撮影基礎講座の最終日。
現在、
デジタルが主流となりましたが
本講座では
フィルムカメラを使い
リバーサルフィルムで撮影します。
露出補正などの成果を検証するには
リバーサルフィルムが適していると考えています。
1カットずつ丁寧にマウントをつけ
スライドプロジェクターで写真を投影しながら
撮影成果の検証をおこないました。
今日の実習は
ピンホール写真制作に取り組む事と
暗室作業に慣れる事。
この日は暗い曇天。
そのため、
カメラに光を取り込む孔は
通常よりも大き目に開けました。
ピンホールカメラにはファインダーがないため、
孔を通過する光の向きを確認しながら構図を決めます。
何を撮影しているのでしょうか?
撮影結果はコチラ
↓
カメラを180度回転させて
同じ風景を2度撮影した作品です。
レクチャーで紹介した比嘉良治氏の
手法を実験してみたとの事。
偶然にまかせて生まれる異空間。
なかなかおもしろい構成になりました。
今にも雨が降りそうな天候でしたが
逆に光量が安定して
失敗することなく撮影できました。
写真誕生前後から現代まで、
170年の歴史を紹介するレクチャーをおこないました。
定番のレクチャーではありますが、
今年は、
レクチャーに登場する当時の写真を
手にとって鑑賞・観察することを新たに加えました。
これらの写真は最近、入手しました。
詳しい情報はまだ未確認。
写真に写っている人物の服装から時代や場所がわかるのではないか、
おばあさんと少女は同一人物ではないか、
この人は兄弟・親子?
・・・などと、
いろいろと推理をしました。
この講座はカメラの構造、操作方法を習得することを目的とした講座です。
フィルムカメラ・デジタルカメラを問わず、まず、カメラの構造を知ることは写真を学ぶ上での基本。
今日は4×5カメラを用いて構造を学びました。
今日はいよいよTIPA写真塾の最終日。写真をとりまく文化背景を話すことから始め、写真を専門とする美術館やギャラリーの紹介、公募展やフォトフェスティバルなど、思いつくままに写真に関する情報を書いたレジュメを配布して話し続けました。写真塾の初日も終日レクチャーをおこないましたが、最終日もレクチャーで閉めました。この写真塾の受講をきっかけに、その後の生活に写真が加わり、より豊かなものとなるようお祈りします。受講生のみなさま、おつかれさまでした。そして、ありがとうございました。 Yoshie
TIPA写真塾一期生の修了展を2週間にわたり開催しました。ギャラリーが積極的に広報してくださったおかげで、新聞の情報欄に掲載されたり、取材があるなどして関係者以外の方にもご覧頂くことができました。
展覧会終了後は、会場撮影と作品複写を学ぶ実習をおこないました。
ガラスやアクリル板が入った額装作品の複写には、黒布などを利用して写り込みを消す工夫が必要です。みんなで協力しあいながら複写をしました。
実習後は搬出作業。額から作品を取り出し、長期保存に適した無酸性の作品保存箱(ストレッジボックス)に収納して搬出作業を終えました。 Yoshie
奈良新聞の記事
いよいよTIPA写真塾の修了制作展が始まります。この日は搬入作業。会場構成・作品の高さの決め方・ライティングなどについて学びながら、作業をおこないました。枚数の多い作品群の展示には少々時間がかかりましたが、おおむね順調に進み、ライティングの調整が完了した瞬間、緊張感の漂う展示空間となりました。 Yoshie
展覧会の案内状も受講生の方に作って頂きました。モノクロ写真展らしいデザインに仕上がっています!
芸術作品として写真を位置付けるには、きちんとした仕上げをしなければなりません。仕上げ方は何通りかありますが、今回は弱アルカリ性に調整されたミュージアムボードを使用してブックマット形式で仕上げました。この作業で最も難しい工程は、オーバーマットのウインドウの切り抜きです。45度の傾斜でカットできるマットカッターで切り抜きます。塾生の皆さんは全員、初めてマットカッターを扱うようでしたが、なんとか自力でマッティングを完了できました。 Yoshie
昨年末から一ヶ月間、TIPA写真塾生の皆さんは1月4日から暗室作業をするなど、お正月休みを返上して作品制作に取り組んでいます。現在、RCペーパーでのプリント練習を終え、バライタ紙を使ってのファインプリントに専念しています。 Yoshie
作品制作に着手する段階となりました。カメラのシャッターを押せば写真は撮れますが、何をもって“作品”として成立するのかについて考えることが最も重要です。この日は、たくさんの写真集を見ることにより、コンセプトの設定や内容の展開の仕方などを学びました。 Yoshie