肯定的映画評論室・新館

一刀両断!コラムで映画を三枚おろし。

“続編”三本締め

2011-12-06 16:09:34 | ★独断と偏見的シネマ・セレクション3

独断と偏見的シネマ・セレクション3 《キーワード編》“続編”

“続編”が“1作目”を超えるのは至難のワザだ。
なぜなら、成功した前作のポテンシャルを高いまま維持しつつ、
続編ならではの“特別な仕掛け”が必要になってくるからだ。
サプライズの度合いからすれば、1作目の先入観を逆手にとって
強烈な悪役を一転、正義のヒーローして登場させた『ターミネーター2』だろうが、
オイラの好みからすれば、やっぱり1作目の方だったりする。

、『ゴッドファーザーPARTⅡ』
、『ダークナイト』
、『トイ・ストーリー2』
次点、『さらば宇宙戦艦ヤマト~愛の戦士たち』

に関しては文句なしでしょう。
2作目を、単なる“1作目の続編”に終わらせることなく、
“その後”と“それ以前”の両側から描くことで、
シリーズに奥行きと広がりを持たせることに成功した。
物語全体の時系列を一旦バラバラに分解し、
それを魅惑的に再構築したコッポラの手腕が見事だ。
は、ティム・バートン版『バットマン』とは“別物”と考えて。
次点は、ネタでもシャレでもなく、
多感な少年時代、リアルタイムで観て感動しました。
公開当時、映画のラストシーンに関して
特攻隊を美化しているとの批判を受けましたが、
それを今オイラが批判してしまうと、自分の思い出を否定しまうようで(汗)


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