疾風の如く!

美人画と弓道に生きる日々。

引退試合~「必殺仕事人」になる。

2006年03月27日 | Weblog
昨日は、大平くんとリンチェイ(東條)2人の引退試合だった。

相手チームは、剛球會(ごうきゅうかい)、礼儀正しくて実力もある、いいチームだった。

試合は、初回の表裏両チームともに、2アウト満塁となって、ここが分かれ目だった。
そのチャンスにタイムリーを打って4点をもぎ取った相手チームに流れがいった。
対し、こちらは、その満塁のチャンスに三振して無得点・・

俺は、投手リレーの4番手(抑え)で行くことが、あらかじめ決まっていたので、
前半は、打者として頑張るつもりだったが、結果は3打数1四球2三振・・。

どうも、相手投手がサイドスロー気味で、バットの上を球が通過していたように思う。
ホップする球なのだろうか・・。最後まで対応できなかった。


ゲームは6回裏、2-8とリードされて、
3番手に投げた臼井くんが、1アウト1、3塁と苦しくなって、俺の出番が回ってきた。

今季は、ランナーがいなくてもセットから投げるピッチング。
だが、ストレートがはいらない。
緊張しているのか、腕が振れていないらしい・・くそ!
ここでブザマな思いをするのは嫌だな・・と思っていた。

すると、セットに入った時、背中でファーストランナーの「気配」がした。
背中がモゾッとしたので、すかざずクイックで牽制! アウト!!

これで、一息つけたように思う。これは我ながら冴えていた。
制球が乱れている時は、牽制をすると良いというコメントを読んだことがあったので、
速い牽制球を投げたら、絶妙なタイミングでランナーをアウトにすることできた。

さて、これで2アウト、ランナーはまだ3塁にいるが、とりあえず打者との勝負に専念できる。


キャッチャー藤本さんのサインは変化球。

これは「待ってたヨン」って感じでカーブがアウトコースに決まってストライク。
普段の練習などで、ストレートでカウントが取れない時は、
カーブで取れるとわかっていたので、自信をもって投げ込んだ。

2球目のカーブは、打者膝元インコースに落として空振り。
カウント2-3に持っていけた。

最後は、ストレートのサイン!
ここはもう思い切り行くだけだと足をあげた・・。

その時に「そうか」「肩の力が抜けてないんだ」と瞬間的に、気付いて、
足を上げた時に、意識して肩や上半身の力をスーッと抜いてタメを作った。

すると、ズバッと真ん中高めにいい球がいって、空振り三振!!


この三振はかなり気持ちがよかった!
追い込まれていたのはマウンドにいる自分だったわけで、そこを踏ん張って切り抜けたのは嬉しい。

立ち上がりが良くないという欠点を克服できるポイントがいくつも見つかった。


今日は、ゲームにおいて「必殺仕事人」って感じだった。結果は負けだけど(笑)。



試合終了後、予期せぬことが起こった。

なんと、引退する2人に、相手チームから花束が用意されていたのだ。
これは予想外の出来事で、みんなびっくりした!

なんていいチームなんだろうか!と俺は思った。
本当に、剛球會は礼儀正しくて強くて熱心でハートのある凄くいいチームだった。

引退試合を、こういうさわやかなチームとできたのは、本当に良かったと思う。
また試合できたら、今度は、先発して彼らと戦いたい。


うちのチームからも、2人には花束と色紙をわたして、胴上げをやって
最後に、みんなで記念写真を撮って、今日のセレモニーは全て終わった。

就職で、東京から離れる2人には、新しい職場で頑張ってほしいと俺は思う。


コメント
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