疾風の如く!

美人画と弓道に生きる日々。

鉛筆画「月下の楊貴妃~華清宮にて」

2019年03月21日 | Weblog





華清宮とは、玄宗皇帝と楊貴妃が過ごした温泉地にある宮殿のことです。

彼らは、秋から冬が終わるまでは、華清宮で豪奢に暮らしておりました。


当然、多くの従者たちも付いていくわけで、街は大変賑わったようです。

それにしても、寒い時期に一大温泉地で贅沢三昧の暮らしとは、夢のようですね(笑)

この絵は、そんな夜深けに、一人秋風に涼む楊貴妃であります。

最高の権力、極上の贅沢、温泉三昧・・もうなにも言う事はありません。



さて、楊貴妃が皇帝の寵愛を独占する前は、

後宮三千人の美女の中から、今宵の夜伽を選ぶのに、

宮女たちの頭に花を飾らせ、そこに蝶を放ち、

花に止まった美女を選んでいた事もあったようです。


ですが、楊貴妃が現れてからは、それもなくなりました。

そういうわけで、この楊貴妃の冠は、蝶と花であしらってあります。



昨日は、アクセス数1422PVでした。ありがとうございます






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習作 その2

2019年03月21日 | Weblog




この絵も、森本純画伯の習作です。

「束の間」というタイトルが付いています。

その背景に「晩夏の月」のバックをもってきました。



描いてみると判りますが、驚くほど繊細かつ優美な作品です。

シンプルな構図、無駄を一切省いた構成。

その中に、これ以上ないほどの感受性の深さ繊細さが生きています。

日本画における美人画の王道を行く最高峰の方かもしれません。


うーん、言葉ではとても伝えられません。

結局、この先生の作品の前では、「ため息」になります(笑)





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