書名 困難な結婚
著者 内田樹
発行社 アルテスパブリッシング
発行日 2016年7月10日
頁 266
価格 1,500円 + 税
結婚しておいてよかったとしみじみ思うのは「病めるとき」と「貧しきとき」です。
結婚というのは、そういう人生の危機を生き延びるための安全保障なんです。
結婚は「病気ベース・貧乏ベース」で考えるものです。
目次
はじめに
◎こうすれば結婚できる(あるいは、あなたが結婚できない理由)
「もっといい人」は現れません
どうぞ「ご縁」を大切に
「よい配偶者」の見きわめ方
結婚は誰としてもいい
葛藤が足りません、もっと悩んでね。
◎結婚するのはなんのためか?
社会の原理と戦うため
お金が「ないから」結婚する
大人になるために結婚する
今より幸せになるために結婚してはいけません
◎結婚式はしたほうがいい
結婚式の本質は公に「誓う」こと
「いま・ここ・わたし」から外へ踏み出す
▶ウチダからの祝辞1 合気道と結婚
◎結婚と戸籍と姓
結婚したら即入籍
姓はフレキシブルに
家族の一体感について
◎結婚とは不自由なものである
家庭には「ボス」がいたほうがいい
結婚は足枷か?
未知の自分を発見する
◎他人とうまく暮らすには
「よくわからない人」だから素晴らしい
「一家団欒」の過ごし方
◎夫婦間コミュニケーションを巡る諸問題について
テディ・ベアでいいんです
7つの挨拶で家庭円満
病人の生き方を肯定する
ルックスと才能をとにかくほめる
性的に成熟するとは?
記号より身体性を大切に
▶ウチダからの祝辞2 結婚生活を愛情と理解の上に構築してはならない
◎家事という「苦役」について
「家事は快楽」だ
男は記号的、女は実利的、それぞれの秩序
◎結婚してからのお金問題
小遣い制は止めよう
「ちょっと下」を基準にする
◎コップのふちから水をこぼさない努力─結婚を続けるには?
自分が変われば、世界が変わる
相手を見て親を知る
諦めるか、別れるか、どっちかです
結婚生活の最後の支えとは?
あとがき