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徳永写真美術研究所 運営日誌

本運営日誌は徳永写真美術研究所にておこなわれる活動の記録集です。https://tokunaga-photo.com

■ シルクスクリーン基礎科 7日目 追い込み制作・講評

2010年12月19日 | シルクスクリーンプリント講座


シルクスクリーン基礎科は
最終日を迎えました。

この日は
通常よりも早く作業を始め
最後の追い込み制作に励みました。



講師の清田さんが定刻に登場するや否や



制作中の作品に対する
熱心なアドバイスがありました。



本講座では
技法を学ぶための試作も
きちんとファイルにまとめ
自身の貴重な資料として
今後の作品制作に活用していただきます。



講評の場では
講師の視点から
作品の持つ魅力、更なる可能性の示唆
などなど・・・
丁寧なコメントをいただきました。



時間的都合で
完成まで至らないケースもありましたが
それぞれの制作物には
収穫があったことが感じられました。










7日間という短期講座でしたが
シルクスクリーンプリント技法の
工程とその魅力を感じていただけたと思います。

機会があれば
上級クラスの講座で継続いただければ!


記:徳永好恵

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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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■ シルクスクリーン基礎科 6日目 インクの調合、きちんと記録

2010年12月05日 | シルクスクリーンプリント講座


前回に引き続き
それぞれの制作を進めました。

この日は
刷り作業に専念。

以前にも記しましたが
シルクスクリーンプリント技法において
インク作りは難易度の高い作業です。

微細な色のさじ加減が
作品の印象に大きく影響します。



妥協することなく
色の調合を繰り返し
表現しようとする色味に近づけます。



インクの調合データーを記録しておくと
感覚に頼る色作りに終らず
この経験を次に反映できるはず。

少し手間がかかりますが
きちんと・・・が大切ですね。




記:徳永好恵

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■ シルクスクリーン基礎科 5日目 それぞれの制作

2010年11月21日 | シルクスクリーンプリント講座


これまでの授業では
技法を理解することを目的に
実習をおこなってきましたが
いよいよ今回から
個々に制作を進めます。



シルクスクリーンプリントの作業において
最も大切な事は“だんどり”です。

作業途中で考え込むなど、モタモタしていると
様々なトラブルが発生します。

事前に作業計画を立て
手落ち無く準備をおこない
基本的な動作を確実にこなす事が必須。



幾つかの作業ポイントの中で
難易度が高い作業はインク作り。
何度もインクを練り直し
色味・濃度を調整します。



見えるか、見えないかの
視覚認知の際の表現を模索中です。



作品制作は後日に・・・
愛犬をモチーフとして実用品制作。
ご家族の喜ぶ姿が思い浮かびます。



建築物の断片を合成した画像です。
創造した空間を活かす刷り方とは?
次回に期待。


記:徳永好恵

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■ シルクスクリーン研究科 10日目 最終制作・講評

2010年11月13日 | シルクスクリーンプリント講座


今年4月からスタートした
シルクスクリーン研究科は
最終日をむかえました。



この日は
通常よりも少し早く作業を開始し
講評会までの3時間
作品制作に励みました。



<講評会>

現在、取り組んでいる制作物を提示し
担当講師を中心に
ディスカッションをおこないました。



前期の授業で研究した
版のあわせ方や刷り方、色彩について
個人制作においても
更に研究を重ねた成果が伺えます。



シルク担当講師・清田もえ子さんによる
的確で丁寧なアドバイス
加えて
受講生同士の
活発な意見交換もありました。





上段は文章とあわした表現を模索した取り組み。
下段はディテールにこだわった研究成果です。







授業前半はイラストでの表現でしたが



後半は写真撮影から始める制作となりました。



この研究科の皆さんは
授業日以外にも
熱心に自主制作に励まれたため
当初
想定していた制作物の質・量を
はるかに超えた成果をあげることができました。

今後
シルクスクリーンプリントの特性を活かし
さらに魅力ある作品が仕上がることを
期待します。


記:徳永好恵

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■ シルクスクリーン基礎科 4日目 作品制作への導入

2010年11月07日 | シルクスクリーンプリント講座


これまでに
シルクスクリーンプリントの
一通りの工程を体験し
いよいよ
作品制作に着手する段階となりました。

まず
技法の魅力を活かす事を念頭に入れ
作品計画を練ります。
次に
徳永写真美術研究所では
写真表現の延長として
シルクスクリーンを位置づけているため
写真製版に適する製版原稿を作成します。



フォトショップ上で
適宜、画像補正をおこないます。
この微調整がとても重要。



何度も調整を繰り返しながら
原稿を仕上げます。



製版原稿の段階で画像を加工して
架空の作品世界を作り出す事もできます。



これらの原稿が
どのような色で、どのように刷られるのでしょうか。
次回が楽しみです。


記:徳永好恵

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■ シルクスクリーン研究科 9日目 作品制作いよいよ大詰め

2010年10月30日 | シルクスクリーンプリント講座


シルクスクリーン研究科は
4月からスタートし11月で修了します。
いよいよ大詰めの時期となりました。



現在
各自の版表現を研究中。
まさしく
“研究科”という講座名にふさわしい活動です。





ご覧のように
シルクスクリーンプリントの多様性な魅力が
伺える制作物が
続々と仕上がってまいりました。





前回の授業報告で紹介した
美しいグラデーションのその後は





グラデーションの上から
モノクロ2階調の渋い画像が刷り込まれました。
その両側の画面には
組写真のごとく
作品世界を広げる画像を展開する予定。
また
画像を刷り終わった後
もう一工夫を計画しているとの事。

いったい
どのような完成形を見れるのでしょうか。



記:徳永好恵

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■ シルクスクリーン基礎科 3日目 刷り技法実習

2010年10月24日 | シルクスクリーンプリント講座


シルクスクリーンプリントは
スクリーンにインクを通して刷るという
シンプルな作業工程ですが
工夫次第で驚くほど
多様な表現を得る事ができます。

今回の授業では
その“多様な表現”を体験します。



具体的には
ホワイトボードに掲示された技法を
実践していきます。

まず
左上の技法から。
簡単なようで、なかなか難しいのが
“グラデーション”



空色と橙色のインクを馴染ませます。



色の境目がなくなるまで
丁寧にインクを練って刷りました。
一回の刷り作業で
多色の効果や味わいのある表現が生まれます。



次は“切り抜き版”での刷り作業。



カッティング原紙を切り抜き
オープンスクリーンに接着して刷りました。
簡単に版を作る事ができ
とても便利です。



黒インクに銀粉を混ぜます。



すると





鈍くキラキラ光る質感となりました。



インクに発泡バインダーを混ぜます。



刷った後にアイロンをかけると
インク面がモコモコとふくらみ
凹凸のある画面となりました。
手触り感が心地よいです。



その他にも
様々な実験をおこない
刷り見本がたくさんできました。



この日の成果物はファイルに綴じて
今後の制作に活用していただきます。



記:徳永好恵

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■ シルクスクリーン研究科 8日目 新作に取り組む

2010年10月16日 | シルクスクリーンプリント講座


シルクスクリーン研究科では
この半年間
様々な体験を積み
現在は
各自の表現を追求する段階となりました。

前回の
制作報告&アドバイスを受けて
あらためて制作を再開。



今回の刷り作業では
皆さん
下地を刷ることに専念。

制作物は
全てベタ面ばかりとなりました。





この日の作業のみどころは



グラデーションに挑戦された人がいました。



滑らかなグラデーションを刷るには
インクをしっかりと馴染ませる事がポイント。
そして
交じり合う色の美しさを
事前に予測しなければなりません。

仕上がったグラデーションは
コチラ



このあと、画面の上に
写真画像を刷り込む予定だそうです。
グラデーションがどのような効果を与えるのでしょうか。

次回に期待。



<ちょびっとTIPA紹介>

下の写真は当研究所のベランダ。
スクリーン枠の乾燥場として使っています。



徳永写真美術研究所は
大阪環状線・鶴橋駅徒歩10分の場所にあります。
“鶴橋”といえば
焼肉、卸売り市場・・・など
にぎやかな土地柄ですが
研究所付近は
わらびもちを売るアナウンス
ニワトリの鳴き声
元気なちびっ子たちの歓声が聞こえる
昭和30年代の雰囲気が漂う環境に位置しています。

のどかな環境でストイックに
作品制作に打ち込む制作スペース。

“のどか”・“ストイック”と
相反する要素を持ち合わす
非日常空間として機能しています。

鶴橋で活動を始めて
ちょうど3年目。
最近、ますます、
この環境が気に入ってきました。


記:徳永好恵

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■ シルクスクリーン基礎科 2日目 製版実習・試し刷り

2010年10月10日 | シルクスクリーンプリント講座

 



この日は製版と試し刷りに取り組みました。




***

製版作業では
写真製版と手描きによる版作りを体験。



まずは写真製版から



バキューム付きの製版機に
原稿と感光フィルムを貼ったスクリーン枠を設置。
規定の秒数で露光します。



露光後は未露光部分の感光膜を水で溶解させると
製版が完了します。



次は手描きによる版作り。



手描き製版用のペンでスクリーンに描きます。



描いた図柄を乳剤でコーティング。



洗い油で描いた部分を溶解させると完成です。



授業後半は
刷り作業に取り組みます。



シルクスクリーン基礎科では
既成のインクを使わず
バインダーをベースに自分で色を調合します。

例えば
青と黄色を数滴バインダーに練り込むと
緑のインクが完成します。



インクが徐々に混ざっていく様を
じっくり観察していると
なかなかドラマティックです。



インクが準備できたところで
いよいよ
スキージーを握り
両手の力の入れ具合を均一にして刷ります。



コツをつかむまでは少々難しい刷り作業。

次回は終日
刷り作業に専念します。





この日は授業の傍らで
シルクスクリーン研究科の方が
8枚の製版作業に取り組まれていました。
力強いイメージの原稿に圧倒されます。
どのような仕上がりになるのか
楽しみです!

記:徳永好恵

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■ シルクスクリーン研究科 7日目 作品制作経過報告

2010年10月02日 | シルクスクリーンプリント講座


夏期休暇期間をはさみ
シルクスクリーン研究科が再開しました。



この日は休暇中の経過報告です。



既に報告は当ブログにて記していますので、この場では割愛させていただきます。

報告に対し担当講師による
丁寧なアドバイスがありました。



授業後半は
作品のプレゼンテーションについて。

この研究科での成果は来年2月に開催する
徳永写真美術研究所制作展にて発表予定です。



出品するにあたり
仕上がった作品の展示準備が必要となります。
展示方法については
ブックマットをして
額に入れる方法が一般的ですが
作品の形体に応じて
様々な仕上げ方ができます。
そこで今回は
木製パネルに貼る方法について
実演を交えて説明していただきました。



先日
研究科に在籍中の鈴本知恵子さんが
夏期休暇中に制作した
シルクスクリーンプリントによる作品を展示されました。



布地に刷られた画像は
世界を巡って撮影した写真群であるとの事。
これまでに
絵画や写真に取り組まれてきた経験を
活かした作品に仕上がっていました。


記:徳永好恵

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