でしょ。

スティーブンタイラーもポールスタンレイもずっとスーパースターだ。いい歳してYeah!なんて正気の

沙汰とは思えん(笑)。素晴らし過ぎる!

最近、芸能人もすぐファンを裏切ると言うか、サクっとイメージが変わっちゃう人もいて、なんか覚悟や、

責任感がないんだろうなあって思うよ。

 

だから、前途した話に戻るけど、俺がそういうROCK大好き人間、バンド人間、ROCK人間に見られてるなら、

別に必死でそうじゃないですよっなんて力説しない。そう思われてナンボの商売しているわけだし(笑)。

でもみんな判で押したように同じようなことを言うんだなあとは思うけど。

夢を見ているんだなあとは思うけど、それは壊さないようにしたい。ここでバラしちゃったけど(笑)。

でも俺、一応、イメージ保ってるでしょ?(笑)。

 

でも繰り返しになるけど、音楽を真剣にやるには、なかなか難しい世の中かも知れない。

でも絶対にあきらめないで欲しんだよね。たいして興味がなくなったら別にいいんだけど、バンドをやりたい、とか、

オリジナルの曲を聞かせたいとか、こういう自分になりたいって思ったら、どんどんイメージして、自分なりに

研究して努力して、夢を少しずつ叶えていけばいいんじゃないかな。

 

俺は、今はT☆ROCKSの仕事、いわば裏方をしているからたまにしかステージに立たないけど、

根底にあるのは、子供の頃にTVで観た、西城秀樹、フィンガー5、KISS、ポールマッカートニー、スージークアトロ・・・

などに憧れて、観ている人を楽しませて、びっくりさせて、うっとりさせて、喜ばせて、一時でも幸せにさせて、

夢を見させて・・・ってずっと思ってバンドをやってた。そのためには家でこっそり練習して、研究して、衣装も考えて、

スタジオで毎週練習して・・・って思ってやってきた。

自分のためでもあるけど、それより観てくれる人のためと言うか、でも結局自分の満足なのかも知れないけど。

だから、なんというか、例えばステージ上で気が乗らないからって言って演奏しないとか、そういう姿勢は

俺の中にはない。でもそれがROCKだって言う人が多いのも事実。嘘をつかない自分に正直なのがROCKだと。

 

みんな考え方が違って当たり前なんで、それぞれのポリシーで音楽活動を続ければいいと思うよ。

考えなくてはいけないのは時間とお金をかけて観に来てくれる人がいるのを忘れてはいけないってことだね。

そして、これを表現したい、譲れないって部分は妥協する必要はないので、自分のやり方でやればいいんだ。