徒然草Ⅱ

「アッ!」「イイねえ!」「ウッソー!」「エーッ!」「オおぉ!」ということを書きたい!?
(読書日記備忘録を中心として)

さよならの向う側

2023年02月14日 | 小説


書名  さよならの向う側
著者  清水 晴木
発行社 マイクロマガジン社
発行年 2021年6月26日
頁数  235頁
価格  1,650円 + 税

さまざまな人たちと案内人が織りなす、
最後の再会を描いた感動小説。

「あなたが、最後に会いたい人は誰ですか」

さよならの向う側と呼ばれる場所にいた男、案内人はそう言った。
人は亡くなった時、最後に一日だけ現世に戻って
会いたい人に会える時間が与えられる。

ただし、その中で会える人は、
『あなたが死んだことをまだ知らない人だけ』。

人は最後に大切な人に会いに行く。
きっとどんな困難が待っていても、
人はそれでも大切な人に会いに行く。

そんな、さまざまな人たちと案内人が織りなす、
最後の再会を描いた純度100%の温かい感動の物語。
今すぐ、大切な人に会いたくなる物語が、ここにある。

・「本当に大事なのは今。山脇さんがどうするんか、なんですよ」

・「後悔のない人など存在しませんよ、誰一人ね」

・「無駄がいいんじゃないですんか。
  というか無駄なものなんてこの世にありませんよ。
  一見何も起きていないように見える時間も絶えず変化しているんです。
  『諸行無常の響きあり』とはよく言ったものです」

・人は、強いショックを受けると、感情も思考も一切追いつかなくなるのかもしれない。

・人生、いつどうなるのかも分からないのだから、

 やりたいことはなんでもすぐやる。

・思ったより人生は、短いのかもしれない。

・拭えない後悔は、きっと誰にでもある。

・「届く人には、きっと想いは、届くものなんですよ」

・きっと、その涙には、嬉しさも悲しさも、幸せも苦しみも、そのすべてが含まれている。

・「あんたに出会えたことで、俺にとって新しい発見がいっぱいあったよ。

  やっぱり人との出会いってものは面白い」

・命はどれも一様に美しかった。

 尊かった。

 そして儚かった。

・さまざまな出会いがあった。

 いくつもの別れがあった。

 そして、その人たちから教えてもらった。

・「あなたが、最後に会いたい人は、誰ですか?」







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