続「とのむら通信」ブログ版

前島本町議会議員・外村敏一(平成29年4月29日付けで引退)
日々の思いや議会傍聴の感想など引き続きお伝えします。

末期症状を思わせる数々、安倍政権終わりの始まりか?

2017年02月17日 | 嘆かわしい現実


国会での衆議院予算員会がTV中継され、頼りない答弁しか出来ない大臣の醜態が国民の前に晒されている。
ここのところ野党から連日のように追及されている諸問題はあまりにも酷いものであり、TVの前の国民が
納得するまで予算の審議は終わりにするわけにはいかない。主な問題だけを以下に列挙してもこれだけある。

1.文科省による組織ぐるみの天下り斡旋事件。これは国家公務員法に反する行為であり、それをトップである
  文科次官もが承知の上で省を挙げての犯罪であるから文科大臣は即刻辞任。徹底した事件の全貌解明とそれ
  相当の処罰が不可欠である。当然その見返りを期待して天下りを受けた就職先である早稲田、慶応などの
  大学にも厳しいペナルティ(補助金のカットなど)が課されるべきである。徹底した調査は検察に任せるべき。

2.自衛隊の南スーダンでのPKO活動に関する日報の隠ぺいの実態や稲田防衛大臣の理解出来ない苦しい答弁。
  自衛隊員が毎日危険な地域で身を挺して活動(駆けつけ警護など)している最中のその生々しい現状報告を
  防衛大臣が自分や政府に都合の良い解釈(実際には現場で戦闘行為に遭遇しているにも拘わらずそれは衝突
  であって戦闘ではないと)をして事実を隠ぺいしようとする態度や国会の場での答弁は許せない。
  稲田大臣の答弁では「戦闘という言葉は国と国との争いの時にしか使わない。それは憲法に抵触しない様に
  する為であり、国会ではそういう答弁するのが正解だ」みたいな理屈をこねて周囲を唖然とさせていた。
  仮に国と国との戦闘でなくても現実に弾が飛び交う現地で自衛隊員がそういう事態に直面しているのならこんな
  言葉の遊びをしかも全国民が視ている国会でしている場合ではないではないか。自衛隊員の命をどう思っているのか。
  こんな話を自衛隊員の親や家族が聞いたらどんなに嘆き、落胆、憤慨することでしょう。もうこの時点で大臣失格。
  
3.共謀罪に関する質疑での金田法相の答弁や対応ぶりは見ていて情けないし、哀れでもある。即刻首のすげ替えをして
  あげるのが良い。殆どの答弁に後ろから事務方が助言している。本人は本当にこの法案の中身が解っているのか。

4.豊中市の国有地を破格の低額で学校法人「森友学園」に払下げされていた問題。これこそ大きなスキャンダルである。
  この話は日に日に大きく取り上げられ、何とこの学園の名誉校長にあの安倍総理夫人である安倍昭恵氏が就任していた
  事実も判明。学園のホームページにも昭恵夫人の顔写真が載っている。
  今日の国会でもこの話題が取り上げられ、安倍総理は「一切関与していない」と強弁されていたが、事実はどうであれ
  我々国民はどう思うかに思いを馳せて戴きたい。何も関係ないと思えと言う方がおかしい。ならば関与なしを証明する
  義務があるのではないか。
  実勢価格で9億円相当もする土地が90%オフの超安値で売られていたという。しかも本来なら情報開示されるべき売却
  価格は公表されていなかった。豊中市議や市民オンブズからの要求によってようやく公開されたという因縁付きの物件。
  何れにしてもこの問題はどういう取引の経緯があったのか、不動産鑑定評価の公表など徹底した事実解明が無ければ誰も
  納得しない。国有地という我々国民の財産なのだから透明性確保が最優先である。
  安倍総理には関与していないと仰るのなら尚のこと、率先責任を持って実態解明の先頭に立っていただきたい。

 しかしまあこれだけ各省庁に関係する沢山のゆゆしき事態を招いている以上信を問うべき時期に来ているのかなと思ってしまう。
 長期政権にありがちな緩みと腐敗の表れである。野党の皆さんには徹底追及をお願いしたい。



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