シルクスクリーン基礎科は
最終日を迎えました。
この日は
通常よりも早く作業を始め
最後の追い込み制作に励みました。
*
講師の清田さんが定刻に登場するや否や
制作中の作品に対する
熱心なアドバイスがありました。
本講座では
技法を学ぶための試作も
きちんとファイルにまとめ
自身の貴重な資料として
今後の作品制作に活用していただきます。
*
講評の場では
講師の視点から
作品の持つ魅力、更なる可能性の示唆
などなど・・・
丁寧なコメントをいただきました。
時間的都合で
完成まで至らないケースもありましたが
それぞれの制作物には
収穫があったことが感じられました。
7日間という短期講座でしたが
シルクスクリーンプリント技法の
工程とその魅力を感じていただけたと思います。
機会があれば
上級クラスの講座で継続いただければ!
記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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前回に引き続き
それぞれの制作を進めました。
この日は
刷り作業に専念。
以前にも記しましたが
シルクスクリーンプリント技法において
インク作りは難易度の高い作業です。
微細な色のさじ加減が
作品の印象に大きく影響します。
妥協することなく
色の調合を繰り返し
表現しようとする色味に近づけます。
インクの調合データーを記録しておくと
感覚に頼る色作りに終らず
この経験を次に反映できるはず。
少し手間がかかりますが
きちんと・・・が大切ですね。
記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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これまでの授業では
技法を理解することを目的に
実習をおこなってきましたが
いよいよ今回から
個々に制作を進めます。
シルクスクリーンプリントの作業において
最も大切な事は“だんどり”です。
作業途中で考え込むなど、モタモタしていると
様々なトラブルが発生します。
事前に作業計画を立て
手落ち無く準備をおこない
基本的な動作を確実にこなす事が必須。
幾つかの作業ポイントの中で
難易度が高い作業はインク作り。
何度もインクを練り直し
色味・濃度を調整します。
見えるか、見えないかの
視覚認知の際の表現を模索中です。
作品制作は後日に・・・
愛犬をモチーフとして実用品制作。
ご家族の喜ぶ姿が思い浮かびます。
建築物の断片を合成した画像です。
創造した空間を活かす刷り方とは?
次回に期待。
記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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今年4月からスタートした
シルクスクリーン研究科は
最終日をむかえました。
この日は
通常よりも少し早く作業を開始し
講評会までの3時間
作品制作に励みました。
*
<講評会>
現在、取り組んでいる制作物を提示し
担当講師を中心に
ディスカッションをおこないました。
前期の授業で研究した
版のあわせ方や刷り方、色彩について
個人制作においても
更に研究を重ねた成果が伺えます。
シルク担当講師・清田もえ子さんによる
的確で丁寧なアドバイス
加えて
受講生同士の
活発な意見交換もありました。
*
上段は文章とあわした表現を模索した取り組み。
下段はディテールにこだわった研究成果です。
*
授業前半はイラストでの表現でしたが
後半は写真撮影から始める制作となりました。
*
この研究科の皆さんは
授業日以外にも
熱心に自主制作に励まれたため
当初
想定していた制作物の質・量を
はるかに超えた成果をあげることができました。
今後
シルクスクリーンプリントの特性を活かし
さらに魅力ある作品が仕上がることを
期待します。
記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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これまでに
シルクスクリーンプリントの
一通りの工程を体験し
いよいよ
作品制作に着手する段階となりました。
まず
技法の魅力を活かす事を念頭に入れ
作品計画を練ります。
次に
徳永写真美術研究所では
写真表現の延長として
シルクスクリーンを位置づけているため
写真製版に適する製版原稿を作成します。
フォトショップ上で
適宜、画像補正をおこないます。
この微調整がとても重要。
何度も調整を繰り返しながら
原稿を仕上げます。
製版原稿の段階で画像を加工して
架空の作品世界を作り出す事もできます。
これらの原稿が
どのような色で、どのように刷られるのでしょうか。
次回が楽しみです。
記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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シルクスクリーン研究科は
4月からスタートし11月で修了します。
いよいよ大詰めの時期となりました。
現在
各自の版表現を研究中。
まさしく
“研究科”という講座名にふさわしい活動です。
ご覧のように
シルクスクリーンプリントの多様性な魅力が
伺える制作物が
続々と仕上がってまいりました。
*
前回の授業報告で紹介した
美しいグラデーションのその後は
・
・
・
グラデーションの上から
モノクロ2階調の渋い画像が刷り込まれました。
その両側の画面には
組写真のごとく
作品世界を広げる画像を展開する予定。
また
画像を刷り終わった後
もう一工夫を計画しているとの事。
いったい
どのような完成形を見れるのでしょうか。
*
記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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シルクスクリーンプリントは
スクリーンにインクを通して刷るという
シンプルな作業工程ですが
工夫次第で驚くほど
多様な表現を得る事ができます。
今回の授業では
その“多様な表現”を体験します。
具体的には
ホワイトボードに掲示された技法を
実践していきます。
まず
左上の技法から。
簡単なようで、なかなか難しいのが
“グラデーション”
空色と橙色のインクを馴染ませます。
色の境目がなくなるまで
丁寧にインクを練って刷りました。
一回の刷り作業で
多色の効果や味わいのある表現が生まれます。
*
次は“切り抜き版”での刷り作業。
カッティング原紙を切り抜き
オープンスクリーンに接着して刷りました。
簡単に版を作る事ができ
とても便利です。
*
黒インクに銀粉を混ぜます。
すると
・
・
・
鈍くキラキラ光る質感となりました。
*
インクに発泡バインダーを混ぜます。
刷った後にアイロンをかけると
インク面がモコモコとふくらみ
凹凸のある画面となりました。
手触り感が心地よいです。
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その他にも
様々な実験をおこない
刷り見本がたくさんできました。
この日の成果物はファイルに綴じて
今後の制作に活用していただきます。
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記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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シルクスクリーン研究科では
この半年間
様々な体験を積み
現在は
各自の表現を追求する段階となりました。
前回の
制作報告&アドバイスを受けて
あらためて制作を再開。
今回の刷り作業では
皆さん
下地を刷ることに専念。
制作物は
全てベタ面ばかりとなりました。
*
この日の作業のみどころは
・
・
・
グラデーションに挑戦された人がいました。
滑らかなグラデーションを刷るには
インクをしっかりと馴染ませる事がポイント。
そして
交じり合う色の美しさを
事前に予測しなければなりません。
仕上がったグラデーションは
コチラ
↓
このあと、画面の上に
写真画像を刷り込む予定だそうです。
グラデーションがどのような効果を与えるのでしょうか。
次回に期待。
*
<ちょびっとTIPA紹介>
下の写真は当研究所のベランダ。
スクリーン枠の乾燥場として使っています。
↓
徳永写真美術研究所は
大阪環状線・鶴橋駅徒歩10分の場所にあります。
“鶴橋”といえば
焼肉、卸売り市場・・・など
にぎやかな土地柄ですが
研究所付近は
わらびもちを売るアナウンス
ニワトリの鳴き声
元気なちびっ子たちの歓声が聞こえる
昭和30年代の雰囲気が漂う環境に位置しています。
のどかな環境でストイックに
作品制作に打ち込む制作スペース。
“のどか”・“ストイック”と
相反する要素を持ち合わす
非日常空間として機能しています。
鶴橋で活動を始めて
ちょうど3年目。
最近、ますます、
この環境が気に入ってきました。
記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
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この日は製版と試し刷りに取り組みました。
***
製版作業では
写真製版と手描きによる版作りを体験。
まずは写真製版から
バキューム付きの製版機に
原稿と感光フィルムを貼ったスクリーン枠を設置。
規定の秒数で露光します。
露光後は未露光部分の感光膜を水で溶解させると
製版が完了します。
*
次は手描きによる版作り。
手描き製版用のペンでスクリーンに描きます。
描いた図柄を乳剤でコーティング。
洗い油で描いた部分を溶解させると完成です。
*
授業後半は
刷り作業に取り組みます。
シルクスクリーン基礎科では
既成のインクを使わず
バインダーをベースに自分で色を調合します。
例えば
青と黄色を数滴バインダーに練り込むと
緑のインクが完成します。
インクが徐々に混ざっていく様を
じっくり観察していると
なかなかドラマティックです。
インクが準備できたところで
いよいよ
スキージーを握り
両手の力の入れ具合を均一にして刷ります。
コツをつかむまでは少々難しい刷り作業。
次回は終日
刷り作業に専念します。
*
この日は授業の傍らで
シルクスクリーン研究科の方が
8枚の製版作業に取り組まれていました。
力強いイメージの原稿に圧倒されます。
どのような仕上がりになるのか
楽しみです!
記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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夏期休暇期間をはさみ
シルクスクリーン研究科が再開しました。
*
この日は休暇中の経過報告です。
既に報告は当ブログにて記していますので、この場では割愛させていただきます。
報告に対し担当講師による
丁寧なアドバイスがありました。
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授業後半は
作品のプレゼンテーションについて。
この研究科での成果は来年2月に開催する
徳永写真美術研究所制作展にて発表予定です。
出品するにあたり
仕上がった作品の展示準備が必要となります。
展示方法については
ブックマットをして
額に入れる方法が一般的ですが
作品の形体に応じて
様々な仕上げ方ができます。
そこで今回は
木製パネルに貼る方法について
実演を交えて説明していただきました。
*
先日
研究科に在籍中の鈴本知恵子さんが
夏期休暇中に制作した
シルクスクリーンプリントによる作品を展示されました。
布地に刷られた画像は
世界を巡って撮影した写真群であるとの事。
これまでに
絵画や写真に取り組まれてきた経験を
活かした作品に仕上がっていました。
記:徳永好恵
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