夫が夜中に録音しておく
音楽番組のラジオのテープを
聴いていると
ハートオブストーンが
流れてきた。
先日
私はストーンズの歌の中で
この曲が好きだった、と書いたばかりだ。
しかも
歌声はストーンズではない。
ジミーバーンズというオーストラリアの
アーティスト。
日本ではあまり知られていないらしい。
で、夫に
ジミーバーンズのCDはあるの?
と聞いてみた。
ほとんど持っている、とのこと。
ヘエ~、と私は言った。
だって知らなかったんだもの。
この曲を選択してカバーする
ということが
嬉しい。
なにしろ
ストーンズの曲の中では
埋もれてしまった
地味な存在だから。
コンサートでも
私の知る限り
演奏、歌っているのを見た事がない。
だから
もう何十年も前の
アルバムの中の1曲ぐらいの
存在でしかない。
それでもこの曲を聴いたときは
かったるい弱弱しい始まりの歌と
途中のキースのギターが
すごく好きで
擦り切れるほどに聴いた中学生時代だった。
あのころ
ストーンズを好きだ、という女子は
周辺にいなかった。
でも
誰かが
「トモロッシさんは
ストーンズではどれが好き?」
と尋ねたとき
「ハートオブストーンかな。」
と応えると
「う~ん、わかるような気がする。」
と
この曲の良さをわかってくれた友人がいた。
結構
若い世代の人が
ストーンズを聴き始めるときに
初期の頃から聴いていって
この曲に当たると
立ち止まる人がいるようだ。
ストーンズは歴史物だから
どの曲が一番いいか、なんて
至難であるが
思いいれの強い曲は
何曲かあるだろう。
私もその中の1曲である。
夫とも
どの曲が好きか、なんて話したことが
あったが
夫は何て言ったか、忘れた。
そのジミーバーンズの入ったグループで
(これまた、何ていったか忘れた)
今月末に
この曲の入ったアルバムを新譜で出すようだ。
その紹介に
ハートオブストーンを手始めに
ラジオで流してくれた。
いい選曲である。
まさか、何十年ぶりにこの曲が
日の目を見ることになるとは。