その後
作品制作は最終段階となりました。
躊躇なく
手をどんどん動かします。
この方の制作は
ドライヤーの後
様々な施しがなされました。
こちらは金彩フィルムを利用し・・・
銀紙の上に更に銀の光沢面が重なりました★
作業を記録する私は
皆さんのダイナミックな展開に
目をシロクロさせながら進行を見守りました。
次の講座では
仕上がった作品の展示準備です。
記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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作品制作2日目
思索を経て実動の段階に入りました。
いよいよです。
本ブログ記事では
お二人の
制作経過を紹介します。
*
まずは
緻密な画像の版を
刷り重ねる制作の紹介から。
2種類のインクを使う事で生まれる
質感の違いがみどころです。
それから
特筆すべき
もうひとつの魅力があります。
・
・
・
紙が重厚な銀色である事。
インクの違いによる光沢・無光沢の質感に
紙の銀色が加わります。
しかし
この後
更なる魅力が付加される予定との事。
次回が楽しみです。
*
前述とは対極にある制作を紹介します。
ローラーを転がす行為から
制作がスタートしました。
オレンジからバイオレットへと
夕焼けのようなグラデーションを
刷るのではなく描く作業を繰り返し
下地が完成しました。
その後
大切な何かを拾い上げようとする
手の図版を一刷り・・・二刷り・・・。
そして
次回に続く。
*
現時点では
どのような仕上がりとなるのか
完成図が思い描けませんが
次回に完成する予定?です。
乞うご期待。
記:徳永好恵
【お知らせ】
2013年度上半期は4講座を開講します。
現在、受講受付中です。
1)銀塩写真制作を学ぶ<写真基礎講座>
2)まずは、体験<シルクスクリーンプリント基礎講座>
3)シルク4色刷りに挑戦<シルクスクリーンプリント応用講座>
4)古典技法シリーズ<サイアノタイププリント講座>
詳しくは
http://www.tokunaga-photo.com/class.html
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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作品を作る段階となりました。
作品を生み出す行為は
技術の習得とは異なる姿勢が必要です。
何を表現するのか
自分自身に問いかけ
制作を進めなければなりません。
受講生の中に
この“何”が定まらず
授業カリキュラムに沿った進行を
できなかった方がいましたが
作品制作において
最も大切な思索の段階を
とりあえず・・・で片付けなかった姿勢は
ある意味、良い結果を
もたらしたのではないかと思います。
実制作では
これまでの授業で体験した作業を思い出し
各工程を確実に進めます。
インクの種類の検討など
細かな事柄を確認して
この日は終了しました。
*
授業の傍らで
シルク講座を修了したTIPAメンバーが
大きなサイズの作品を
完成させようとしていました。
作品制作を何度も経験された方の制作からは
学ぶべきモノが多くあったと思います。
記:徳永好恵
【お知らせ】
2013年度上半期は4講座を開講します。
現在、受講受付中です。
1)銀塩写真制作を学ぶ<写真基礎講座>
2)まずは、体験<シルクスクリーンプリント基礎講座>
3)シルク4色刷りに挑戦<シルクスクリーンプリント応用講座>
4)古典技法シリーズ<サイアノタイププリント講座>
詳しくは
http://www.tokunaga-photo.com/class.html
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大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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この日は
シルクスクリーンプリント技法での制作において
プラスアルファの魅力を加える研究に取り組みました。
具体的には・・・
今回は2種の加飾法に挑戦。
<一つ目>
画面に箔を貼る方法。
まず、インクの代わりに箔下のりを刷ります。
その上から箔を置き
丁寧に筆で箔面をトントンと叩き
のり面以外の部分を取り除きます。
すると
スクリーンを通して刷られたのり画像が
箔画像に入れ替わるという仕組みです。
*
<二つ目>
金彩フィルムを使う方法
箔と同様に
金彩フィルム用ののりを刷ります。
のりが乾いたあと
画面にフィルムを置き
アイロンの熱を加え
のりを溶かしてフィルムを接着する方法です。
左上のめくれたシートが
画像を抜いた金彩フィルムです。
今回は銀色を使用していますが
メタリック系の色が数多く市販されているので
様々な印象を加える事ができます。
上の写真の左は銀箔による加飾、中央は金彩フィルム(銀)
右は金彩フィルムの抜け殻。
この抜け殻シートもなかなか素敵です。
金彩フィルムを使用する加飾法は繊細な図柄も表現できそうです。
銀糸を混ぜて織った帯のようで美しい。
授業の後半は
これから取り組む作品制作に対する作戦会議。
講師の作品を作例として
製版原稿の作り方を学びました。
記:徳永好恵
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大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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この日は
スクリーンを通して刷る魅力とは?
を
考える刷り実習に取り組みました。
清田先生の指導の下
最初はグラデーションのベタ面を刷りました。
こちらは
テープで凹凸をつけてマスクした版で刷りました。
インクの練り方が不完全で
グラデーションが滑らかではありませんが・・・。
その後
刷り上ったベタ面の上に
前回の授業で作った版を刷りました。
2刷りしただけですが
艶やかな着物地のようなイメージに仕上がりました。
同じ版を使い異なる刷り方にも挑戦しました。
こちらは浴衣地のイメージでしょうか。
凹凸あるベタ面の上には
イーディ・セジウィックの画像が刷られました。
イーディ・セジウィックとは
アンディ・ウォーホルの映画に起用された女性です。
背景のムラのあるベタ面は
イーディの人生を物語っているようにも思えます。
シルクスクリーン
↓
アンディ・ウォーホル
↓
イーディ・セジウィック
と
繋がります。
実験作ながらも
読み込む作品として仕上がりました。
*
この日、先生が上の新聞記事を持参されました。
最近、シルクスクリーンプリントが
流行っている?らしいです。
補足
徳永写真美術研究所では
「シルクスクリーンプリント」としていますが
「スクリーンプリント」の標記が一般的です。
今はシルクのスクリーンではなく
テトロンのスクリーンを使う事が多いためです。
記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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作品制作にむけての助走段階です。
道具や材料の使い方を体験し
シルクスクリーンプリントの特性と魅力を学びます。
まずは
前回に作成した原稿を使って
製版作業に取り組みました。
手順を一つでも間違うと全てやり直しとなるため
テキストを確認しながら慎重に作業を進めます。
講師が見守る中、無事、製版作業を完了できました。
授業後半は
インクの微妙な調合具合を覚え
刷作業を何度も繰り返しおこないました。
*
この日は、授業の傍らで
大きなサイズのシルク作品の
構想を練るTIPAメンバーがいました。
助走段階の皆さんにとっては
このサイズはどのように見えたでしょうか。
自分の取り組む作業の先にある
可能性を感じたのではないかと思います。
記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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秋から始まる講座の初日です。
この日はシルクスクリーンプリントの
魅力の紹介から始まりました。
作品として完成するシルク作品の他
ポスターなど、印刷物に転用される例の紹介もありました。
レクチャー後は
写真を元にした製版原稿の作り方を学び
次回からの実習で使用する
原稿を完成させて終了しました。
記:徳永好恵
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大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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本日、最終日。
講評が始まるまでの数時間
集中して残る作業に取り組みました。
*
シルクスクリーンプリント技法に対する
興味を具現化していく過程は
皆さんそれぞれ。
自分自身の目標を掲げ
制作に取り組みました。
では
講評の様子を紹介します。
*
まず最初は本講座を複数年
継続して受講されている方の作品です。
パソコン上で配色の計画を立ててから
刷り作業に着手するスタイルでの制作です。
色の濃淡、刷り順、インクの種類を変えるなど
たくさんの実験をされました。
最終的に上の図版が仕上がりました。
モニターを通しては微細な魅力が見えませんが
丁寧に作り込まれた作品です。
*
後に続く取り組みは
初受講の皆さんによる作品です。
グラデーションの魅力に挑戦した制作です。
上段・犬の図版は1版のみですが
豊かな色味に仕上がりました。
下段・パンジーの図版は
カッティング技法と写真製版法との併用。
花の図をどのように分版するべきか
試行錯誤した跡が見受けられます。
オプション制作として
直筆のイラストをTシャツに刷りました。
かわゆく仕上がっています。
*
猫をモチーフとして
何が仕上がるのだろうと思っていたところ
・
・
・
ボックスフレームに入れる形で完成。
ダンボールの素材感を活かした仕上がりとなりました。
コラージュ的魅力も付加された作品です。
*
こちらは
写真での作品制作を専門とする方の
初めてのシルク作品です。
写真をシルクスクリーンプリント技法を通して
どのように展開できるか?
その可能性を意欲的に探った取り組みでした。
コンセプトと画面の魅力との兼ね合いが
次の課題となります。
この後が
本当の意味での作品制作です。
*
多忙かつ諸事情にて
刷り作業に着手できなかった方の製版原稿です。
作品の意図を示唆する記号が散りばめられています。
原稿を見るだけでも
制作に対する情熱が伝わります。
講座中には
シルク作品として完成しませんでしたが
環境が整った段階で
ぜひ、刷り上げていただきたいと思います。
*
講評後は
講師・清田もえ子さんによる
まとめのレクチャー。
今回の講座では紹介できなかった
シルクスクリーンプリント技法の魅力を
幾つかのサンプル作品を見ながら
語って下さいました。
*
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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作品制作2日目。
試行錯誤段階を経て
各自の目指すべき方向で
制作を進める日です。
進め方は人それぞれ。
事前にフォトショップで刷り計画を立てて
実作業に着手する人や・・・
ダンボールを使い
刷る素材の魅力に注目する人や・・・
コチラは
版ズレかと思いましたが
そうではなそうで・・・
↓
どのような仕上がりとなるのか
まだまだわかりません。
次回が最終授業。
ご期待下さい。
記:徳永好恵
*
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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一通りのシルクスクリーンプリントの作業を体験し
いよいよ自身の制作を進める段階となりました。
製版原稿は
パソコンでの画像処理ができる人は自宅制作。
その環境が整っていない人は
TIPAでスタッフと共に原稿作りをおこないます。
*
<製版作業>
出力した原稿に微細な修整を加えて
製版に備えます。
無事に製版作業を終えると
休憩をはさまず
テキパキと刷り準備に取り掛かります。
*
<刷り作業>
難易度の高いグラデーションの下地に
チャレンジした方がおられました。
2色をなめらかに馴染ます事が重要です。
その結果は
・
・
・
画面中央に少し縦線が見受けられます。
しかし
上からアミ点の写真画像を刷るので
気になることはないでしょう。
許容範囲!
コチラはダンボールの表面を剥ぎ取り、刷っています。
これはどのように仕上がってゆくのでしょうか?
乞うご期待!
スクリーンの上にマスキングテープを貼り
画像を解体しているようです。
何をおこなおうとしているのでしょうか?
こちらも乞うご期待!
いっぽう、まだ、製版原稿作成に
試行錯誤する方々も・・・。
それぞれのペースで制作が進んでいます。
記:徳永好恵
*
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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