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自然を愛して

田舎暮らし

セイタカアワダチソウ

2019-10-31 15:19:55 | Weblog

山陰線の列車を乗っていると車窓から濃黄色のきれいな花、セイタカアワダチソウが所々で眺められます。
春の車窓では薄黄色の菜の花畑が多く毎年春愁を楽しみにしていましたが、今秋はセイタカアワダチソウが
休耕地に群生して農家の人は悩みの種です。
       写真は住んでいる地域で撮影したものです。


                     特急 まつかぜ

                 休耕地

セイタカアワダチソウについて
被子植物 キク科 アキノキリンソウ属の多年草 北アメリカ原産、
帰化植物(外来種)ススキの在来種と競合します。9月から11月頃まで開花。
河原や空地に群生した花は、1m~2、5mになりますが、場所によっては3~4mにもなります。
花期は秋、黄色の小さな花は、全体としては円錐花序となり、個々の枝は小さい頭花を
総状に多数つけ、そのような横枝が主軸に対して直角に近い大きな角度を成して広がります。
総苞は長さ3,2mm~5mm舌状花の花冠は長さ4mmです。
種子だけでなく地の高くなる多年草は地下で地下茎を伸ばして良く増え、大きな群落を作ります。
葉は茎に沿って多数密生して付き、被針形で先端は伸びて尖り、葉脈は主脈と1対の側脈が目立ちます。
茎や葉の全体は短く固い毛が多くあり、ロゼットで越冬します。
※ロゼットとは地表にきわめて近い部分から密集して出る葉。越年草、多年草にみられ、
 冬にロゼットとなるものが多い。根生葉、根葉
                       
                  公園





セイタカアワダチソウは花粉症の原因だと言われますが
同じ時期に増える帰化植物のブタグサと間違っています。

セイタカアワダチソウの草刈りは花が咲く前の8月頃に刈ると楽に手入れが出来るそうです。

夏の思い出

2019-10-15 15:51:22 | Weblog
NHKカジュアル クラシックコンサート

今年の夏の思い出は、ぎんざんテレビ開局10周年行事(2019年8月25日)が開催され
素晴らしい音楽を聴いたことです。演奏はNHK交響楽団のメンバーが中心に演奏され
クラシックの名曲からポップスまでわかりやすく解説されました。
室内楽の演奏会は初めてで、弦楽器の美しい音色を心にきざみ良い思い出になりました。
       
プログラム 《演奏曲目
1.サウンド・オブ・ミュージック(メドレー)
   作曲:ロジャース(1902―1979)アメリカ 編曲:長山善洋
2.ア・ホール・ニューワールド(映画アラジンのテーマ)
   作曲:メルケン(1949~)アメリカ 編曲:長山善洋
3.浜辺の歌 
   作曲:成田為三(1893-1945)編曲:長山善洋
4.ピアノ三重奏曲 第一番二長調 作品49より
   作曲:メンデルスゾーン(1809-1847)ドイツ
5.少年時代 作曲:井上陽水(1948~)
   編曲:長山善洋
6.ニューシネマ・パラダイス「愛のテーマ」
   作曲:モリコーネ(1928~)イタリア
7.チャール・ダーシュ(石見銀山スペシャル!)
   作曲:モンティ(1868-1922)イタリア 編曲:松田拓之
8.六つの小品 作品118より インテルメッツォ 
   作曲:ブラームス(1833-1897)
9.ハイドン弦楽四重奏曲 第38番変ホ長調 作品33-2「冗談」
   作曲:ハイドン(1732-1809)オーストリア
10.ピアノ五重奏曲 変ホ長調 作品44より
   作曲:シューマン(1810-1856)ドイツ
演奏家
第1バイオリン:横島礼理、第2バイオリン:大宮臨太郎、
第1バイオリン、ビオラ:横溝耕一、チェロ:山内俊輔 、ピアノ:高橋希

感想
●サウンド・オブ・ミュージック(メドレー)
 第二世界大戦の前夜、オーストラリアのザルツブルクが舞台です。
 若い頃、映画を観ましたので懐かしいメドレーを聴きながら美しい山、高原と広い空を想い出しました。
●ア・ホール・ニューワールド(映画アラジンのテーマ)
 ディズニーのアニメ―ション映画、アラジンで用いられたバラード曲は不朽の名作です。
 アラジンとジャスミンが魔法のじゅうたんで大空を駆け巡り、世界を見に行く場面で歌われる歌です。
 アカデミー主題歌賞、グラミー賞の最秀楽曲賞を受賞。
 第1バイオリン、ビオラ、ピアノの演奏でしたが、テンポがゆったりした好きな曲です。
 最後に二人で抱き合い、観客の笑いと拍手が起こりました。
●浜辺の歌
 現在でも広く愛唱されている抒情歌です。哀愁や郷愁、懐かしさを誘います。
 ビオラの音色も美しくうっとりしました。  

●ピアノ三重奏曲 第一番二長調 作品49より
 印象的で美しい旋律、いきいきとした躍動感など気品に富んだ情感があふれています。
 ピアノ、バイオリン、チェロのそれぞれの魅力を感じ、トリオの素晴らしさを楽しみました。
 ピアノの達人だったメンデルスゾーンの曲で演奏には高度の技巧を要するそうです。
●少年時代
 日本シンガーソングライター井上陽水の最大のヒット曲です。夏を過ぎ風アザミ
 誰の憧れにさまよう・・・で始まる曲はチェロで弾かれ、低音の音色にとても魅力を感じました。
 チェロはいぶし銀と表現されましたが正にそうだと思い素敵でした。
●ニューシネマ・パラダイス「愛のテーマ」
 イタリア映画。中年を迎えた映画監督が映画に魅せられた少年時代の出来事と
 青年時代の恋愛を 回想する物語です。感傷と郷愁、映画への愛情を描かれた作品
 「愛のテーマ」の音楽は郷愁にあふれるメロディがとても心に響いてジーンと余韻が残ります。
 弦楽器に良く合ったハーモニーが最高です。この曲はテレビで聴いて覚えたと思います。
●チャール・ダーシュ(石見銀山スペシャル!)
 チャール・ダーシュとは元はハンガリー語のチャールダ[酒場]という意味です。
 酒場で兵士を募るための踊りだったそうです。
 ハンガリー音楽と特徴が同じのは「遅い」「速い」部分があるところです。
 ラッシュ部分がかなり遅く哀愁を持って演奏されます。そして再び同主調の二短調で華やかに終わります。
 技巧的なバイオリンを中心に演奏されよく聴く楽しい曲です。 
●六つの小品 作品118より インテルメッツォ
 この曲はブラームスの小品ですが初めて聴く曲でした。
●ハイドン弦楽四重奏曲 第38番変ホ長調 作品33-2「冗談」
 ハイドンは数多くの交響曲、弦楽四重奏曲を作曲し、交響曲、弦楽四重奏曲の父と言われています。
 この曲は「ロシア四重奏曲」6曲(37番~42番)中の2曲目であることから「ロシア四重奏曲第2番」とも
 呼ばれています。
 古風的な曲ですが、第四楽章はユーモアある終わり方から「冗談」と言われていますが、
 終わりを間違って拍手、間をおいて二度拍手をする人がおられました。
 ハイドンの弦楽四重奏曲で知っている曲は第77番「皇帝」ハ長調、第67番「ひばり」二長調
 第17番ヘ長調「セレナーデ」です。
 四重奏の演奏はバイオリン2、ビオラ1、チェロ1で演奏されます。
 オーケストラほどの迫力や豊かさの表現はありませんが、奏者一人一人のテクニックやアンサンブルを
 じっくり味わうことが出来るそうです。
●ピアノ五重奏曲 変ホ長調 作品44より
 シューマンの代表的な室内楽作品です。多くのピアノ五重奏曲と同じようにピアノと弦楽器四重奏のために
 書かれています。妻クララ・シューマンに献上されました。

即興演奏 
バイオリン演奏者:横島礼理(れいじ)、ピアノ
  題名をはっきり覚えてなくパソコンで調べましたが、「サパテアード」ではないかと思いました。
  サパテアードとは、スペイン、アンダルシア地方の踊りとその曲のことを指します。
  8部の6拍子で足拍子をとり、非常に軽快な曲です。
  バイオリンの演奏のスピードが速く弓で弦を叩いて弾く超絶技巧は難度が高いそうです。
  曲も好き、演奏も素晴らしく感動しました。

アンコール
●赤とんぼ 作詞:三木露風 (1889~1964)作曲:山田耕作 (1886~1965)
「赤とんぼ」は日本の代表的な童謡の一つです。夕暮れ時に赤とんぼを見て、
 昔を懐かしく思い出すという郷愁にあふれた歌です。

 今日、畑で赤とんぼを見ました。子供が小学生の頃、田舎に帰省すると
 土手や田んぼでトンボを追いかけ、湿った庭で昆虫を探した頃が懐かしいです。 

●故郷(ふるさと)文部省唱歌 作詞:高野辰之(1876~1947)作曲:岡野貞一(1878~1941)
 兎追いしかの山 小鮒釣しかの川・・・で始まる歌詞は心に響き、良くアンコール曲に使われますが
 弦楽五重奏の演奏は初めて聴き、各々楽器の演奏者の音色が素晴らしく、流れるように弾かれるピアノと
 弦楽器が良く合って忘れられない音楽会になりました。
 “音楽の良いところは思い出をつくられることです”とお話しされましたが  
 「ふるさと」の歌を聴くたびに今日のことを思い出すことでしょう   
                
                              

小倉遊亀と院展画家たち展 

2019-09-08 15:42:20 | Weblog

ロビーにて撮影

滋賀県立近代美術館所蔵作品よる展覧会が島根県立美術館で6月28日~8月26日まで開催されました。
展示替えは前期:後期に分かれていましたので2回鑑賞しました。

小倉遊亀について
滋賀県大津市出身(1895-2000年)
奈良女子大卒業後は教師になり、大正9年安田靫彦に入門
禅の精神修養を重ね昭和13年小倉鉄樹と結婚
昭和7年、女性初の日本美術院同人、昭和53年より日本美術院理事、
昭和55年文化勲章を受章しました。
家族や子供、裸婦を含めた人物画、そして静物画も描き、多くの作品があります。
どの作品も対象の本質を捉え理知的造形が魅力的で、個々の持つぬくもりを感じさせる独自の視点を確立された
人だそうです。

好きな作品
姉妹(あね、いもうと)1970年
七夕の日に折り紙をして遊ぶ姿を描いた作品。
妹が二羽の折鶴を膝の上のせて満足そうに笑い、姉は次に折る準備をしながら妹の方を見守り姉の愛情が出ています。
真正面に向いて並んで座る二人は洋服の色数を抑えていますが、色紙の赤や黄色が引きしめています。
背景はプラチナ箔に胡粉の白色が美しく贅沢な余白が広がっています。
姉妹の愛らしいさや、遊びに興じる双方が生み出す気配を感じました。
子供のころ毎年姉妹で七夕飾りを楽しんいましたので、懐かしくじっくり鑑賞しました。

●観自在(1968年)仏画
観自在とは観世音菩薩のことで作者が一番好きな仏様だそうです。
観音様はどんな姿にも変化できるのですが、この作品は救いのために蓮台に舞い立ち凛々しい姿に描かれています。
衣紋や体軀の描線は力強く張があります。右手には水瓶、左手には蓮のつぼみを持ち内面の核心を造形化していますが
女性画家らしい仏画作品です。

●家族達(1958年)
戦後小倉作品は西洋絵画の影響を受け作風が変化しました。
戦前は流麗な描線で描かれた人物もラフな線で描く作風に徐々に変わっていきました。
戦後は大胆な太い線で人物の輪郭を縁取り、ごく省略した形態で対象を捉えています。
家族シリーズは身近な対象を温かい眼差しを注いで描き続けられました。
この作品の「家族達」は新婚間もない様子が描かれています。

●葡萄(1959年)
静物画は美術館ではあまり鑑賞する機会にめぐまれていませんでしたが、今回の多くの作品を見て、
同じモチーフで描かれても器と果物の位置関係や空間の中の配置によって、
緊張感のある構図を考えると両者を落ち着くところに探し当てることが出来るそうです。
よく観ていると確かに同じ位置の作品はなく並んで展示された作品の「佳器」(1956年)と
「葡萄」を比べると良く判りました。

●半夏生(はんげしょう)(1990年」)
半夏生とは季節の移り変わりの「雑節」の一つで、毎年7月2日頃に当たります。
植物は、アジアに広く分布するドクダミ科の植物で葉の下半分が白くなり、白い穂状の花が咲きます。
画面の中央に古九谷の大徳利と並べて描かれ半夏生と徳利の距離感や背景の余白などさりげないように計算されており、
熟練の画家の技量が発揮されているそうです。

●盛花(2000年)
小倉画家は平成12年7月に、105歳の生涯を閉じました。
咲きこぼれる椿の花を描いた「盛花」が絶筆となり、没後、家族の手によってその年の秋の院展に出品されました。
作品は枯淡な灰色の鉢に活けられた椿の花がこぼれるように咲いています。
「蜀江の錦」(しょっこうのにしき)という品種の椿の花びらは白と赤が混じっている大きな花です。
一緒に活けてある優しいピンク色の椿は流れるように活けてあって好きな図です。

思い出
小倉作品を最初に観たのは1999年に開催された「芸大美術館名品展」の《径》(こみち)でした。
日傘をさした婦人の後に傘をかかげて子供が一心について行き、その後から犬が1匹ついて行く様子は
婦人から子供、犬の次へと大中小とだんだんに小さくなっていくシルエットや脚の動きといった
リズミカルな動きが心よくて清潔で健康的な光景が好きになりました。
今回も様々の人物画を楽しみましたがやはり子供を描いた作品が一番目に留まりました。

薬師池公園のしょうぶ

2019-07-27 15:07:30 | Weblog
東京都町田市野津田町にある薬師池公園は四季折々に花が咲き、七国山の自然とともに楽しめる公園です。
「新東京百景」「日本の歴史公園100選」「東京都指定名勝」に指定されています。
春には椿、梅、桜、フジ、ツツジが咲き、5月下旬~6月下旬までは初夏のしょうぶ、アジサイを楽しみ、
7月下旬~8月にかけて早朝に咲く大賀ハスはピンクの花が朝露に輝き一番美しいです。
今年は観蓮会は2019年7月28日(日曜日)午前7時から9時まで開催されます。
(荷葉酒・荷葉茶の接待があるそうです)

 
薬師池は公園中央部より東側にあります。新緑が池には映えていました。太鼓橋から眺める景色も良いです。

      
  
6月初めに出かけましたが、2、200株の花しょうぶが咲き始めたところでした。
種類は肥後系62種、伊勢系、19種、江戸系82種、他12種あるそうです。
花の形、花色は多数あり見分け方も難しいです。
花ショウブは花の基部が黄色 黄ショウブは花自体が黄色で1mほどに育ちます。
アヤメは花の基部が網目状、カキツバタは花の色が白色です。
花の側に名前が書いてありますので写真を撮影するときは一緒に撮ると覚えられると思います。

  
 
スイレン
水位が安定している池に生息し、地下茎から長い茎を伸ばし、水面に葉や花を浮かべ、気孔は葉の表側に分布します。
根茎から直接伸びる花柄の先端に直径5㎝~10㎝ほどの花をつけます。

黄金の鯉が飛び跳ね波紋が広がり水の渦が撮影できました。

  
アジサイ
山あじさい 額アジサイ 咲き始めた所でした。


6月7日に町田市市民フォーラムで「町田イタリア歌劇団」のジョイントコンサートがありました。
最近オペラの曲をあまり聞いていませんでしたが今回二期会会員の城宏憲(テノール)・城えり(ソプラノ)が
出演されることを知り初めて鑑賞しました。
美しい声に広がりのある伸びやかな歌声が心に響き、いつまでも快い気持ちで過ごしました。

土曜日に田舎でテレビをつけていると「題名のない音楽会」七夕の音楽会に城宏憲さんが
プッチーニ作曲トスカ・「星は光りぬ」を歌っておられました。
トスカはオペラを最初に観た作品で「星は光りぬ」は一番好きな曲です。モーニング姿で凛として気品があって素敵でした。
東京のとき、お隣の席の方が「”町田イタリア歌劇団”は身近に鑑賞できて町田は良い所ですよ。」と教えてくださいました。
                    




皇居東御苑

2019-07-15 21:06:30 | Weblog
東京都千代田区千代田1-1の皇居の東御苑園に妹と一緒に行ってきました。
東御苑には宮内庁所管の博物館の「三の丸尚蔵館」があります。
昭和天皇の死後1989年御遺族からの寄贈された美術品を保存,研究、公開するための国庫の施設です。
東御苑は一般開放されて、緑も多く5月~6月はサツキ、池には菖蒲が咲き、皆さんは自然を楽しんでおられました。
東京にいた頃は友人たちと静かに会話を楽しみたいときは東京駅の丸の内方面に出て、大手門から入場して立ち寄った
好きな場所です。
三の丸尚蔵館は「慶びの花々」2019年5月3日から6月30日まで展覧会が開催されました。
皇居お堀の前にはサツキがきれいに咲いていました

 
                                     皇居お堀の前にはサツキがきれいに咲いていました


「慶びの花々」展覧会

正正九花卉図 柳沢淇園(江戸時代18世紀) 三幅対 絹本着色 98・9×40・8 
江戸時代に幕府は五節句を制定していました。そのうちの人日(じんじつ)《旧暦のお正月》、端午
重陽(九月九日)三つの節句にちなんだ三幅対の作品です。季節の花を花器に取り合わせてあって、
画面上部には漢詩が寄せてありました。右幅は青磁に植えた福寿草と白梅を描き、
中幅は菖蒲、躑躅(つつじ)、椿とともに束ね朱房と五色の糸を垂らし華やかな薬玉が描いてあり珍しい画でした。
左幅は菊を描かないで朱色の編籠にランの花や石榴(ざくろ)梨の実を取り合わせてありました。
ランの花は横に流れ、今の活花にも適用できそうです。
作者は絵画、漢詩書、儒学、篆刻、医学など様々な文化に精通していた文人です。

色絵草花図花瓶 幹山伝七 (明治前期) 一対 陶磁 各径25・3 高51・5
細密な色絵花鳥を描いた一対の花瓶でほぼ同じ図をそれぞれの花瓶に左右反転させて絵付けを行っています。
端返りの口縁部から獅噛浮遊環耳のつく首部にかけてすぼまり、胴部をやや膨らませ器形で、首部には金彩で古銅器風の文様を
緻密に描いてありました。
白磁の胴部にはカワセミやルリビタキ、スズメ、メジロが飛び交いそこには梅、百合、撫子、菊など色とりどりの
四季の花々が咲き乱れ、金彩の点描で霞を表し、華やかな空間を出現させています。
京都らしい丸山四条派の影響を受けた繊細の描写や西洋的な洗練、中国の清朝陶磁にみられる粉砕に似た濃密な色絵と
明治前期の時代の特有の和様中の要素が混在した魅力ある作品です。

色絵四季草花図食器 幹山伝七(明治前期) 594点の陶磁
有栖川宮家旧蔵品で旧高松宮家に引き継がれた、色絵磁器による和食器のセット。
口縁部を金彩と緑赤の上絵による七宝繁文模様で縁取り、その内面に四季の草花を写実的に描いてあります。
食器セットは、鉢、汁椀、飯椀、煮物椀、前茶碗、茶台(茶托)、焼物皿、膾皿(なますさら)、漬物皿、菓子皿
徳利の12種の器で構成され、その内鉢は大中小のサイズの3種類、徳利は大小の2種類あります。
現在点数にばらつきがあるそうですが、当初は60客以上の揃いであった可能性も考えられるそうです。
4種類の皿はほぼ正円形で、用途によって描かれたのは、当時我が国で見ることのできた植物だそうです。
同じ植物であっても器種の違いによって描き方に変化を加えてありました。
一番豪華な器の鉢は外面だけでなく、内面にも草花図が描かれえており、展覧会の中では一番目につきました。
色絵磁器は美しく宴席では皆様は眼福をもたらしたと思います。

七宝藍地花鳥図花瓶 七宝会社(明治22年) 一対 七宝 各径45・0 高さ79・0
藍地を背景にして芙蓉、百合、牡丹、藤、水仙、野茨(のばら)石楠花、躑躅、蒲公英、山梔子(やまくちなし)、都忘れなど
初夏の花々を中心とした草花図が有線七宝によって写実的にあらわされていました。
花々のあいだにはオオルリやジョウビタキなどの野鳥がみられて、裏面では水辺の風景の中に水鳥を表しています。
上部や下部の文模帯は典型的な有線七宝技法です。胴部の大ぶりな花鳥図は花や葉の色彩が同じ植線内で濃淡があり
無線七宝風の表現となっているそうです。芙蓉の葉は墨絵のように黒や灰色釉薬を用いている点や
石楠花の幹の陰影表現なども特徴的です。

七宝桜図花瓶 濤川宗助  明治43年(一対) 七宝 各径14・7 高33・7
薄墨色の背景にサクラを配置した無線七宝の作品。口縁部から枝が垂れる左方の花瓶と底面から枝が伸びていく
右側の花瓶の取り合わせから,日本画の対幅を想わせる構図に特徴があります。
左方の花瓶は葉を中心に暗色で、右方の花瓶は葉を緑にするなど明るめに釉薬が用いられており、左右で異なる
時間帯の桜の様子を表現しています。枝は墨線のような筆触の感覚を再現し桜の花も有線特有の輪郭線を用いずに
白のわずかな濃淡であらわすなど七宝の技術で絵画の表現を追究した上品な作品です。
作者は尾張を中心で盛んだった七宝を東京に拠点にして活動しました。初めて帝室技芸員に任命されました。

紅白梅図屏風 今中素友 大正12年 六曲一双 絹本金地着色 各219・0×452・2
大正13年の皇太子(昭和天皇)御結婚を祝うために福岡市の実業家の頭山満を総代として献上された大型屏風。
屏風右隻の中央に巨大な幹を構える白梅は、苔むした樹皮や四方八方に伸びた枝の伸びた様子から樹齢の長さがうかがえます。
その背後には、垂直方向に細くしなやかに伸びる枝が若々しい紅梅が描かれています。
右隻ではこの紅梅の花が鮮やかに画面を埋め尽くし、対する左隻は右隻からのびてきた枝が白い花弁を咲かせています。
梅の幹や枝を大胆に屈曲させながら描く表現は宋時代以降、墨梅図は中国の文人に好まれ雪舟や狩野永徳等によって
大画面障壁画となりました。我が国は江戸時代には琳派や円山派によって多くの梅花図が屏風に描かれたそうです。
作者は河合玉堂に師事。花鳥画が得意で、文展や帝展で活躍された画家です。
この作品は桃山障壁画や琳派に学んだ様子がうかがえるそうです。
力強い巨大の幹に苔むした樹皮の色や梅の花は金地屏風にふさわしく「慶びの花々」の展覧会を妹と
令和元年に鑑賞できて素晴らしい思い出になりました。

 
                   菖蒲園                               菖蒲とサツキ

上高地の植物と野鳥

2019-07-03 22:11:00 | Weblog

自然の宝庫。上高地は「特別名勝」「特別天然記念物」を与えられた国立公園です。
自然の中で小鳥の鳴き声を聞き、珍しい花を見つけるとうれしくて立ち止まって写真を撮りました。

 
●ニリンソウ(二輪草)キンポウゲ科 イチリンソウ属 多年草。
春山を代表する花の一つです。3枚葉を持つ茎に3枚が輪生する。3月~6月に白い萼片を持つ直径約2㎝の花をつけます。
多くは1本の茎から2輪ずつ花茎が伸び、根茎で増えるため群落をつくることが多く明神から徳沢あたりは群生が見事だそうです。
●フッキソウ(富貴草)ツゲ科 フッキソウ属 見頃は時期:5月上旬~6月上旬
常緑の小低木。茎の下部は地面を這って、上部は立ち上がり緑色になります。葉は互生し托葉はありません。
葉は厚く、茎の先に長さ5㎝ほどの穂状の白い花が咲きます。
花は、単性で雌雄同株、茎の先端に穂状花序になってつき、花弁はなく、花弁にみえるのは萼片。
雄花には萼片が4個、雄蕊が4個、中央に退化雌蕊が1個あり、雌花には萼片が4個、中央に雌蕊が1個あり花柱は2個
子房は2、3室あり、各室に2個の肧珠があります。
小梨平の清水川沿いや、ウェストン園地上手の梓川と遊歩道の間の林などに密生していて、一年中緑の葉を広げているそうです。

 
●シロバナエンレイソウ(白花延齢草) ユリ科 多年草 別名:ミヤマエンレイソウ。
太く短い根茎から、高さ20㎝~40㎝の茎が1本伸び、その先端に3枚の葉を輪生します。
葉は葉柄を持たず、茎から直接生じます。葉の形状は丸みを帯びたひし形で、直径は10㎝~20㎝
3枚の葉の中心から短い花柄伸び、3枚の外花被片と3枚の白い花弁状の内花被片、6本の雌蕊を持つ花を生じます。
内花被片は外花被片より長く外花被片の先端がとがっています。初めて見る花ですが気品があり好きになりました。
さっそく花言葉を調べて見ましたら「奥ゆかしい美しさ」「落ち着いた美しさ」と書いてありました。
●タチツボスミレ スミレ科 スミレ属 多年草 花期4月~5月
湿潤な山地の林床や周辺部に生育します。地下茎はやや短く、わずかに横に這い、根出葉は細い葉柄があって、
葉身心形(ハート形)です。その茎の節々からも葉や花が出ます。花は薄紫色です。
いつも見るスミレは濃紫色でしたのでとても新鮮でした。

 
●ネコノメソウ ユキノシタ科 ネコノメソウ属 多年草 
全国の山地の湿地や川べりになど湿ったところに分布して群生することが多いそうです。
4月~5月ごろ、茎の先端に葉が変形した黄緑色の苞ができて、その中に2mmぐらいの小さな黄色い花がいくつも咲きます。
自然研究路(田代池~田代橋)で見つけました。
茎に生えている葉っぱは左右交互についている対生です。
●オシダ (オシダ科 オシダ属)
北海道・本州・四国に分布する夏緑性の大型のシダ植物。
ブナ林域の谷筋の崩積土の集積する場所などに生育します。
地下茎は持たず、根茎から放射状に長さ60㎝~120㎝の葉を放射状に出します。
葉柄は短く、葉身の3/1~5/1で、幅は先端から3/1が最も広く、先端は尾状に伸びます。
シダはきれいに並んで生えていました。
 
 
●キジバト(雉鳥)鳥網ハト目ハト科キジバト属に分類される鳥 別名:ヤマバト  分布:ユーラシア大陸東部、日本
日本では国内で繁殖する留鳥(北海道や本州北部に分布する個体群は越冬のため南下する夏鳥)
全長約33㎝体色は雌雄同色で茶褐色から紫灰色。翼に黒赤褐色の鱗状の模様があるのが特徴です。
頚部側面に青と白の横縦模様があります。平地から山地の明るい森林に生息しますが、都市部でも見られるそうです。
雄のさえずり声は「ホーホーホッホ―」「テーデー ポッポー」と表現されます。
食性は雑食で果実や種子を食べますが昆虫類、ミミズ等も食べるそうです。
●ジョウビタキ (尉鶲、常鶲)スズメ目・ヒタキ科に分類される小鳥
日本ではよく見られるわたり鳥です。翼に白い斑、雄は胸から腹が橙色。全長15㎝。
根雪のない地域に飛来。林の周辺、河川敷、市街地の空き地になどを好みますが、
我が家の庭にも時々やってきて、澄んだ声でヒッ、ヒッ、時にカッカッと低く鳴きます。
写真を撮影したくても庭に出るとすぐ飛び立ち、写すことが出来ません。
今回は低い木に止まっているところを子供が撮影しました。澄み切った青空に白い雲、好きな写真です。
鶯のホーホーホケキョと鳴き声もよく聞きましたが姿は見ることはできませんでした。


さわんど駐車場の傍に咲いていた花です。遠くから撮影しましたので、近くで観察していませんので花の名前はわかりません。
山吹に似ている感じがします。  











上高地の景色

2019-06-19 13:43:43 | Weblog
5月末に上京したとき、子供と一緒に上高地に行ってきました。上高地は、長野県西部の飛騨山脈南部の梓川上流の景勝地です。
中部山岳国立公園の一部ともなっており、標高約1,500m全域が長野県松本市に属しています。
上高地のシンボルの河童橋から残雪の穂高連峰と清流梓川の澄んだ水を眺め、当日は青空も美しく素晴らしい絶景でした。
河童橋はで周りの風景と調和してます。橋は木製の吊り橋ですが平成9年(1997年)架け替えられた五代目だそうです。

バス停の大正池から降り、河童橋方向へ行く人もいましたが、私たちは河童橋近くのホテルに宿泊しましたので
あくる日、大正池に向かって歩きました。













シラカバ(白樺)の樹が五本並び、樹の間から観る景色も素敵でした。
シラカバは本州中部から北海道の山地や高原、原野にはえるカバノキ科の落葉高木。
樹皮は白く横に剥げます。


「上高地自然研究路」歩行者専用の遊歩道です。平坦で歩きやすく所々に解説版がありました。
お花や小鳥の説明を読み立ち止まって草花を観賞しました。


田代湿原は連なる穂高連峰を望む美しい湿原です。赤水は鉱物のためかしら?




美しい水面に焼岳の姿を映す大正池があります。大正4年(1919年)焼岳噴火によって泥流が梓川を堰き止めて出来ました。
深いエメラルド色をたたえた池に神秘的な雰囲気が漂っています。

  穂高連峰 独標
西穂高岳(2909m)間の岳(2907m)天狗岳 畳岩 
奥穂高岳(3190m)吊尾根 前穂高岳(3090m)
明神岳主峰(2931m)明神岳最南峰







ヒヨドリ

2019-05-04 15:27:05 | Weblog

早春のころ裏山からホーホケキョとウグイスの鳴き声が聞こえてくると春の訪れを感じ、庭を眺めるのが楽しみです。
3月中頃にはヒヨドリが前庭のサクランボの樹に止まっていました。
鳴き声は「ヒーヨ、ヒーヨ」と甲高く聞こえますが、早朝は「ピッピッピピピ」とリズムよく鳴くこともあります。
庭に来る小鳥は窓を開けるとすぐ飛び立ちますので写真は中々撮ることが出来ませんでしたが、
今回は窓からヒヨドリが撮影できました。

形態は全長約27.5㎝。翼開長は約40㎝。尾は長めで12.5㎝位です。
ムクドリやツグミより体型がほっそりしているそうです。
くちばしはとがり雌雄同色。頭部から胴体は灰色の羽毛に覆われて、頬に褐色の部分があり、よく目立ちます。
頭頂部の羽毛は周囲よりやや長く、冠羽となっています。翼や尾羽は灰褐しています。
好物はサクラ、椿などの花の蜜を食べることです。繁殖期には昆虫類も多く捕食するそうですが、
夫の話では、畑の土を掘りおこしていると傍に来てあっという間に捕食して飛び立つ小鳥はジョウビタキだそうです。
春真っ盛りのときはサクランボの花の蜜を吸っていましたがなくなると椿の蜜も吸っていました。

サクランボの樹木の側にあるハナズオウの花がきれいに咲きました(4月24日)

今はサクランボの樹は若葉が美しく佐藤錦の実も多くなってきています。
樹に早く網を掛けないと小鳥に実を全部食べられてしまいそうです。  


大型連休に長男夫婦が帰省しました。今年は玉造温泉に一泊宿泊して松江の由志園でボタンを鑑賞。
出雲大社へ参拝してから実家に帰りました。
あくる日は地元神社の春大祭の「石見神楽」を見たり、家族で三瓶山の新緑のドライブを満喫しました。
毎日早朝は夫婦で散歩に出かけたり、お墓参り、海の景色も見に出かけました。
近くの海では曇りで夕日の沈むところは見ることができませんでしたが、
山陰線の列車でちょっと見たそうで美しかったと言っておりました。
都会育ちの夫婦は珍しそうに庭のふき、山に1本生えていたもうそう竹、
畑に生えていたワラビの煮つけなどおいしそうに食べていました。
息子は「田舎は空気がおいしいね!!のんびり出来て良かった。」と喜んでいました。




松江歴史館 喫茶「きはる」

2019-04-13 13:30:42 | Weblog
松江歴史館内は松江市殿町にあり、館内は展示室以外無料で入館できます。
松江らしさにこだわったおしゃれなミュージアムショップ「縁雫(えにしずく)」があり、前には、喫茶「きはる」もあります。
「きはる」は現代の名工伊丹二男氏による創作松江菓子を備えた茶房です。
実演を見ることが出来ます。側には三十畳の暮らしの大広間あり、大広間は喫茶に関係なく自由に利用できます。
  
そして甍越しにそびえる、松江城天守閣を借景とした、約百坪の出雲式雲州の日本庭園があります。
庭園は枯山水と言って、水を用いずに石や砂など山水風景を表現しています。
出雲の国の特色を取り入れ、景色の中心となる正真木(しょうしんぼく)に黒松を用いています。
また通路となる飛び石は、地面からの高さを他の地域より高く据えてあり、風土にあわせて、
雨や雪の時に歩きやすくするためです。
右手の珠光型燈篭(しゅこうがたとうろう)は、7代藩主松平治郷(不昧)の奥方として青楽院が輿入れされた際
祝いの一つとして仙台から運ばれた燈篭を模して造ったものです。
手水鉢(ちょうずばち)は、それらのお祝いを運ぶ船の重り石から造られたと伝えられています。
中央奥の濡型(ぬれさぎがた)の燈篭と太平型(おおひらがた)燈篭は他の地方には少ない型で
松江市特産の来待石(きまちいし)製です。晴れた日には前の濡れ縁でオープンカフェも楽しめます。
置床
珍しい置床がありました。「舟つきの松」と呼ばれて市民に親しまれた松から作られたものです。奥行が狭く幅が広いです。
 

   
床の間には真赤なやぶ椿が活けてあり、掛け軸は堀尾吉晴(1543年~1611年)が掛けてありました。
堀尾吉晴は豊臣家最古参の名将、松江城を築城。松江の基礎を築き「松江開府の祖」と呼ばれています。
(揮毫は元松江書道家会長 金津大潮氏)です。
茶花の椿について
椿は茶室を清め浄化するといい、ほの暗い茶室に咲く白い椿は清く美しく清浄さを示し、炉の花の最高とされています。
活け方は一花三葉また一花五葉、二花五葉または二花七葉を整理して活けます。


企画展を鑑賞してから庭園を眺めながら季節の上生菓子の「やぶ椿」と干菓、薄茶のセットを頂き
静かにくつろぎ至福のひと時を過ごしました。テーブルの席もあり、各種甘味、コーヒーなど飲み物も充実しております。

工芸菓子
 
喫茶「きはる」の入り口と企画展入口の傍に工芸菓子が飾ってありました。
素材は主に砂糖や米粉などを混ぜた雲平(うんぺい)や、砂糖を煮詰めた有平糖(あるへいとう)などです。
和菓子は花鳥風月・自然をメインにしたテーマが主流です。
鮮やかな色合いや繊細な細工が素晴らしく一流の菓子職人の技術が光る逸品です。

カモ

松江歴史館の前の堀川に冬鳥のカモが楽しそうに泳いでいました。
優雅に水面に泳ぐ姿、つがいの仲むつまじい姿、水しぶきを上げて羽ばたく姿など見て飽きないです。
冬鳥はシベリアで繁殖し、寒い冬に日本、東南アジアなどで過ごします。
9月~10月頃から日本で冬を過ごし、4月~5月頃に北方に渡ります。
堀川遊覧の船とカモの戯れを一緒に撮影したいと思いましたがカモが移動して撮ることが出来ませんでした。写真は2月25日に撮影。


ホーランエンヤ伝承館
松江歴史館入口の左側の奥に伝承館があります。
館内は日本三大舟神事のホーランエンヤの起源と歴史について展示。
五地区の保存会ごとの櫂伝馬踊り、衣装などの特徴や違いを紹介しています。
豪華絢爛衣装に目を見張ります。シアタールームでビデオを観ることも出来ます。


ホーランエンヤ(松江城山稲荷神社式年神幸祭)は今年は10年に一度の開催の年になり五大地の櫂伝馬船(かいでんません)が
繰り出し素晴らしい水上絵巻をご覧になれます。
期日:2019年5月18日~26日


松江市の花「つばき」の世界 ~あおいニッセイ同和損保コレクション~椿絵名品展 

2019-03-31 13:44:09 | Weblog

松江市歴史館主催の企画展が2月8日(金)~3月24日(日)まで開催していました。
日本芸術界の巨匠がツバキを題材に手掛けた絵画や陶器、漆器など53点を展示。
卓越した技で椿を表現した作品が多数鑑賞できて魅了しました。
一つの花をテーマにした作品を一堂に観るのも初めてでしたので色々の椿の描き方がとても新鮮でした。

好きな作品
雪旦」(せつたん)ユキノシタ
横山大観(1868年~1958年)茨城県水戸市生まれ
白い椿に雪が舞い、枝にスズメが止まる情景を描いて墨の濃淡で雪の柔らかさを醸し出した技法に惹かれました。
大観の作品は安来市の足立美術館で毎年鑑賞していますが、違った作品に出合うのも楽しいです。

「椿花小禽図」
河合玉堂(1873~1957年)愛知県生まれ
東京都青梅市御岳渓谷に「玉堂美術館」があります。山村の風景を日本的な情感を込めて描き続け、香淳皇后の先生でした。
展示作品の赤い藪椿の咲く枝につがいのウグイスがさえずりながら遊び、構図の中心を画面の上部に持って行ったところが奇抜です。
花や幹には四条琳派の付立(つけたて)法に琳派の垂らし込みが使われてさらりと描いてありました。

「椿(浅香)せんしゅん」
橋本明治(1904年~1991年) 浜田市生まれ
東京美術学校日本画科を卒業。やまと絵の技法を基礎に明快な色面や線描よる堅固な造形を追究されています。
島根県立美術館のコレクション室で観る作品は人物画が多く、椿の作品を初めて観て、
1本の線も使わず単純化した形や色による紅椿を装飾的なあしらいに息づきを感じます。
背景の余白は大きく残してありましたが、じっくり観ていると春の初めの空気を想像できます。

「椿」
小林古径(1883~1957年)新潟県生まれ
東洋古典の絵画の持つ美しさを像検面から追究し安田靫彦(ゆきひこ)や
前田青邨(せいそん)らと大正から昭和にかけて日本美術院で活躍しました。
作品は背景など余分な要素を省きガラス器にさした白椿のみを迫り枝は横に這っていました。
ガラス器は模様がツバキにとても映え、全体がソフトな色彩がめずらしいと思いました。

「支那壺に椿」
児島善三郎(1893~1962年)福岡生まれ
大正末に渡欧してドランやマティスに傾倒しました。日本的なフォービズム(野獣派)の代表的な画家として活躍しました。
作品は明快な色彩配置は装飾ですが物の重たさを感じさせる表現は琳派的なフォービズムとでも言えるそうです。
理知的なのにどこか温か味がるそうですが、テーブルの敷物が目につきました。

「椿花図」
村上華岳(1888~1939年)大阪市生まれ
京都市立絵画専門大学(京都市立芸術大学)卒業。
大正期に土田麦僊(ばくせん)、榊原紫峰、小野竹喬(ちっきょう)らと国画創作協会を結成し
洋画表現を融合した日本画を次々と発表。その後喘息の悪化から次第に画壇から離れ、
後半生は神戸になどに隠棲し、仏画や山水画、花鳥画を書き続けられたそうです。
憑かれたようにうごめき交錯する筆跡は生き物の脈動があり、椿の花も暗い色に沈みながらもその陰のなかに情念を脈打ち
画面全体から感じました。

「椿図」
木村荘八(1893~1958年)東京日本橋生まれ
最初は文学を志しましたが、岸田劉生を知り、大正時期にはデューラーの写実表現に傾倒。
挿絵作家として優れた仕事を残しました。
装飾的な画面の中で写生味を出すために、線の呼応や筆勢で椿の生き生きとした輝きを表しています。
この作品は椿の動きが線の呼応や筆勢を楽しく鑑賞しました。

※アルブレヒト・デューラーについて
ドイツのルネサンス期の画家、版画家、数学者。(1471~1528年)
代表作品:メランコリア。アダムとイヴ、自画像

「寒椿」
山口華楊(1899~1984年)京都市生まれ
写真中心の画風で動物画が得意。花鳥画も人気があります。
水分を含んだ春の雪にこらえて咲く紅椿の枝。そこから飛び去るメジロを見ると
春を待ちかねる花や鳥に生命の輝きを感じ、ソフトの色彩が好きです。

「椿図蒔絵硯箱」
尾形光琳(1658~1716年)京都生まれ
元禄文化を代表する絵師です。生家は高級呉服屋で、陶芸家の尾形寒山は弟です。
金蒔絵の土坡(どは)の向こうに螺鈿による白椿が二輪誇らしげに咲き、
添えられた葉の内三枚が黒ずんだ鉛によって自然な感触を思わせているそうです。
葉っぱが何で造られているか分かりませんでしたが鉛で出来ていることが分かり知識がつきました。

「色絵椿文鉢」
北大路魯山人(きたおおじろさんじん)(1883~1959年)誕生京都市
書道家、篆刻家、》として活躍しましたが、美食家として知られ後に料理を演出する食器を求めて
作陶家となりました。作品は、鉢の内側も外側も大ぶりの椿に満たされています。
花弁の大胆さと器の優美な曲線はおおらかな桃山時代の気風が漂っているそうです。

その他
竹久夢二
大正ロマンを代表する美人画家です。愁いを帯びた表情と優美な曲線を描く姿態と独特の色づかいが特徴です。
展示作品は着物に椿が描いてありました。着物の線は思ったより太かったです。

熊谷守一
「画壇の仙人」と呼ばれている作者の作品は今まで一度も観ていませんが
表現主義的な画風に単純化した形に魅力を感じました。
  

映画鑑賞『日日是好日』

2019-02-16 15:51:42 | Weblog
映画鑑賞『日日是好日』
2018年10月に上映された『日日是好日』を鑑賞しました。
『日日是好日』は好きな言葉で我が家の和室にも額を飾っています。
そしてお茶は若い頃、礼儀作法として少々習っていましたので興味がありました。

スタッフ 監督 大森立嗣 原作 森下典子
キャスト 主人公典子(黒木華) 茶道の先生武田先生(樹木希林)
典子の父(鶴見辰吾)
茶道の仲間 
従妹美智子(多部未華子)武田先生の親戚の雪野(鶴田真由)
田所(原田麻由)早苗(川村紗也)女子高校生ひとみ(山下美月)

原作者が約25年間にわたって自宅近くの茶道教室に通った日々を綴ったエッセイを映画化されたものです。
お茶を通じて繰り広げる“精神の大冒険”をかけがえのない今を生きていく模様を映し出していました。

典子は就職、失恋、大切な人の死(父)などを経てお茶や人生における大事なことに気がついていきます。
茶室の小さな空間で武田先生の指導は柔らかい優しい言葉の中から様々のことを教えられ勉強になります。
学生時代の典子と従妹の美智子のコンビが良く、そしてお茶の仲間の会話も若い人には興味が湧くでしょう

お茶をテーマにした映画ですので難いと思いましたが笑いもありました。
最初のお稽古の帛紗(ふくさ)さばきのとき、映画館の会場ではクスクスと笑う声もしましたが多分経験がある人だと
思いました。私もそうでしたから・・・
もう一つ笑いがあったのは「大寄せ」の茶会の場面です。しとやかに着物を着かざった女性たちは席順を決めるとき
グループの中で一人あまり一緒の席に就けないからと強引に割りこまれたときの小母様の凄さです。
「正客」「次客」の席を決めるときは知識も経験も豊富のある人を薦めますが遠慮して辞退する方が多くその場面も面白いです。
正客は最初に亭主のごあいさつを受けますが、お客様の前でお道具について
「掛け軸」茶道具の「作者名」「銘」「箱書き」「花押」を尋ねますので大変です。
3番目からは生徒さんが運ばれたお茶を各々の人が薄茶を飲み始め、終わるとお茶碗を手で触りよく拝見します。
全員が飲み終わると全員で扇子を前に置きお辞儀をしてほっとします。お茶会は奥が深く色々と学べます。
若い頃、お茶会は市の文化祭で開催され、着物を着て親友や妹と行きましたが席はいつも緊張しながら楽な位置を選びました。

この映画で心に残ることは作者が“五感で自然とつながること”を全身でその瞬間を味わい喜びを感じられたことです。
五感とは
●聴覚(耳)
梅雨の雨音パラパラパラパラ・・・大粒の雨が葉を打っている、ポツポツポツポツ・・・元気に雨をはね返している場面
露の雨「ザァーザァーザァー瀧のような音、屋根から流れ落ちた雨がダダダダと軒を打つ雨・・・
つくばいのチョロチョロチョロチョロチョロ・・・せせらぎの水音、
茶室の中では、お釜の水が「し、し、し、し」と低く静かになり続け、お湯が煮えたぎると「ヒュー」となる
「松風」の音を聞くと心が休まります。
●触覚 (目)
茶器、水指(みずさし)、杓(ひしゃく)茶杓(ちゃしゃく)茶筅(ちゃせん)
棗(なつめ)、こぼし(建水とも言います) 四方棚(よほうだな)、花器 
庭から採った花は茶花として床の間に活けてありました。
掛け軸
お茶室に入ったらまず床の間の掛け軸を見ますが、武田先生はその日にあう掛け軸を掛け、その度に説明をなさっていました。
その中で「瀧」「達磨大師の画」が好きです。
●臭覚(鼻)
 お茶の香り、青いイグサ、炭の匂い 水辺の匂い、土の匂い、お湯の匂い
●味覚(口) 
懐石料理、生菓子、干菓子季節に合わせて銘菓を選んでおられました。
お茶(薄茶、濃茶)


帰宅してから、四季折々の庭の植物、雨の音の凄さをもう一度聞きたくて、そして、茶花、茶道具、美しい着物
はっきり覚えてない掛け軸も見たくて1週間後に出雲に行き2回鑑賞しました。

2回目に観たとき、典子さんの父親が亡くなってから武田先生と会話される場面でしんみりとした表情の樹木希林さんの姿が
心に深く残りました。
全身癌で亡くなられた直前の最後の演技だそうですが、心の強さに私は涙を流し映画館を後にしました。

立春後の庭

                  水仙                                       山茶花

                  梅                              ふきのとう 

風に吹かれながら揺れる梅、山茶花、香り高い水仙、苦みのあるふきのとうを味わい、しとしとと降る雨音を聴き、
五感を感じながら春や来い早く来いと・・・     

出雲大社の大注連縄

2019-01-16 15:25:26 | Weblog

 



お正月行事のとんど焼きも終わり、今年初めての書くブログは昨年8月18日に撮影した
出雲大社の大注連縄(おおしめなわ)にしました。
大注連縄は出雲大社の神楽殿に昨年新しく飾られ日本最大とも言われて人気があります。
新しい大注連縄は白くてとても美しく円形の藁の細かさに見とれて下からも撮影しました。
島根県にある出雲大社(いずもおおやしろ)の御祭神は大国主大神(おおくにぬしおおかみ)で、「大黒様」として慕われ
縁結びの神様でもあります。

神楽殿は昭和56年に建て替えられ大広間は270畳の広さを誇り、国造家大広間、並びに出雲大社・出雲大社教の神楽殿として
御祈祷や結婚式はじめ様々な祭事行事を執り行われています。
正面の大注連縄は長さ13,6m、重量5.2t、胴回りは最大8mにおよびます。

この大注連縄は6年ぶりに新しい大注連縄へと懸け替えられました。奉納された大注連縄は島根県飯南町「大しめなわ創作館」です。
制作工房では、強くしなやかに育った飯南町産の稲藁を使ってしめ縄作りにされました。
稲はお米が実る前の青い状態で刈り取り、藁はまっすぐに伸びたものは150㎝位あったそうです。
乾燥させた藁の表面の皮を一本一本、人の手で取り除き青々しく、ほんのりとした藁の香りが漂う縄をしたから風を送って
稲を乾燥し、藁がバラバラにならないように何か所も締めるそうです。
藁の束をいくつも束ねて、下から10人位で動かし茅たたきで叩き、中芯なるコモを丁寧に揃えます。
「コモ」と呼ばれている表面の藁を繋ぎ合わせ、その中にさらに藁を入れて太くして、編む前の縄が完成します。
この縄を2本作り、それを寄り合わせればしめ縄の形になります。
縄の重さは一本50㎏を超えることもあり、大人6人がかりで交互にねじって寄り合わせる作業は重労働ですね。

神楽殿の大注連縄の取り換えの作業は大型クレーン車で作業。シメノコかざり縄(細い縄)は中芯を反側から持ち上げます。
コモをかけ大注連縄をかける木も用意してクレーンで6メートルの高さまでつり上げられ屋根の梁に(はり)にくくり付けられました。
テレビ撮影で知りましたが、2018年7月17日朝8時から夕方4時過ぎまでかかったそうです。

出雲大社の大注連縄の特徴は一般的とは違い古来より逆で、左方を上位、右方を下位にとして綯う習わしがあり、
「大黒じめ」と呼ばれています。

 参拝も一般の神社より丁寧で通常「2礼4拍手1礼」、 例祭「2礼8拍手1礼」です。



神楽殿近くで見たブルーのアサガオの塀が素敵でした。




山陰フィル ふるさとコンサート

2018-12-05 21:16:32 | Weblog
12月に入り枯葉が舞い落ちて、今年もあっという間にお正月を迎えようとしています。
先々月、山陰フィルハーモニー管弦楽団コンサートが10月21日川本町川本の悠邑ふるさと会館でありました。
主催は山陰フィルハーモニー管弦楽団、 島根県トヨタ販売会社、トヨタ自動車株式会社
後援:川本町、川本町教育委員会
ポスターを見たとき、私の好きなグリーグの「ピアノ協奏曲イ短調」がありましたので生演奏をぜひ聴きたいと思い
夫に車の運転を頼んで初めての会場に行くことができました。


演奏された曲目
連作交響詩《わが祖国》より第2組曲「モルダウ」
 ベドルジフ・スメタナ(1824-1884)は「チェコの音楽の父」と呼ばれチェコの作曲家です。
スメタナの代表的な作品。この連作交響詩は6つの交響詩からなっています。
第2曲目の「モルダウ」が特に著名です。
「モルダウ」とは河川の名前でボヘミヤを南から北に流れるチェコの重要な河川の1つです。
曲はモルダウ川の源流からプラハ市内へと続く川の情景が鮮明に描写されているそうです。
村の結婚式、月夜の水の精の3つのエピソードと出会います。
終わりに近づくにつれ、川は聖ヨハネの急流に突入し、曲も壮大になっていき、最後には《わが祖国》第1組曲の
「ヴィシェフラド」の主題が高らかに演奏され、終わりを迎えます。
よく知っている曲ですが、川の情景を理解できたのは今回頂いたプログラムの「曲目解説」でした。

ピアノ協奏曲イ短調 作品16 エドヴァルド・グリーグ(1843-1907年)
ノルウェーの作曲家。「北欧のショパン」とも呼ばれています。ピアノ協奏曲イ短調作品16
グリーグが25歳に作曲した唯一のピアノ協奏曲であり、彼の代表作です。
第1楽章Allegro molt moderato イ短調4/4拍子 ソナタ形式
冒頭ティンパニに導かれ、ピアノが力強く下降していく主題は、印象的で一番好きなところです。
ピアノに続いて木管楽器で演奏される第一主題は、北欧民謡風の素朴な楽想とロマンティックな楽想が組み合わされています。
第2楽章Adagio 変二長調 3/8拍子 複合三部形式
冒頭は弱音器をつけた弦楽器が、ノルウェーの情緒あふれるメロディーを奏で、それからピアノが登場します。
楽章の終わりに近づくと、ピアノにより夜空の星を連想させるような装飾的なメロディーが奏でられ
楽章の間が切れることなく次の楽章に続きます。
第3楽章Allegro moderato molt e marcatoイ短調2/4拍子 ロンドン・ソナタ形式
軽快なマーチによる導入の後、ピアノのカデンツァ曲が始まります。
主題は、軽快なリズムと北欧的な旋律が特徴の民族舞曲が取り入られるなど北欧の風景を感じることができます。
曲の中間部ではフルートにより牧歌的なメロディーが奏でられ、その美しいメロディーをピアノは引き継ぎ演奏します。
牧歌的メロディーも好きですが、曲の最後は壮大ですばらしく満足しました。《ゲスト:ピアノ演奏者代 香織》

オリンピックファンファーレ&テーマ/ウイリアムズ
ウイリアムズ(1932-)はアメリカ合衆国出身の作曲家。
管弦楽や協奏曲だけでなく「スター・ウオーズ」のテーマなど映画音楽の作曲家として有名です。
1984年ロサンゼルスオリンピックのために作曲された作品です。
トランペットの華やかなファンファーレからはじまり、朗々としたテーマに続き、金管楽器を中心に最後まで華やかに演奏されました。
2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック大会の盛り上げにトヨタ自動車が応援されていますので最適の選曲でした。

大序曲「1812年」 ピョートル・チャイコフスキーロシアの作曲家(1,840-1893)
演奏向き序曲です。題名の曲「1812年」は、ナポレオンのロシア遠征が行われた年を指しています。
冒頭は、ロシア正教会の聖歌がチェロとヴィオラによって美しく奏でられます。
曲は打楽器が演奏し暗示するロシア軍の行進により次第に盛り上がっていきます。
ナポレオン軍の進撃の始まりを表現したフランス国家「ラ・マルセイエーズ」の旋律が響き渡ります。
第4部になるとロシア軍の反撃の様子を想像させる冒頭の主題が管楽器で堂々と演奏され、曲が終わるころにつれ
だんだんとテンポが速くなりロシア軍の大勝利の様子が華々しく表現されています。
大砲の音や鐘が会場に響き渡わたりテンポが速くなって、ロシア軍の大勝利の様子が華々しく表現されました。
島根中央高校吹奏楽部と山陰フィルハーモニー管弦楽団約90人の大編成の共演は壮大で演奏に酔いしれました。
指揮者の今岡正治氏は素晴らしいですね。

ロシア遠征とは、ナポレオンによるモスクワ攻撃であり、ロシア軍がナポレオンに首都モスクワを抑圧されながらも、
ナポレオンを打ち破った戦いです。冬の到来によりフランス軍は壊滅したそうです。

 
               元三江線の風景                                 川本バス停に咲いていたツツジ(10月)




自然に咲いた花たち

2018-11-05 21:14:45 | Weblog
コスモス(秋桜)


科・属名キク科・コスモス属 原産地メキシコ 一年草
秋風に吹かれて畑に白、ピンク、濃桃色のコスモスの花が所々にたくさん咲きました。
5月の初めに2,3輪咲いたときは可愛く眺めましたが、10月末になると草丈は伸び、
強風のため倒れて足の踏み場がないくらいになりました。
種まきはしておりませんが、日当たりと風通しが良い場所であれば土質を選ばなくて育つそうですので
昨年の種が落ちて芽が出たのでしょう。
生け花に使用する場合や植木鉢に植える場合は草丈を低くしたほうが良いです。
草丈を低く仕立てる場合は5月から8月にかけて摘心を繰り返して育てることだそうです。

※摘心(てきしん)について
たくさんの花を咲かせたり、実をつけさせたり株を増すために行います。
芽の先端を摘み取る作業のことで、先端の芽、頂芽(ちょうが)を摘むとその下のふしにある若芽が伸びて
枝数が増えるので、草丈が抑えられ、花がたくさん咲きます。
花言葉:「乙女の純潔」「調和」
ピンク「純潔」 赤「愛情」「調和」 白色「優美」「純潔」「美麗」
黄色「野性的な美しさ」「自然美」

アサガオ (和名:朝顔)

 
学名:Ipomoea nil 科名:ヒルガオ科 属名:サツマイモ属
原産地:熱帯から亜熱帯地区 
夏に咲く花の代表は朝顔ですが、朝に花を咲かせ夕方にはしぼんでしまいます。
開花時期は7月から11月頃まで楽しむことができます。早咲きは8月がいちばん見頃です。
我が家の庭に咲いた朝顔は遅咲きで昨年の種が落ちて咲いたものだと思います。
芽が出たとき一本は棒を立て、もう一本は芝生に這って育てました。
遅咲きで10月初めから咲き紫の花は早く大きくなりましたが、
青の花は小さく今は空色で薄くなって少し咲いて夕方まで咲いております。
夫は毎年よく植木鉢で3本の支柱を立てて立派に育っていましたが、今年は育てませんでした。
加賀千代女の俳句に「朝顔につるべ取られてもらい水」と詠まれたように
花は愛情をもって育てることが大切だと思いました。
花言葉:「愛情」「結束」
紫「冷静」 青「短い愛」「儚い恋」 白色「あふれる喜び」「固い絆」

青紫蘇の花(大葉)


シソ科 一年草 薬用植物
お店では防腐・殺菌作用を活かし刺身のツマや料理のあしらいに使用されています。
子供たちは鶏肉のささみを薄く広げて大葉を入れて巻いて揚げると喜んでいました。
そのときは海苔を中に巻いてフライのように揚げるのも好んでいました。

夏水仙と間違って植えた花


ゼフィランサス 
学名:Zephyranthes 別名:タマスダレ 科:ヒガンバナ科 
原産国:アメリカ
北アメリカを中心に約40種類が分布する球根植物
花期は品種によって異なりますが、6月~10月。
花は直径4㎝~5㎝です。花弁は6枚でおしべが黄色くてとても目立ちます。
花色は白、ピンク、黄、オレンジ 草丈:10㎝~30㎝ 
花期の間は次々と花茎が出てきて絶えることなく花をつけ長期間楽しむことができます。
日照:日向~半日陰 耐寒性もあり、性質も丈夫です。
自然分球でよく増えます。

※ナツズイセンについて
ナツズイセンは(夏水仙)原産地は中国、ヒガンバナ科、ヒガンバナ属の多年草です。
和名は葉がスイセンに似ていて、花が夏に咲くことから夏水仙と言われたようです。
花期は8月ですが、地面から花茎を真直ぐに伸ばして花序を形成し、ピンク色の花を数輪まとめて咲かせます。
花の長さは7センチ前後の筒状で、先端が6裂ラッパ状に開きます。花色はピンクのみだそうです。
写真を見ると上品な花ですね。







ヒガンバナ(彼岸花/曼珠沙華)

2018-10-27 14:15:12 | Weblog
 
夏の終わりから秋にかけて、道端や土手に真っ赤な彼岸花が咲き始めると秋の訪れを感じます。
点々と咲く姿や情熱的に咲いて群生している花は田舎の素晴らしい秋の風景です。
写真の花は我が家の庭で撮影したものです。義母が生きているときは彼岸花が増えないように球根を掘っていましたが
今年は猛暑で庭の手入れをあまりしませんでしたので、樹の間から彼岸花が自然に増えてきました。
老人は球根に有毒があることを知って植えなかったのですね。


彼岸花について
全草有毒な多年生の球根性植物。散形花序で6枚の花弁が放射状につき。9月中旬に赤い花をつけます。
彼岸花の高さは30㎝~50㎝の枝も葉も節もない花茎が地上に突出し、その先端に苞が敗れると5~7個前後の花が顔を出します。
花は短い柄があって横を向いた開き、全体としてはすべての花が輪生状に外向きに並びます。
花弁は長さ40mm、幅約5mmと細長く大きく返ります。
開花終了の後、晩秋に長さ30㎝~50㎝の線形の細い葉をロゼット状にだし、葉は深緑でつやがあります。
葉は冬中に姿が見られますが、翌春になると枯れてしまい、秋が近づくまで地表にはなにも生えてきません。