畑に紫蘇の実がたくさん出来ましたので、初めて佃煮を作りました。
紫蘇(しそ)はシソ科 シソ属の1年草です。草丈は1m 葉はギザギザしているのが特徴です
原産地はヒマラヤ、ビルマ、中国 日本には中国から縄文時代の遺跡からシソの種実が出土していますが、
本格的な栽培が始められたのは平安時代とされています。
品種は緑色で縮緬が少ない青じそ(大葉)、赤じそは紅紫色です。
赤じそはシソニンと呼ばれるアントシアンニ色素が存在して、酸と反応すると赤く発色します。
(梅干し、紅しょうが、シバ漬け)などの色付になります。
佃煮の作り方
10月初め、畑のシソの枝を刈り取ってから、自宅に帰ってから軍手をつけて実をはずしました。
実の外し方はシソの枝を左手で持ち、右手の指で挟み、強くこするように動かすと
実は簡単に取れました。 (田舎ではこのやり方をしごくと言います)
実はきれいに洗い、湯通しをしてから水でさっと洗います。
1、 お鍋に湯通しした実を入れ、水は実より5㎝くらい上になるようにして、調味料すべて一緒に入れます。
砂糖(三温糖)100g 醤油50cc みりん20cc お酒10cc
2、時間は焦げないようにとろ火で1時間かけて煮ました。途中で味みをしながら自分好みで調味料を調整してください。
出来立てのご飯にのせて食べましたが、プツプツと小さな音が鳴り、とても美味しくてびっくりしました。
常備食として佃煮を作るのも良いですね。※2回目に煮た佃煮はタッパーに入れて冷凍室に保存しました。
しその栄養について
シソはβ‐カロテン、ビタミンB群(B1、B2、B6)、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、
食物繊維やカルシウム、鉄、カリウム、などのミネラルを多く含み、
特にβカロテン、カルシウム、ビタミンB1の含有量は野菜類の中でも群を抜いて優れています。
βカロテンは体内で必要な分だけビタミンAに変換されます。
脂溶性のビタミンであるビタミンAは油との相性が良く、油と一緒に摂取することで吸収率が上がります。
しその効用
●食欲を促し、消化を促進します
しそに含まれるペリルアルデヒドは、胃酸の分泌を促します。
食欲が増し、抗菌作用も発揮されて食中毒などを予防します。
●免疫力増加
皮膚や粘膜を丈夫にする効果があります。これにより免疫力が高まるため
ウィルスの進入を防いで風邪の予防効果につながります。
身体の回復力もあがるため、体調を崩している場合はその改善に効果を発揮します。
また、眼の健康を保つ効能もあるため、眼精疲労、夜盲症などの改善にも期待できるそうです。
●歯や骨などを丈夫にする効果
歯や骨などを丈夫にする効果があり、骨を構成する栄養素も含まれていますので、骨密度を高める
効果が期待できます。
●血液をサラサラにし、血行を良くする効果
血液のサラサラにする効果があって、新陳代謝があがり、免疫力が高まり、健康を保ちます。
また余分な脂肪を落とし、体内の毒素を排出しますので、貧血や高血圧、冷え症などの改善に役立ちます。
●アトピー性皮膚炎や喘息、花粉症など、アレルギーの改善に効果
シソに含まれるロズマリン酸が皮膚の炎症やかゆみを抑え、喘息や花粉症などの症状を抑えるそうです。