売上の創り方はココに聞け 事業プロデューサーTopdasの視点

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事業計画と実行プラン、売り手と買い手、見事なカギの掛け違い

2012-01-18 | アイデアブレスト視点



昨年ある企業様のマーケティング相談で、その会社のミーティングに参加しました。新年から予定している実行プランを第三者として見て率直な意見を聞きたいという建設的な考え方です。


まず事業全体の概要と目標や具体策など全体を把握する為にお話を聞き、資料を拝見した全体像は、きれいに纏まって非常に分かりやすいものでした。
これまでは、社長の号令のもとにイケイケだったそうですが、市場環境も変わり、更なる飛躍のために経験ある人材を中途採用し、その事業計画書が出来上がったということでした。


さらに話を進め、現場部署が作った営業実行プランの説明をしばらく聞いていると、私の頭の中は???だらけになりました。
見事な事業計画と現場のプランは、全くリンクしていないのです。


質問攻めで突き詰めてみると、計画書を作った中途採用者は現場経験も無いし、少しの社内ヒアリングを行っただけで、まとめる作業が主目的になっていたようでその中身については責任感も余りないし、最悪なのは全体の計画と現場の実行プランが同時スタートで夫々の思い思いで出来たという事でした。


その状態の発表会に私が呼ばれたという状況で、腰が抜けそうになりました。
皆さんお分かりのように、これでは全く話になりません。
そのすれ違いに参加者全員が気付いて、場に一瞬妙な空気が流れましたが、実はここまででは無いにしろ、結構そんな現場に出くわしているので、それを問題にせず、少し整理して解説し、次に繋がる提案をして事なきを得ました。


社内でもすれ違いが発生するのと同じような現象が、売り手と買い手の間にはもっと頻繁に発生しています。それが売れない原因になっています。
見た目はそれなりでも、実はボタンの掛け違いがあって、何も大そうに何かをすることではなく、「そこに気付く」ということで一気に状況を変えてしまうチカラがあります。


本物のコンサルタントは、モノではないそうした気付きを価値として報酬の一部を得ています。何か少し違うぞ?と感じたら相談してみるといいかもしれません。
ただ、本物かどうかを見極める前提にありますので、選定方法はまた別の機会に書かせていただこうと思います。



見つけ上手 提案上手  そのカギはTopdas