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徳永写真美術研究所 運営日誌

本運営日誌は徳永写真美術研究所にておこなわれる活動の記録集です。https://tokunaga-photo.com

■ シルクスクリーン講座 4日目 版の組合せを学ぶ&刷り見本ファイル作成

2012年06月02日 | シルクスクリーンプリント講座


今回は少ない版数で
多様な表現ができる事を学びました。



1枚の版でもグラデーションやマーブリング技法で
魅力的な画面を作れますが
オープンスクリーン版を併用する事で
表現の幅が何倍にも広がります。

カッティングシートを使用すれば
インクをのせたい部分だけを刷る事ができます。





また、力加減でインクが擦れるなど
シルクスクリーンの味わいを楽しめます。



講座で使用するインクは透明のため
下に刷った色が上に刷った色に影響します。
最終的にどのような色になるのか想像しながらの作業となります。



時々、予想もしなかった
綺麗な色や不思議な色が生まれる事があり
刷り作業中はワクワク・ドキドキ・・・。

この日は
各自、興味を持った技法で刷り見本を作成し
ファイルに綴じて授業を終えました。
ファイルは
次回からの自主制作に活用していただきます。

記:清田もえ子

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大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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■ シルクスクリーン講座 3日目 色彩の魅力を活かす刷り実習

2012年05月19日 | シルクスクリーンプリント講座


これまでの講座において
シルクスクリーンプリントの基本動作を経験しました。
次はその魅力の活かし方を学びます。
この日は<色彩>について。

シルクスクリーンの作業工程のなかで
思うほど簡単でない作業が色作り。



色を作る段階で
どのようにインクを調合してよいものやら・・・?
試行錯誤するうちに
色が濁ってしまう事になりかねません。

そのような事態にならぬよう
まずは、色についての基礎講義から
そして
色の重なりから生まれる新たな色の
見当のつけ方も学びました。

講義の後は
各自、色彩を活かした刷り作業に取り組みました。



2色の間に生まれる中間色がステキです。



色の重なりから生まれる新たな色を含め
2回の刷り作業で多くの色味を表現する事ができました。



刷り終えた後は
その作業工程を忘れないように
きちんと記録。



次の制作への参考資料として活用します。

記:徳永好恵

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■ シルクスクリーン講座 2日目 製版技法を学ぶ&試刷り

2012年05月05日 | シルクスクリーンプリント講座


TIPA写真塾のシルクスクリーンプリント講座は
担当講師・清田もえ子さんが作成した
テキストに従い授業が進みます。



この日は2種の製版技法に取り組みました。



こちらは専用ペンで直接スクリーンに描く版作り。



パソコンで作成した写真原稿は
バキュームつきの感光焼付け機で製版をおこないます。



製版作業を終えた後は
スクリーン面の更なる硬化の意味で太陽光にあてます。

その後
スクィジーを握り、インクをスクリーンに通し、刷る体験をしました。
スクィジーの角度、力の入れ具合、身体の動かし方など
基本動作を確認しながら
一刷りしたところで作業を終えました。



次回は版を重ねる事に挑戦します。


徳永好恵

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■ シルクスクリーン講座  1日目 基礎講義&製版原稿作成

2012年04月21日 | シルクスクリーンプリント講座


2012年度シルクスクリーンプリント講座がスタートしました。



初日は座学です。
授業前半はシルクスクリーンプリントの原理や歴史、作品を紹介。
テキスト、スライド、実物など、数多くの資料や作品を見ました。



休憩をはさみ授業後半は
製版原稿の作成手順を学びました。



持参した写真データに
シルクスクリーン原稿に適する処理を施します。
使用ソフトはフォトショップ。



処理過程において
カラー写真はモノクロに変換する必要があります。
カラーではバランス良く見えても、モノクロにすると
図版の魅力が損なわれる場合もあります。
例えば・・・
赤色が思ったより黒っぽくなり画面全体が暗くなったりします。

まずは
シルクスクリーンの原稿に適した
写真データを選定する事が大切です。

次回は製版、刷り作業に着手します。


清田もえ子

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■ シルクスクリーン講座 14日目 完成を目指して刷る

2012年01月14日 | シルクスクリーンプリント講座

 
今年度、最後のシルクスクリーンプリント実習日



試行錯誤の段階を終え
様々な実験の中から
自分の表現に活かせる手法選び
刷り作業を進めます。



部分的にエアーブラシを使用する人も。



中間色の組み合わせが魅力的な色面のため
インクの調合が難しい取り組みです。



同じ写真原稿を使用しても
画像の加工、刷る順序、インクの色や濃度によって
仕上がりが大きく異なります。
それらの作業過程をどう展開させるか
その展開が作品内容に反映します。



コチラは4色刷りの取り組みです。
4回の刷り作業を経て仕上げる制作は
刷る技術が問われます。



皆さん、どのように
それぞれの課題に対処できたでしょうか。

後日
本ブログで掲載する報告記事にて
ご確認下さい。

記:徳永好恵

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■表現研究講座13日目 4色刷りカラー印刷体験2

2011年12月18日 | シルクスクリーンプリント講座

シルクスクリーンプリント技法で4色を刷り重ね
カラー印刷を体験する作業に取り組みました。



サイズはポストカードサイズ、枚数は30枚。
トンボをつける作業など、ちょっとした下準備も
枚数が多いため時間がかかります。



今回は既製のインク(イエロー、マゼンダ、シアン、ブラック)を
原色で使用するので
インクの調合作業はありません。
故にどんどん刷ります。
4色刷りで30枚、計120刷りする事になります。
まるで100本ノックのようです。





コチラ、4色を重ねた状態です。
画面には各色存在します。
なかなか魅力的な図柄ですが
何なのか解りません。
遠目に見ると
モチーフが認識できるはず・・・。

刷り実験の結果一覧。



コチラは看板をデフォルメした図柄です。



一枚の完成形の魅力よりも
刷り実験の全様を眺める鑑賞法がオモシロイです。

印刷の工程を手作業で体験することで
新たな見方を発見できたと思います。

身の回りの印刷物を
あらためて
近視眼的に凝視したくなりますね。

記:徳永好恵

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■ シルクスクリーン講座 13日目 実践へ・・・制作を進める

2011年12月17日 | シルクスクリーンプリント講座

作品の方向が定まり
制作を進める段階となりました。



一見、完成した作品のように見えますが
こちらはパソコンから出力した刷り計画図。
作業を予習できる点はメリットですが
ゴールが見えてしまうのではないか?

思われるかもしれません。
しかし
スクリーンにインクを通す作業により
その存在感は別格のものとなります。
情報としての画像に
物質的魅力が付加されるという事。
この魅力こそが
現代において
シルクスクリーンプリントに取り組む目的と考える
徳永写真美術研究所です。



インク作りは
五感を研ぎ澄まし
調合、濃度の調整をおこないます。
注意すべき点は
時間をかけすぎると
インクが硬くなるトラブルが発生します。
集中力を高めテキパキと・・・。



刷り作業は段取りよく、一気に進めます。
テキパキ・テキパキ

完成まであと一歩。

記:徳永好恵

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■表現研究講座12日目 4色刷り体験1

2011年12月04日 | シルクスクリーンプリント講座

前回の授業にて
カラー写真を色分解した原稿を元に
今回は
シルクスクリーンプリント技法を利用し
刷り合わせる作業に取り組みました。

下の写真はアミかけした製版原稿です。
C(シアン)版、M(マゼンダ)版、Y(イエロー)版、K(ブラック)版と4色の図柄。



手際よく4版の製版作業をおこない
刷り作業の準備に着手。



まず、版合わせ用のトンボを記す。
何度も試し刷りをして“刷る”動作を体得。
そして
刷り作業の一連の動きを入念に確認。
何事もだんどりが大切です。



刷り作業、開始。
まずはY版から。
刷り損じが発生することもありますが
躊躇することなく30枚を連続して刷ります。



今回はM版を刷るところまでおこないました。
C版、K版は次回に。

4色刷り合わせた段階で
30枚中何枚
完璧な状態で仕上がるのでしょうか。
結果は後ほど。

記:徳永好恵

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■ シルクスクリーン講座 12日目 作品制作に向けての下準備

2011年12月03日 | シルクスクリーンプリント講座


TIPA写真塾では学びの成果を
展示する機会を設けています。

その機会は2月

シルクスクリーンプリント技法を学ぶ
この講座も集大成となる制作に
着手する時期となりました。

徳永写真美術研究所は
写真表現の中に
シルクスクリーン技法を位置付けているため
写真を原稿とした版表現を進めます。



原稿作成においては
画像ソフト(フォトショップ)を使い
製版に適する状態に加工します。



画像の加工は
必ずしも自分でおこなわなくともよいと考えていますが
作者の意思をダイレクトに反映させるには
やはり自分の手で全てを進めたいところ。



本講座では希望があれば
原稿作成に必要な機能のみを抜粋して
ソフトの操作を解説します。

皆さんの目指す表現が完成するよう
お手伝いをしながら
制作の行方を見守っています。

記:徳永好恵


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■ シルクスクリーン講座11日目 加飾法を学ぶ

2011年11月19日 | シルクスクリーンプリント講座

シルクスクリーンプリントというとインクで刷る作業。
つまり、画面にインクがのります。

紙にインク
この組み合わせ以外に付加できる魅力はないだろうかと考え
今回は
加飾に取り組みました。



金属質の面が光る参考作品の
手触りや光沢具合を観察しながら
その処方の説明を受けました。

この日は2種類の加飾を実験。

一つ目
金彩フィルムを使用する方法



二つ目
金箔、銀箔・・・各種箔類を用いる方法。



どちらも
特別な機材を必要としません。
しかし
微妙な手加減が重要。
コツを掴むには、少々の経験が必要のようです。



成功すると・・・
上の写真のように
玉虫色に移ろう色調も表現できます。
作品の内容とリンクさせ
効果的に活用できるとステキですね。

記:徳永好恵

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