降って来るもの

写真と散文とぽえむ

万甫の言説録~虚実~

2024-06-06 21:20:17 | 詩30

     万甫の言説録~虚実~

 

実物の事は

何ら気にしないでくれ給え

何しろ

私自身にも解らないのだよ

あ、それから

実像など掘り下げないでくれ給え

誰でもが、きっと

本物と出会うのは怖い筈だからね

 

此の世は、虚実の天国なのさ

誰彼となく

それを受け入れ

従容と、この世界に居るんだ

 

さてさて

此の私の実像は如何?

知らないが良い

その方が良いに決まっている

あやふやの儘がいいんだ、きっと

 

自分で自分が見られないように

虚実の安定で居る方が

幸せなのに違いない、きっと

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バレリーナを見ながら変幻

2024-06-06 05:29:15 | 

   ~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ございます

 今は曇っていますが昨日と同じように・・て来るのでは、そんな変幻自在の空の下での今日という一日の始まりです。唯、其処に在ることに感謝して爽やかに時を刻んでいきましょう

つる薔薇「バレリーナ」

 うら若き乙女のダンスのように、賑やかで、晴れやかで、曇りない舞い姿のような

  

  

   

    

           佳い時間が流れますように 6/6 05:48 万甫

 

     変幻

 

夏の夜明けは早い

午前四時になると

遠山の稜線は白んでくる

何故かしら

三時半に目覚めた

終わりかけの夜に

僕はその現場に立ち合い

夜明けの早さを確認する

 

其れは少しずつ変化しながら

夏至まで続く変幻

一年の内で

昼が一番長い夏至のその日まで

そうして、再び

明るさの変幻は

夜が一番長い日まで

その冬至まで続く・・

 

僕らはその不思議を纏って生きる

僕らはその時の廻廊を歩く

 

時間を惜しむ人には喝采の

時間に溺れる人には忌避の

時の日捲り

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする