疾風の如く!

美人画と弓道に生きる日々。

天使か、悪魔か、人間か・・!?

2006年10月10日 | Weblog


ドラゴンズの優勝は、もう決まったも同然だから、ひとまず置いといて・・(笑)。


昨日、本を買ってきた。新刊だ。

登戸にある、大きな本屋さんには、売れ筋の本が、入り口正面にずらりと並んでいて、

俺は、そこに寄ると、必ず、何冊か手にとり、パラパラ~と読んでみる。


今、世の中で売れている、人気のある本を、それなりにチェックをしておくわけだが、

立ち読みするだけで、買うということはまずない。


ところが、昨日は、読み出したら「面白くて」つい買ってしまった本があった。

それが、北芝健の「警察裏物語」だ。


この作者は、早稲田大卒の、元警視庁刑事で、この世の裏の裏まで見てきた人物。

空手も5段・・漫画原作(まるごし刑事)もしているという相当な変り種だ。

この本は、そんな刑事時代の裏話を集めたもので、とにかく面白く、異色で、

「まさか、警官がそんな・・・!!」と思うようなエピソードがたくさん載っている。



俺は、警官は、大嫌いだが、まさか、こんな本を買ってしまうとは思わなかった。

一時期、ヤクザの世界に興味をもって、その手の本を数冊読んでみたことがあったが、

この作者の描く世界には、ちょっと及ばない。


他にも、北芝氏は、何冊か出しているらしいので、それも読んでみたが・・

正義感を持ったこの人物は、けっこう「悪たれ」であり、深い闇の世界に、思う存分踏み込んで描いている。

しかも、これは、虚構ではない。すべて実際にあった出来事だというから恐れ入る。

読み物だから、いくぶん脚色もあるのかもしれないが、そら恐ろしい世界だ。



天使か、悪魔か、人間か・・?と問われれば、北芝氏の本は、

常軌を逸している裏の闇世界だけに、悪魔的な傾向の「魔力」をもっている。


こういう本を読めるのは、今の俺に精神的体力があるからだろう。

もともと癒し系だと自覚しているので、この手のものはきつくて、めったに読まないのだが、

たまには、こういう世界に触れるのもいいだろう・・。


自分の世界だけに、安住していては、見識が狭くなるし、ヘタをすれば世間知らずにもなってしまう。

自分の住む世界とはかけ離れた世界だが、面白いと感じるなら、もっと読んでみたいと思う。



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2 コメント

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Unknown (牛込)
2006-10-10 16:41:29
裏や闇の世界もどこかにあると思ってた方が、ちょっと用心深くなってイイかも知れませんな、、。

社会は何層も実は重なってるんでしょうね。
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ええ。 (トリトン)
2006-10-11 01:32:11
小さな善人ではつまらないという気もします。



小さな善人は、大きな悪に負けてしまう場合がある。

まさに、大山倍達じゃないですけど「力なき正義は無能なり」ですね。



知識は力でもありますから、裏を知っておくだけでもいいと思います。









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