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降って来るもの

写真と散文とぽえむ

心訓抄.Ⅱ.20

2018-10-10 21:19:41 | 詩16

                       20.永遠など


紛らわしいけれど

僕が口にできる永遠など

たかだか

八十年前後のことにしか過ぎない

それは

大概はその通りに事が運んで

成就される現実だから

安易に

永遠などと言わぬのがいいのだ

気安く永遠などと書かぬがいいのだ

決して見届けられないのだから

永久に!などと口外してはならぬのだ

口にすることは

言葉にすることは

束の間の

己の始終の間に限定されるのだから

先を見通したようなことは

未来を読む!などという先走りは

やっぱり不遜であることを免れないのだ

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礼文島partⅡ~日出る海~

2018-10-10 05:50:07 | 

 花の浮島と呼称される”礼文島”には、その花が咲き乱れる6,7,8月と多くの観光客で溢れかえると云う。今回は敢えてその人出のピークを避け、それ以外の愉しみを求めて僕らはこの島を訪ねた。2時間余りの定期観光バスは足早に二つの岬に案内しただけで出発地に戻る。それも岬での自由時間が30分弱と物足りなさを覚えながらの・・。

 旅館「かもめ荘」の女将は「本当は24日で今年の営業は終了したのだが、それを忘れてついOKしてしまった」と宣う。なる程、案内された廊下には各部屋から集められた小さな冷蔵庫が並べられ、部屋のTVは最早片付けてしまったので女将の部屋から持ってきたと。ほかに泊り客はもう一組の二人ずれ。それも、僕らを受け入れたのでついでに引き受けたらしい。

 シーズンが終了して、長く厳しい冬の季節に向かってゆく侘しさをひしひしと感じさせる風情で、こんなことならその日のうちに最終のフェリーで稚内に渡っておいた方が後々のスケジュールに余裕ができたかも・・、なんて少し後悔し始めていたのだが、ところが次の日(09/29)の朝は文字通り雲一つない快晴に恵まれ、何時ものように5時前に起きた旅館「かもめ荘」の、その夜明けの風景に、此の宿泊が大正解だったと思わされる。

9/29 05:13

     

何と美しい夜明け前だろう

次々と出漁の漁船が風景を横切る。

    

水平線から太陽が昇ってくる。

     

利尻富士と

日出る海

  かもめ

この風景を見て、撮って秘蔵するための礼文島一泊だったような

10/10 06:26 まんぼ





コメント (6)
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