現在進行形の
過去のことを聞かれたら
相好を崩して語れる幾つかの場面や
小気味いいepisodeや
晴れがましいtopicsや
胸熱くなるmemoryやの
瞬く間に取り出せるsceneを
持ち合わせているだろうか
anataは?
確かに生きていたことを
直立不動で口伝できる
鮮明な記憶の幾つかを
anataは
持ち得てきただろうか?
自分史の書き物の中に
platinumの栞で指し示せる
幾つのページを繰れるだろうか
anataは?
BOKU?
憚りながら此のbokuは
片手の指で数えられるほどには
少し大仰に言えば
両手の指が必要なほどには
持っていると自負できるのだ
それも
現在進行形の今を
併せ持ちながらだと・・