続「とのむら通信」ブログ版

前島本町議会議員・外村敏一(平成29年4月29日付けで引退)
日々の思いや議会傍聴の感想など引き続きお伝えします。

またまた現職大臣の「政治とカネ」スキャンダル

2015年02月17日 | 日々の思い

   木曽三川公園からの春の便り(友人提供)

現職の西川農相自身が代表を務める政党支部が政治資金規正法に違反していると思われる献金を受けていたという
問題が各紙で報じられ、会見で苦しい釈明をしている。本人は「違法性はないが職責に鑑みて返金した」と言って
いるらしい。又自身が属する自民党の菅官房長官に対しては「農相としていささかも疑念を持たれることがないように
するために返金した」と報告したことも本日の日経夕刊記事に載っていた。
しかしこの一連の弁明やら報告は実におかしい。第一違法性がないと言い張るのなら何故返金するのか。堂々と自らの
正当性を主張して返す必要などない筈ではないか。そして「いささかも疑念を持たれることが無いようにするために返金
した」という説明も全く合理的説得力を欠いている。そもそも疑念を持たれるような団体から献金を受けていたという事実
が発覚したから問題になっているのであって、返したら国民や有権者の疑念が払拭されるとでも思っているのでしょうか。
こんなレベルの言い訳や弁明しか出来ない人物が大臣を名乗っていることが嘆かわしい。本当に情けない話である。
しかもこの問題に対して安倍総理も参院本会議で「問題ない」と明言したそうだからあきれるばかりである。これも圧勝した
自民党の奢り体質の表れではないでしょうか。徹底的に追及して政治責任(辞職)を果たさせるべきである。
それにしても今時このような「ふてぶてしい」政治家も未だ居るものですね。潔く自身の不明を詫びるのが社会人としての
最低限のモラルというもの。お粗末極まりない。

又同じく本日の夕刊には昨年8億円の借入問題で世間を騒がせた渡辺喜美氏を東京地検が不起訴処分にしたことを不服として
市民オンブズが検察審査会に審査申し立て書を送ったとの記事も出ていた。多くの人が不起訴処分にしたことが信じられない
思いであろう。これでは政治資金規正法自体が本当の意味で全く骨抜きにされていることを検察自身が認めたことになる。
8億円という巨額のカネがこんなにも軽く扱われるのが国会議員の世界なら我々国民は政党助成金など1円も払いたくない。
不起訴の理由は「違法と言える証拠がない」とのことだが国民感情からしても徹底して追及して頂きたい。

それにもう一人、もうすっかり忘れかけていた国会議員がいた。小渕優子議員は説明責任を全く果たさないまま先の選挙に出て
当然のように当選したが、未だに説明すらしていない。一体どういう積りなのでしょう。こんな政治家が堂々と議員バッジを付
けていること自体許せない。信頼を失ったままの人が毎日どんな仕事を国民のためにしてくれているのかと考えるだけむなしい。
一刻も早く説明責任を果たし、自らの潔白をも証明してから活動して貰いたい。説明できないのなら早く議員辞職すべきである。
そもそも先の選挙に立候補したこと自体国民や有権者を舐めている。それにしても誰も追及しないのが異常な状況でもある。

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