疾風の如く!

美人画と弓道に生きる日々。

新弓「小倉紫峯」を慣らす。

2016年11月13日 | Weblog
宮崎で買ってきた「小倉紫峯」を、今日、道場に持って行った。

そして、「慣らし」を開始。


慣らしとは、200射ほどかけて、徐々に引き分けを大きくしていく作業だ。

今日は、初日なので、まずは大三を過ぎたあたりから20射。

あと180射ほどしたら、フルに引き絞って放つ。

こういう手順を踏まずに、いきなり的前で引く人もいるが、それは新弓には手荒いと思います。





最初の予定では、国の伝統工芸士である他の3人の弓師さんの弓や工場も見て回る予定だったけど、

「小倉紫峯」は、都城に買いに行く当日には、買いの第一候補となっていた。


うちの父の猪狩り仲間で、Kさんという方がいて、

そのKさんが所有する山に、ある弓師さんが竹を取りに来るという話を聞いた。

うちから、数キロしか離れていない山に、いったいどこの弓師が・・!?

「それ誰?」と父に聞くと、「おお、聞いておく」ということになった。



すると、KさんからFAXが送られてきて、そこには、小倉紫峯さんの名刺があった!!

Kさんの山に来るのは、あの弓師小倉紫峯さんと知って仰天する。

「これは、縁があるなあ~~」と思ったので、一点買いとなったのでした。

買いに行く当日、そのKさんから「よろしく」と小倉紫峯さんに電話が入っていたそうだ。






写真、向かって右が、三代目小倉紫峯さんです。




手に取って、ちょっと肩入れしてます・・お腹が出てるな~~(笑)



実は、小倉紫峯は、今使ってる「四宝竹・吟翠」の前に使っていた弓であり、

弦音が非常に良く、また使いやすかったので、未知の弓ではない。

今回は、特にカーボンの入ってない純粋な竹弓を買い求めた。

強度は落ちるかもしれないが、そのほうが、弦音が自然で美しいと思うのでした。



まあ、これから慣らして、冬が来るまでには、しっかり引き込めるようにしておこうと思う。







コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「モンキーバナナ」届く。 | トップ | 香味徳の牛骨ラーメン! »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お久しぶりです!! (Rabe)
2016-11-14 11:18:57
お久しぶりです!!

夏までにノートがクラッシュしてから、復帰に時間がかかりました。
新しいPCを旧PCで使っていたSNS等に再接続し、ようやく動き出しています。

前のPCは完全にデータが飛んでいるので、なかなか大変でした(苦笑)。



新弓と聞いて、正直、あれっ!?…っと思いました。

以前、新しい弓を買って、それに慣れていく過程を拝見した記憶があったからです。
日記を拝読いたしましたが、今回は、純粋な竹製の和弓を手にされたんですね。

槻弓、真弓、梓弓…とは聞きますが、実際には、竹がベースになるのですね。



トリトン氏のペースには敵うべくもありませんが、自分も、mixiにて、ちょこちょこと記事を書いていこうかと考えてます☆
返信する
Rabe様 (トリトン)
2016-11-14 16:27:58
お久ぶりです。お元気ですか?
MIXIは、最近では、流して見るだけが多くなりました・・。

さて、数年前に弓を買ったときは、ネットでした。
それは、吟翠といいまして、とても高価な弓です。

今回の小倉紫峯は、そこまでの値段ではありませんが、気に入っています。
それに、2度目なので、まあ、なんとなく感じがわかりますし相性も良いと思います。

弓にうるさい人は、4張以上使い分けていたりします。
つまり、夏用と冬用で、メインとスペアです。まことに贅沢な話ですが・・(笑)

僕は、2張を使い分けていくつもりです。

弓は、本気でやるとなると、お金が相当かかりますので、
庶民には、本当に「経済的な負担」が大きいです。諭吉が雪の結晶ように消えていきます。

まあ、その分、これまで通りコツコツ頑張ります!!

返信する

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事