疾風の如く!

美人画と弓道に生きる日々。

なんじゃらホイ?誰!?

2006年03月11日 | Weblog


洗濯でもしよっかな・・とバットを持って外に出て軽くストレッチをやっていたら、

グラサンかけた男が、目の前を歩いて行きながら、こっちを見てる。

そのまま行ってしまうかと思えば、ぴたっと止まってこっちへ戻ってきた。


グラサンをはずした男は「あのう・・カープ(うちのチームのこと)さん・・ですよね?」

俺「あ・・はい、ええ~~と?」

男「あの、俺、前、試合して負けたチームW・Rの者(もん)です。」

俺「あ~~あ!、そう言えばW・Rって去年やったっけ・・」

男「ピッチャーの方ですよね・・あの、球速かった」

俺「いや~~そうだった?ははは。」

向こうは、こっちを憶えているが、こっちはまるで憶えていない。

運良くコールドで勝った相手だけど、負けたほうは憶えていても、勝ったほうは案外憶えてはいないもんだ。


男はH君。すごく愛想のいいH君は、近くの、よく知る自転車屋さんの息子さんだった。

その息子さんが、野球をやっていて、去年試合もしていたというわけだ。


小学生から野球をやってきたというH君は、ピッチャーやらキャッチャーやらどこでもやれるそうで、

聞けば、カープのHPも見てくれているそうだ。だから、うちの選手の事もよく知ってんのね!

H君「キャッチャーの人も覚えてるんですよ、ホームラン打たれて・・」

俺「あ~、藤本さんね、あの人は甲子園出た人だしね・・野球漬けの人だヨ」などと話がいろいろはずんで、

変化球の話になって、俺は「週刊ベースボール」を2階から持ってきて、

「これが、伊藤智仁のスライダーの握り・・」とか「シュートはこうだよね」

「フォークは・・」と立ちながら、2人で40分ほど、投球テクニック談義に夢中になったのだった・・。



気がつくと、洗濯はとっくに終わっていて「じゃあ、いつでもうち(のチーム)に来てよ」とか言って見送った。

こっちは、顔も名前もわからない、初対面同然のH君だったが、こういうのが野球のいいところだ。

野球をやっていたから、こういう気分のいい出会いもある。


また、近いうちに、グラウンドで会おうな!!  H君!!

その時は、君の決め球、スライダーと真剣勝負だ!!

そして、俺が、投げるときは、もちろんストレートで真剣勝負だヨン!!



コメント (2)
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