疾風の如く!

美人画と弓道に生きる日々。

「いつ死んでもいいくらいに・・」

2015年03月12日 | Weblog

道場には、いろんな方がやってこられるが、

その中に、Hさんという方がいる。


まだ、弓を始めてそう日が経っていないHさんは、

「もういつ死んでもいいくらいかな」と笑って言われた。




もうお孫さんがいる「年齢」だからそう言われたのではない。

仕事もしっかり働いて定年になって、子供も大きくなり、

その後、自由に好きなだけ楽しい遊び事もやってきたから、

「もう、いつ死んでもいいくらいかな、ははは」ということらしい(笑)



聞けば、旅行にしても、世界中の行きたい国をあちこち旅して、

国内でも、スキーに温泉にと、充分楽しんできたのだそうだ。

よく働きよく遊んで、人生を悔いなく満喫してきた人の言葉である。

さらに、今は、座禅や弓道をやってみたいと、朝晩に励んでおられるのだ。




それで俺はこう言った「僕は、まだ死んでも死にきれないですヨ~」(笑)

確かに、好きなことに打ち込んできたから、その意味では悔いはない。


でも、そのために、俗世間の楽しみはほとんどすべて捨ててきたようなところがある。

また、志を抱いてはいても、何も成し遂げてもいない。

悲しいかな、世の中のなんにも役に立ってもいない気がするのである・・。




今の自分には、弓道と美人画という、2つの打ち込める道があるわけだが、

まあ、血液型がB型なので、何かに打ち込んだら他の事がどうでもよくなる性分だから、

世間一般の遊び事などには、あまり励まずに昇天しまいそうな気がする・・・あーあ(笑)

どっちかというと、修行僧みたいな生き方しか出来ない人間なのかな~~。




昨日は、稽古の帰りに、そういう話になって、

まったく、人それぞれに人生があって、おもしろいものだな~と思った。









コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする