肯定的映画評論室・新館

一刀両断!コラムで映画を三枚おろし。

『サハラ 死の砂漠を脱出せよ』、観ました。

2005-10-29 20:58:04 | 映画(さ行)

サハラ 死の砂漠を脱出せよ ◆20%OFF!

 『サハラ 死の砂漠を脱出せよ』、観ました。
海洋保全に務める米国特殊機関NUMAのエージェントであり、同時に世界中の
秘宝を探す冒険家ダーク・ピット。一枚の金貨が、南北戦争時に姿を消した
甲鉄艦の行方を暗示し、彼をサハラ砂漠へと向かわせる。一方、WHOのエヴァ・
ロハス博士はその地で発生している疫病の謎を追っていた‥‥。 
 まぁ、ある程度の予想はしていたが…、まぁ、それなりに覚悟もしていたが…、
それ見たことかと“大味”でパサパサしたストーリー展開(笑)。そこに
“行間を読む”だとか…、そこに“人生の機微を滲ませる”だとか…、そんな
細かい作業は一切必要ない。鰤(ぶり)をそのまま塩も振らずに丸焼きして、
「ハイ、召し上がれ!!」みたいな豪快さ(笑)。だから、途中でツジツマ
合わなくなって、首を傾げちゃう時もいっぱいいっぱいあるんだけどさぁ~。
この際、こちらもダマされたつもりで、見て見ぬフリするのも良いじゃない??(笑)
 さてさて、物語当初の目的はお宝探しのはずが、いつしか疫病の原因究明と
人助けの旅へ‥‥。主人公一行は、広いサハラの砂漠を行ったり来たり。
上にも書いたとおり、この大ざっぱな原作が何故に全世界で大ベストセラーに
なっているのか、ボクには到底信じられないのだが(笑)、映画自体は見せ場
見せ場の連続で“楽しめるアドベンチャー映画”に仕上がっていると思う。
中でも、主人公がサハラ砂漠の真ん中で見つけた不時着飛行機で○○○を
してしまう場面は、いかにも脳天気なアメリカ的発想で大笑いしてしまった。
過剰なサービス精神と、開けっぴろげな節操の無さ‥‥うん、これだから
ハリウッド映画を観るのはやめられない(笑)。
 それにしても、ヒロインのペネロペ・クルスは、トム・クルーズやニコラス・
ケイジ、マット・デイモンに続いて、またしても今作で共演したマシュー・
マコノヒーと恋仲になったそうな。正直、ボクは彼女にあまり魅力を感じない
のだが、ワイフ曰く「アメリカ人は、あのエキゾチックな“長い黒髪”に
惹かれるのよ」と。それは昨今の金髪茶髪ブームの最中、ひとり“黒髪”に
こだわり続けたワイフにとっての、高らかな“勝利宣言”でもあったのダ(笑)。

 



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1 コメント

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きゃ~! (猫姫少佐現品限り)
2005-11-06 12:37:59
あたしも黒髪のまま、染めたこと無いです!

奥様、気が合いそう!!
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