Googleは創立10周年記念事業の一環として、世界を変えることができるアイデアを募り、より多くの人々のために役立つと思われるものを一般投票で選ぶという新プロジェクト「Project 10100」(10 to the 100th)を発表した。プロジェクト名は、10の100乗という意味を持つ「googol」(グーゴル)という言葉にちなんでいる。
募集しているアイデアの項目は、Energy(持続可能なエネルギー源)、Environment(環境保護)、Health(健康の向上)、Education(教育の普及・向上)、Shelter(安全な住居の確保)、Community(コミュニティの活性化・文化の保護)、Opportunity(家族を支援する自助努力の機会創出)、という7つのカテゴリに分類される。また「その他」というカテゴリも設けられた。
アイデア提出の締め切り日は今年10月20日。選考の流れは、2009年1月27日にGoogleの社員チームによる1次審査を通過した100点のアイデアが発表される。その後、2次審査となる一般投票で20点まで絞り込み、審議会による最終選考を経て、2月中旬に最高5点までの最優秀賞を決定する。Googleは受賞したアイデアを実現するため、総額1,000万ドル(約10億5,000万円)の資金を提供するという。
応募方法は、公式サイトに設けられた質問フォームに記入する形で、非常にシンプル。
Googleでは企業よりもむしろ、個人としてのアイデアを応募するよう呼びかけている。
入選者は、みずからアイデアを実行する必要はない。資金を提供する入選アイデアが決定したあと、Googleはアイデアを実現できる企業団体を一般競売で決め、プロジェクトを実施するという。同社は、「アイデアが選ばれることに対する報い(カルマ)は、自分の提案により、真に多くの人々を助けていることを知るということだ」と表現している。
日本語公式サイトはこちら
http://www.project10tothe100.com/intl/JA/index.html
”アイデアは一度くらい盗まれなさい、そういう人はまたもっと凄いアイデアが浮かびます!”(Topdas名言集より)