徒然草Ⅱ

「アッ!」「イイねえ!」「ウッソー!」「エーッ!」「オおぉ!」ということを書きたい!?
(読書日記備忘録を中心として)

神変(じんべん)―役小角(えんのおづぬ)絵巻

2023年10月25日 | 小説


書名  神変(じんべん)―役小角(えんのおづぬ)絵巻  
著者  山本 兼一
発行社 中央公論新社
発行年 2014年6月25日
頁数  526頁
価格  860円 + 税

中央集権の国造りを着々と進める女帝 持統天皇と藤原不比等。
この天と地は一体誰のものなのか?
役小角は鬼神を操り強大な支配者に挑む。
直木賞作家・山本兼一の新たなる地平。

・よく観、よく聞き、よく感じる。
 これこそが、ものごとを正確に判断する基本である。

・男と女が、ひかれ合い、恋して抱き合い、子が生まれる。
 それは、陰陽和合の法則のなせることであって、貴賤は、まるで関係ない。

・人は、父と母がいつくしみ合って生まれ、命の火が燃え尽きて死んでいく。

・「困っているものを力のあるものが助ける。
  人が共に生きるとは、そういうことではないか」

・小角が大切にしたのは、なによりも、おのれの実感である。

・人の命には、時間の区切りがある。

・原因があれば結果がある。

・「物を見るな! 気を見よ!」

・「陰と陽が、まぐわってこそ、力になる」

・生きることは、すべてが戦いだ。

・人に任せられることは、任せておいたほうが、みんなよく働く。

・できることをやればよい!

・憎しみは、憎しみしか生まぬ。

・こころが、邪な人間は顔が悪い。

・どんなことでも、まずは、想いを言の葉にすることから始まる。

・「いま、自分のいるここを極楽にせねばならん。
  それ以外に、極楽などあるものか」

・変えられるのは、自分だけだ。

・思いは、力だ。






 
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