監督:ロブ・コーエン
出演:ブレンダン・フレイザー、ジェット・リー、マリア・ベロ、ルーク・フォード、イザベラ・リョン、ジョン・ハナ、ミシェル・ヨー
『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』、映画館で観ました。
幸福だが退屈な日々を過ごしていたリックとエヴリンの夫妻は、秘宝「シャングリラの
眼」を届ける任務を受け、一路上海へ。ジョナサンや息子アレックスと再会し、
アレックスが発掘した皇帝のミイラを見学しに向かうが、皇帝の復活を目論むヤン
将軍に襲われてしまう。「シャングリラの眼」を手にしたヤン将軍は、秘宝の力で
皇帝のミイラを目覚めさせることに成功。リックたちは謎の女性リンと共に逃亡した
皇帝とヤンを追うが……。
なんもせんでその場にジッと座っとるだけで体中の毛穴から汗が噴き出してくる。
オッと、目まいもしてきたゼ。そんなときゃアタマを使って映画なんぞ観たくもねぇや。
いわゆる、コレ観て、夏の暑さをブッ飛ばせって――。そんなカンジの“典型的な
ハリウッド型娯楽ムービー”‥‥、それ以上でもそれ以下でもなく、それ以外の
言葉も見付からないね。夏の花火のようにバァーっと派手やかに打ち上がって、ハイ、
それでおしまい。あとはな~んも残りません。観終わって、映画館の出口に向かう
途中で、映画を観たことすらスッカリ忘れてちゃいそうにアメリカン。返す返すも、
申し訳程度のテーマすら御座いません。よくぞここまで、何故にそこまで、ひたすら
“娯楽”に徹した、その姿は初心貫徹(かんてつ)、それはそれはもう立派なほどデス。
あえてそこに“武士道”を見つけるとしたら、この映画はまさしく“侍”デス。いや、
ホントに潔(いさぎよ)い。
まぁ、とにかく、そんなカンジでわざわざ評価をいうに値しない、どおってことない
映画ではござんすが、あえて一言だけ。このパート3を観て思うのは、舞台が前2作の
エジプトから中国に変わっただけで、あまり新鮮味を感じられない。物語が人類の
存亡に関わる大事件に発展していくのは良いが、終始ストーリーは予想の範囲内で
展開され、グッと惹きつけられるものがないのデス。まぁ、作品柄ね、“ミイラ取り”って
いう制約を取っ払ちゃうと、ハリソン・フォードの出てない『インディ・ジョーンズ』に
なっちゃうから、あまり目茶苦茶できないのは分かるがね。個人的には、せっかく
2枚目半のブレンダン・フレイザーを主役に起用してるだから、スケール感より
“コミカル路線のB級テイスト”で勝負して欲しかったな。例えば、80年代にマイケル・
ダグラスとキャサリン・ターナーでコンビを組んだ『ロマンシング・ストーン』みたいなやつ。
あえてオイラが『インディ・ジョーンズ』をスルーして、こちらの法を選んだのはそういう
ところを期待したんだけどさ。
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