「ワールド イズ ノット イナフ」 ！！

「ワールド　イズ　ノット　イナフ」は　００７シリーズの第１９作目だ。


一度、見た記憶があったが、また見たくなったので、借りていた。

実は、これで、アクションシーンのカット割りの研究をしている。


映画のカット割りと、漫画のコマ割りは、同じなんじゃないのか？

・・などと、今さらながら思い直して、この作品をスロー再生などで見ているのだった（笑）。



気にいったのは、モータボートでの追撃シーン。

これは、映画の主題歌が流れる前のつかみの部分だが、

そのモーターボートのアクションシーンだけで、１６０カット近くもあった（だいたいね）。


これを漫画にすると、わりと小さ目のコマを多用しても、２２～３ページになってしまう。

実際、ネームにしてラフで描いてみると、それくらいになった・・。



スピード感を強調したり、緊迫感を煽（あお）りたいところでは、

短いシーンで、映像がめまぐるしく切り替わり、カットバックも使われていた。


なるほど！こういう感じで映像が構成してあるのか！と思ったりしたが、

カメラワークは、本当に、いろいろなアングルで撮影し、観客が飽きないように構築してある。


特に、この追撃シーンで面白いのは、どんなにピンチになっても、

ボンドは、ネクタイが曲れば直すし、髪が乱れたらしっかり整えて、どこまでも紳士的でスタイリッシュなことだ。

死に物狂いの命がけで追撃してはずなのに、この余裕が、いかにも００７らしい（笑）。



そういうわけで、イントロのシーンが、クライマックスシーンに匹敵するほどに、見ごたえがある。

００７シリーズは、アクションが売りの１つなだけに、その見せ方としては本当に一級品だ。




ちなみに、昔からある、この００７シリーズの中では、

「ロシアより愛をこめて」が、最高傑作かもしれない・・などと勝手に思っている。

「空飛ぶ幽霊船」！！

「空飛ぶ幽霊船」は、東映が劇場用長編アニメとして、１９６９年に上映した作品だ。

（・・・日曜の東映アニメ祭り熱が、まだ続いてます。）



小学生の頃に、この作品を観た俺は、本当に虜（とりこ）にされてしまったと言っていい。

世の中に、こんなに楽しい映画があるのか！！と感動に胸躍らせたのだった。


不気味なイントロ・・謎の幽霊船・・巨大ロボット・・海底の敵秘密基地。

いたるところに見所があるが、子供心に一番、心震えたのは、

幽霊船が海中から姿を現し、巨大ロボット・ゴーレムと戦うシーンだった。


海上に現れた幽霊船は、ゴーレムのミサイル攻撃を受けるが、

バリアーによって防御されて、空中で爆破（当たんないんだぜ！！）！！

ミサイルは、一発も船に届かない！！

すると、空に浮き上がった（飛ぶんだぜ！！）幽霊船から怒涛のミサイルが飛ぶ！！

ミサイルは、ゴーレムに命中し、とどめにレーザーのような武器で撃墜！！墜落していくゴーレム！！


おいおい、幽霊船は、最新鋭の戦闘艦だったのか～～！！すげ～～！！って感じだった（笑）。



この作品のラストシーンも大好きだった。

少年隼人が、ヨットに乗って、はるかな青い海に出航していくシーン。

あの紺碧の空に広がる海の爽快感は、未だに、俺の心をときめかせてくれる。


「空飛ぶ幽霊船」は、俺にとってのＳＦロマンの原点だ。

ＴＶアニメで言えば、「海のトリトン」になるのだが・・。

どちらにしても、この２作品は、海洋ロマンと言っていいだろう。

今もなお、心から愛して止まない宝物のような作品だ。

「わんぱく王子の大蛇退治」！！

日曜の夜は、「アニメ祭り」と称して、３本のアニメを鑑賞した。

全部で、劇場用５本（うち東映動画４本）レンタルしてきたが、見たい順から見る。


今や長編アニメと言えばジブリだが、その原点は、東映動画だ。

実は、日本ではじめて劇場版アニメを作ったのもここだ。




その第1作目は「白蛇伝（はくじゃでん）」！。

今や伝説ともなった記念碑的な作品（昭和３３年作）・・を、初めて見た。


このアニメは、声優が、森繁久弥と宮城まり子さんのたった２人だけ・・。

なにしろ、日本で初めての長編アニメ作品なので、いろいろ試験的なところもあったろうが、

それにしては、よく頑張って作ったな～と思う。心から拍手を贈りたい。




さて、今夜、一番感動したのは、「わんぱく王子の大蛇（オロチ）退治」！！（写真）。

大学の頃、神戸大学で上映されたのを、（遅れて行ったため）１０数分だけ見た記憶があるが、

今夜、この年になって腰を据えて観て、その格調の高さと美しさに、俺は何度も何度も涙した。

なんていう素晴らしいアニメなんだろうか！！！感動ひとしおだ！！


題材を古事記に得て、東映が力を結集して作ったとしか言いようのない傑作だ。

なにしろ、昭和３８年制作なので、絵柄などの古さは否めないが、

それでも、大蛇との対決シーン、スピード感溢れる出来栄えと言ったら、まさに迫真！だ。


それに、このアニメには、心がある。上手く言えないが、心があるのだ。

どうにもこうにもいいものを作るんだという、アニメーターの愛情と情熱が溢れてる！！

その映像世界の美しさに感涙すること数回、八岐大蛇との戦いでは血湧き肉踊った！！



他に、東映動画の古典的傑作を上げれば、「太陽の王子　ホルスの大冒険」があるが、

それと比べても、「わんぱく王子の大蛇退治」は、金字塔の１つにあげたい。




今夜、最後に観たのは「安寿と厨子王丸」。

これは、東映動画１０周年を記念して作られた、優美で悲哀に満ちた絵巻物的作品。

これはこれで、古典的な題材を、子供にも受けるように、じっくり描きこんでいた。



以上、今夜は、「アニメ祭り」をたっぷり楽しんだ。

今も、長編アニメを制作し続ける偉大なる東映に拍手！！！

町田に出る。

めずらしく、少し酒がはいってるので、乱れたところがあったらＳＯＲＲＹ（すんまへん）。


今日は、本を買いに、登戸から町田へ・・。

いろいろ買った帰り、かねてから気になっていた町田の回転寿司屋に寄ってみた。


そこは、えらく店構えが豪華で高級感があり、いかにも値段が高そうだったし、

内装もかなり金をかけていて、思わず「ほほう」と思うような造りである。



さて、「ほんじゃあ・・・」と、献立（値段）表を見て、「おんやあ～？」と思ったのは、

値段が高い割りに、見た感じのネタが、たいしたことなんじゃないか？と、いうことだった。


１皿２１０円のビントロを食べてみると、全然たいしたことない。

そこらへんの店で、１２０円くらいで回っているのと何も変わらない。

普通のネタで・・特に美味しくもないのだった・・・。むむう・・？？


もしかして、店構えも内装もいいが、肝心の寿司は、並なんじゃないのか？？

そういう疑問の波が、どんぶらこっこと押し寄せてきたのだったが・・・。



２皿、３皿と食べていくと、俺の疑問は、確信！に変わった。

やはり・・・！！店構えや内装だけで、寿司のほうは、全然ダメだ！！

大通りに面しているし、客はたくさん入ってくるけど、寿司はてんで並だ！！

４皿目を食べて、すでに千円近い値段になったが、まったくダメダメだあ～～！！



俺は、思った・・・・


だまされている！！！



やがて、俺は、そんな店が情けなくなって、首をななめに振り・・・そして席を立った。

回転寿司にはいって、４皿しか食べずに出たのは、そこが初めてだ。


代金を払って、ほぼ満席の店内を振り返り、

平然と食べているお客さんたちを見て、俺は、心の中でつぶやいた。



だまされている・・！！！


・・・そういう事があったんですよ。はい。




ちなみに、登戸ではお祭りをやっていて、歩行者天国になっていました。

面白い芸をやる道化師や生演奏があって、行きと帰りに見れました。

お祭りはいいもんだ。特に、浴衣姿の子供が無邪気にはしゃいでたりする笑顔がいい。

もちろん、浴衣姿のキレイなお姉さんもいい。＾＾


日本の夏の風物詩に、お祭りの賑わいは欠かせません。夏は近い・・！！

動けなくなったカラス。

４４Ｐのネームを、一気に上げた。

我ながら、すごいコンセントレーションだった。


まる１日半、起きていたのかな・・。

いい感じだったので、そのテンションのまま突っ走った。




昨日は、散歩の途中で、草の茂みに黒くて動かない生き物を見つけた。

「んんっ・・・！？？」と近づいて行くと、それは、一匹のカラスだった！


理由はわからないが、飛べなくなって、草間にかくれるように、へたりこんでいるのだった。

寄っていくと、バタッ・・バタッ・・という感じで逃げようとしているが、

どうやら、体が、相当弱っているらしく、もはや、身動きができないらしかった・・。



「うう～～ん」と思って、俺は、散歩を中止し、アパートまで引き返して、

自転車に乗り、近所のコンビニで、パンとソーセージを買いつけ、

また、同じ場所に戻ってきて、カラスを探し・・それらをちぎっては投げ与えた。


弱ってほとんど動けないカラスは、はじめは目をパチクリしていたが、

パンなどを一個づつ、黒く大きなくちばしにくわえては、飲み込み始めたのだった・・・。



でも、どうだろう・・あれは、そう長くはないだろう。

飛べなくなった野性の鳥に、生きる術は残されてはいない。


だから、「せめて、往生する前に、なにか上手いものでも食うがいい」そう思って餌をあげたのだった。

さてさて、カラス・・今朝はどうしているか・・。

もういなくなっているかな・・。


この前、助けた亀は、多摩川の中洲で、時折、元気に甲羅干しをしているのを見かけるが、

まったく多摩川というところは、自然界の姿を、なにかしら見せてくれる。



ネームは出来たが、おかげで、体がバテた。胃が弱っているようだ。

今夜は、ソーメンにした。

しょうがをつゆに入れたソーメンは、サッパリしてめちゃんこ上手かった。


土曜と日曜は、完全自由のお休みにする予定（とてもうれしい！！）。

ラッキーなことに、日曜まで、ＴＵＴＡＹＡが半額だ。映画でも見よう。