![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/5f/ac694ab304ce6ad3212072216de53b2a.jpg)
ドラゴンズの優勝は、もう決まったも同然だから、ひとまず置いといて・・(笑)。
昨日、本を買ってきた。新刊だ。
登戸にある、大きな本屋さんには、売れ筋の本が、入り口正面にずらりと並んでいて、
俺は、そこに寄ると、必ず、何冊か手にとり、パラパラ~と読んでみる。
今、世の中で売れている、人気のある本を、それなりにチェックをしておくわけだが、
立ち読みするだけで、買うということはまずない。
ところが、昨日は、読み出したら「面白くて」つい買ってしまった本があった。
それが、北芝健の「警察裏物語」だ。
この作者は、早稲田大卒の、元警視庁刑事で、この世の裏の裏まで見てきた人物。
空手も5段・・漫画原作(まるごし刑事)もしているという相当な変り種だ。
この本は、そんな刑事時代の裏話を集めたもので、とにかく面白く、異色で、
「まさか、警官がそんな・・・!!」と思うようなエピソードがたくさん載っている。
俺は、警官は、大嫌いだが、まさか、こんな本を買ってしまうとは思わなかった。
一時期、ヤクザの世界に興味をもって、その手の本を数冊読んでみたことがあったが、
この作者の描く世界には、ちょっと及ばない。
他にも、北芝氏は、何冊か出しているらしいので、それも読んでみたが・・
正義感を持ったこの人物は、けっこう「悪たれ」であり、深い闇の世界に、思う存分踏み込んで描いている。
しかも、これは、虚構ではない。すべて実際にあった出来事だというから恐れ入る。
読み物だから、いくぶん脚色もあるのかもしれないが、そら恐ろしい世界だ。
天使か、悪魔か、人間か・・?と問われれば、北芝氏の本は、
常軌を逸している裏の闇世界だけに、悪魔的な傾向の「魔力」をもっている。
こういう本を読めるのは、今の俺に精神的体力があるからだろう。
もともと癒し系だと自覚しているので、この手のものはきつくて、めったに読まないのだが、
たまには、こういう世界に触れるのもいいだろう・・。
自分の世界だけに、安住していては、見識が狭くなるし、ヘタをすれば世間知らずにもなってしまう。
自分の住む世界とはかけ離れた世界だが、面白いと感じるなら、もっと読んでみたいと思う。
社会は何層も実は重なってるんでしょうね。
小さな善人は、大きな悪に負けてしまう場合がある。
まさに、大山倍達じゃないですけど「力なき正義は無能なり」ですね。
知識は力でもありますから、裏を知っておくだけでもいいと思います。