徒然草Ⅱ

「アッ!」「イイねえ!」「ウッソー!」「エーッ!」「オおぉ!」ということを書きたい!?
(読書日記備忘録を中心として)

風に立つライオン

2013年12月18日 | 小説

書名  風に立つライオン
著者   さだ まさし
発行社 幻冬舎
発行年 2013年7月17日
頁数   351頁
価格   1,524円+税

さだ まさしが遂にあの「名曲」をモチーフに書き下ろした。
80年代の長崎、ケニア、2011年の石巻をつなぐ、壮大な「希望」の物語。感涙長篇!

1987年、熱い志と明るいエネルギーを持つ日本人医師・航一郎は、恋人を長崎に残し、ケニアの病院に向かった。
劣悪な環境で奮闘する航一郎の前に、激しい銃創を負った少年兵・ンドゥングが現れる。
心を開かないンドゥングだったが、航一郎の熱さ優しさエネルギーを受け、少しずつ変わっていく。
そして、遂に医師を志すことを決意するまでにいたる。
しかし、その後、航一郎に哀しい運命が訪れ――。
2011年3月、医師となったンドゥングは、津波に襲われた石巻を訪れる。
そこで出会った避難所明友館のリーダー・木場に航一郎の面影を見る。
木場と共に被災者に寄り添うンドゥングは、ある日、かつての自分と同じような目をした少年に出逢い……。
ケニアの日本人医師から、かつての少年兵、そして被災地の子供へ。
「心」のバトンが繋がった。


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