肯定的映画評論室・新館

一刀両断!コラムで映画を三枚おろし。

2006年を振り返って 《洋画ベスト5》

2007-01-04 19:43:52 | ★独断と偏見的シネマ・セレクション3

2006年 洋画ベスト5

06年の洋画は、邦画のソレとは対照的に若干の物足りなさが残る。
それでもやっと12月に入ってから
DVDで『グッドナイト&グッドラック』、
映画館で『硫黄島からの手紙』という秀作に出会えたので
最後にして何とか帳尻だけはあったかな(笑)。
※なお、ここでの「新作映画」とは、昨年劇場公開された作品に含めて、
“昨年レンタルリリースされた作品”も含まれています。
場合によっては「それは一昨年の映画だゾ」とお叱りを受けるかも
しれませぬが、その辺はどうかご了承くださいませ。

『グッドナイト&グッドラック』
②、『ある子供』
③、『理想の女(ひと)』
④、『ジャーヘッド』
⑤、『プロデューサーズ』
次点、『硫黄島からの手紙』

①は、抑制されたモノトーン映像の中、
報道の世界に生きる男たちの“熱いドラマ”が展開される。
一切の過激描写を封印して、
なお画面全体から迸(ほとばし)る緊張感に息が苦しくなってくる。
06年を代表する社会派サスペンスの傑作だ。
④について、世間的な評価は別にして、
ボクはイーストウッドの戦争2部作より感動した。
一切の戦闘シーンをカットして描くサム・メンデスの反戦は、
「暴力を使わずに暴力を批判する」という強い信念の表れだ。
これをアメリカ人の…、それも若い監督が撮ったということに感動を覚える。

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