宮沢賢治の作品に「春と修羅」というのがございますが、
この絵とは、まったく関係がありません。
絵のタイトルを考えている時に、こういうタイトルにたどり着きました。
静かに美しい舞を踊る舞妓さん・・確かに美しいのですが、
実は、彼女の内面には、激しい葛藤が揺れ動いています。
それは、憎悪に近いものかもしれませんし、怒りかもしれません。
その感情は、身近な人間、自分と関わる人間にしか向けられないものであります。
赤の他人には、関係の薄い人間には決して生まれない激しい感情です。
身近な人間だからこそ、複雑な想いが交錯するものです。
今、彼女は、美しい舞を見せながらも、舞を見る人に修羅のような思いが浮かび揺れています。
タイトルの、「花」というのは舞の外面の美しさ、
そして、「修羅」というのは内面に秘められた見せてはならぬ怖ろしい想いなのであります。
この絵の表情では、実は、そこまでは描ききれておりませんが・・・
今夜の馴染みのお客さんとの間に、なにやらあったのかも・・・と作者は察します(笑)
昨日は、アクセス数1126PVでした。ありがとうございます
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