ささやかながら、ガーデニングを始めた。
さてさて、なにを育てようかと考えたが、
身近な観葉植物の中では、とりあえず一番好きな花にした。
それはポピー。
風にヒラヒラと揺れる、あのあでやかな花びらが、俺は好きだ。
なんと言うのだろう、燦燦と照る陽光を感じさせてくれる花。
きっと、花びらが薄いからだろう。
陽射しが強いと、光が透き通って、花びらの色がまぶしく美しく映えるのだ。
実は、ポピーは、俺の故郷、南国宮崎で、何度も目にして焼きついてる。
まだ幼なかったころ、夏に、海に出かけた折、沿道にたくさん咲いていて、
陽射しと風に揺れる花びらが、非常にあでやかで美しかったことを憶えている・・。
走る車の窓から眺めながら母に聞いたら、「ポピー」だと言っていた。
ケシ科の花だが、ポピーは、ただただ可愛くて愛らしい花である。
またの名を、虞美人草とも言う。
買ってきた時には、本当に砂粒のような種で、
「こんなんで芽が出るのかな?」と思っていたら、わずか数日で、上の写真のようになった。
今の季節は、陽射しも良く、育つのが非常に早いらしい。
これから、どんな感じで花を咲かせてくれるか楽しみにしている。