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自然を愛して

田舎暮らし

奥出雲の旅

2016-11-13 20:59:51 | Weblog
◆玉造温泉(島根県松江市玉湯町玉造)
岡山県の旅の後、島根県の奥出雲に行きたくて、宿泊は“玉造温泉”に決めました。
玉造温泉の泉質はナトリウム(硫酸塩),カルシウム、塩化物、弱アルカリ性で美肌効果があります。
約1,300年前、奈良時代に書かれた「出雲国風土記」に「神の湯」として記されています。
平安時代になると清少納言の「枕草子」にも登場します。
最近、島根県の女性は肌が綺麗と言われていますが、実際に入浴してみて肌がスベスベになりましたので
久しぶりに朝湯にも入りました。
朝食後は清々しい気分で庭を観賞しましたが時期外れのカキツバタでしょうか花菖蒲でしょうか
優しそうに咲いていて見惚れてしまいました。


            佳翠苑皆実の庭

◆須我神社(島根県雲南市大東町須賀
須我神社の主祭は素盞嗚尊(すさのおのみこと)と奇稲田姫命(くしいなたひめのみこと)
そして二人の間の御子神・清之湯山主三名狭漏彦八島野命(すがのゆやまぬしみなさろひこやしまのみこと)の三神です。

古事記には(和銅5年・712年)
「八雲たつ 出雲の八重垣 つまごみに 八重垣つくる その八重垣を」と歌われています。
この歌が日本で一番古い歌です。
そしてお二人はこの地に日本では始めての宮殿をお造りになり、日本の国造りを始められました。
これが古事記・日本書紀に所載されている「須賀宮」であり、日本初の宮、和歌発祥の地です。



◆須我神社奥宮「夫婦岩」
神々の宿る八雲山―御室山(おむろやま)の中腹にそそり立つ巨岩(夫婦岩)は大中小の三つの磐座(いわくら)が
須我神社の奥の宮として崇敬され、参道には「文学碑の径」として60基の歌碑句碑が建立されているそうです。
子供がちょっと見てきましたが、私は無理をしないように参拝しませんでした。ゆっくり夫婦で訪れると良いです。


素盞嗚尊と奇稲田姫命の物語は石見神楽の演目では「大蛇」(おろち)として有名です。
素盞嗚尊が奇稲田姫命を助けるため大蛇と闘い勝って結婚する話です。
大蛇退治は大蛇が3匹~5匹、舞台いっぱいに闘いスケールが大きく魅了します。
そして衣裳が素晴らしく、囃子もテンポが良くて、いつ観ても飽きることがありません。(石見の国 伝統芸能)