NHKカジュアル クラシックコンサート
今年の夏の思い出は、ぎんざんテレビ開局10周年行事(2019年8月25日)が開催され
素晴らしい音楽を聴いたことです。演奏はNHK交響楽団のメンバーが中心に演奏され
クラシックの名曲からポップスまでわかりやすく解説されました。
室内楽の演奏会は初めてで、弦楽器の美しい音色を心にきざみ良い思い出になりました。
プログラム 《演奏曲目》
1.サウンド・オブ・ミュージック(メドレー)
作曲:ロジャース(1902―1979)アメリカ 編曲:長山善洋
2.ア・ホール・ニューワールド(映画アラジンのテーマ)
作曲:メルケン(1949~)アメリカ 編曲:長山善洋
3.浜辺の歌
作曲:成田為三(1893-1945)編曲:長山善洋
4.ピアノ三重奏曲 第一番二長調 作品49より
作曲:メンデルスゾーン(1809-1847)ドイツ
5.少年時代 作曲:井上陽水(1948~)
編曲:長山善洋
6.ニューシネマ・パラダイス「愛のテーマ」
作曲:モリコーネ(1928~)イタリア
7.チャール・ダーシュ(石見銀山スペシャル!)
作曲:モンティ(1868-1922)イタリア 編曲:松田拓之
8.六つの小品 作品118より インテルメッツォ
作曲:ブラームス(1833-1897)
9.ハイドン弦楽四重奏曲 第38番変ホ長調 作品33-2「冗談」
作曲:ハイドン(1732-1809)オーストリア
10.ピアノ五重奏曲 変ホ長調 作品44より
作曲:シューマン(1810-1856)ドイツ
演奏家
第1バイオリン:横島礼理、第2バイオリン:大宮臨太郎、
第1バイオリン、ビオラ:横溝耕一、チェロ:山内俊輔 、ピアノ:高橋希
感想
●サウンド・オブ・ミュージック(メドレー)
第二世界大戦の前夜、オーストラリアのザルツブルクが舞台です。
若い頃、映画を観ましたので懐かしいメドレーを聴きながら美しい山、高原と広い空を想い出しました。
●ア・ホール・ニューワールド(映画アラジンのテーマ)
ディズニーのアニメ―ション映画、アラジンで用いられたバラード曲は不朽の名作です。
アラジンとジャスミンが魔法のじゅうたんで大空を駆け巡り、世界を見に行く場面で歌われる歌です。
アカデミー主題歌賞、グラミー賞の最秀楽曲賞を受賞。
第1バイオリン、ビオラ、ピアノの演奏でしたが、テンポがゆったりした好きな曲です。
最後に二人で抱き合い、観客の笑いと拍手が起こりました。
●浜辺の歌
現在でも広く愛唱されている抒情歌です。哀愁や郷愁、懐かしさを誘います。
ビオラの音色も美しくうっとりしました。
●ピアノ三重奏曲 第一番二長調 作品49より
印象的で美しい旋律、いきいきとした躍動感など気品に富んだ情感があふれています。
ピアノ、バイオリン、チェロのそれぞれの魅力を感じ、トリオの素晴らしさを楽しみました。
ピアノの達人だったメンデルスゾーンの曲で演奏には高度の技巧を要するそうです。
●少年時代
日本シンガーソングライター井上陽水の最大のヒット曲です。夏を過ぎ風アザミ
誰の憧れにさまよう・・・で始まる曲はチェロで弾かれ、低音の音色にとても魅力を感じました。
チェロはいぶし銀と表現されましたが正にそうだと思い素敵でした。
●ニューシネマ・パラダイス「愛のテーマ」
イタリア映画。中年を迎えた映画監督が映画に魅せられた少年時代の出来事と
青年時代の恋愛を 回想する物語です。感傷と郷愁、映画への愛情を描かれた作品
「愛のテーマ」の音楽は郷愁にあふれるメロディがとても心に響いてジーンと余韻が残ります。
弦楽器に良く合ったハーモニーが最高です。この曲はテレビで聴いて覚えたと思います。
●チャール・ダーシュ(石見銀山スペシャル!)
チャール・ダーシュとは元はハンガリー語のチャールダ[酒場]という意味です。
酒場で兵士を募るための踊りだったそうです。
ハンガリー音楽と特徴が同じのは「遅い」「速い」部分があるところです。
ラッシュ部分がかなり遅く哀愁を持って演奏されます。そして再び同主調の二短調で華やかに終わります。
技巧的なバイオリンを中心に演奏されよく聴く楽しい曲です。

●六つの小品 作品118より インテルメッツォ
この曲はブラームスの小品ですが初めて聴く曲でした。
●ハイドン弦楽四重奏曲 第38番変ホ長調 作品33-2「冗談」
ハイドンは数多くの交響曲、弦楽四重奏曲を作曲し、交響曲、弦楽四重奏曲の父と言われています。
この曲は「ロシア四重奏曲」6曲(37番~42番)中の2曲目であることから「ロシア四重奏曲第2番」とも
呼ばれています。
古風的な曲ですが、第四楽章はユーモアある終わり方から「冗談」と言われていますが、
終わりを間違って拍手、間をおいて二度拍手をする人がおられました。
ハイドンの弦楽四重奏曲で知っている曲は第77番「皇帝」ハ長調、第67番「ひばり」二長調
第17番ヘ長調「セレナーデ」です。
四重奏の演奏はバイオリン2、ビオラ1、チェロ1で演奏されます。
オーケストラほどの迫力や豊かさの表現はありませんが、奏者一人一人のテクニックやアンサンブルを
じっくり味わうことが出来るそうです。
●ピアノ五重奏曲 変ホ長調 作品44より
シューマンの代表的な室内楽作品です。多くのピアノ五重奏曲と同じようにピアノと弦楽器四重奏のために
書かれています。妻クララ・シューマンに献上されました。
●
即興演奏
バイオリン演奏者:横島礼理(れいじ)、ピアノ
題名をはっきり覚えてなくパソコンで調べましたが、「サパテアード」ではないかと思いました。
サパテアードとは、スペイン、アンダルシア地方の踊りとその曲のことを指します。
8部の6拍子で足拍子をとり、非常に軽快な曲です。
バイオリンの演奏のスピードが速く弓で弦を叩いて弾く超絶技巧は難度が高いそうです。
曲も好き、演奏も素晴らしく感動しました。
アンコール
●赤とんぼ 作詞:三木露風 (1889~1964)作曲:山田耕作 (1886~1965)
「赤とんぼ」は日本の代表的な童謡の一つです。夕暮れ時に赤とんぼを見て、
昔を懐かしく思い出すという郷愁にあふれた歌です。
今日、畑で赤とんぼを見ました。子供が小学生の頃、田舎に帰省すると
土手や田んぼでトンボを追いかけ、湿った庭で昆虫を探した頃が懐かしいです。

●故郷(ふるさと)文部省唱歌 作詞:高野辰之(1876~1947)作曲:岡野貞一(1878~1941)
兎追いしかの山 小鮒釣しかの川・・・で始まる歌詞は心に響き、良くアンコール曲に使われますが
弦楽五重奏の演奏は初めて聴き、各々楽器の演奏者の音色が素晴らしく、流れるように弾かれるピアノと
弦楽器が良く合って忘れられない音楽会になりました。
“音楽の良いところは思い出をつくられることです”とお話しされましたが
「ふるさと」の歌を聴くたびに今日のことを思い出すことでしょう