自然を愛して

田舎暮らし

足立美術館 夏庭

2017-08-31 15:04:34 | Weblog

安来市の郊外にある足立美術館は14年連続「庭園日本一」に輝いています。
《ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニングによる2017年1月31日現在》
50,000坪の広大な庭園は四季折々の姿を魅了します。
今回は友人と夏の庭園と「日本画でわくわく!どうぶつ図鑑」の鑑賞を目的に訪れました。

寿立庵庭

最初に目にする庭です。院展が開催され頃は紅葉が素晴らしく竹林が風情を添えていましたが、夏庭のもみじも所々紅葉して綺麗でした。

苔庭

苔庭は杉苔と赤松を主体とした京風の庭園です。ゆるやかな曲線を描いた苔の緑と白砂との対比はとても美しいです。
樹木は斜めに植えてあり赤松の剪定は7月から二か月間行われます。
古皮は剥がされ、手入れの行き届いた赤松は、今は鮮やかな幹肌がまた違った趣を添えていることでしょう。
日陰を撮影

 




生の額絵

館内の窓がそのまま額縁に。大小の木や石がバランスよく配置され、芝生の稜線が美しい。
「庭園もまた一幅の絵画である」と創設者の足立全康氏の言葉が理解できます。


枯山水庭

自然との調和が美しい美術館の主庭です。水を使わずに石の組み合わせや地形の高低だけで山水の趣を表す枯山水です。
遠景、中景、近景からなる古典的の手法を現代庭園に応用してあります。四季の変化のうち新緑の夏の美しさに驚きました。

生の掛軸
池庭近くの和室に床の間の壁をくりぬき、窓の幅は山水画が掛かっているかのようにご覧いただけます。

白砂青松庭

白砂青松庭は、横山大観の名作「白沙青松」をイメージした庭。白い砂と松のコントラストが印象的です。
庭の奥には、高さ15メートルの「亀鶴の滝」がありますが人工の滝です。

亀鶴の滝

横山大観の「那智乃瀧」をイメージしています。

池庭

大観喫茶室の側にある池庭は豊かな湧き水に悠々と鯉が群れる姿を眺めながら、友人とのお食事は優雅な至福のひとときです。
(昨秋撮影)

夏展示の好きな作品

夏期特別展四季の日本画「夏」を愉しむ
橋本関雪「雨後之夕」 榊原紫峰「青梅」「白鷺図」  竹内栖鳳「瀑布」   菱田春草「紫陽花」 

「大展示室日本画でわくわく!どうぶつ図鑑」
橋本関雪 「夏夕」「遅日」「唐犬」  横山大観「鼬」「晩秋」 山口華楊 「深秋」  菱田春草「猫梅」 









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