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ロッテ、明治のチョコ戦争、ロッテの低価格路線がやや優位に推移している?市場歯やや停滞的?

2017年09月07日 11時02分55秒 | thinklive

*この2つの、15~6年の罫線の推移は、明治の高価格戦略が、ロッテの販売を優位に導いているということだろう、同時に両社の販売レベルは共に停滞気味で市場は飽和状況?単価の上昇がマイナスに作用している傾向がある、

 ロッテHDは約320億円を投じてチョコレートの中間原料を製造する新生産棟を国内に新設する。健康につながると訴えるチョコの人気を追い風に、国内市場はこの5年で18%拡大している。今後も健康志向の高い中高年層を中心に購入が増えるとみて、約50年ぶりの大型投資に踏み切りチョコ商品の生産能力を4割増強する。基幹工場である浦和工場で19年6月の本格稼働をめざす。

そこで、ロッテ「ガーナ」と明治「ミルクチョコレート」のPOSデータから実態を見てみよう。実際のPOSデータを見てみた。5000万人規模の消費者購買情報を基にした全国標準データベース「TRUE DATA(R)」の17年2月10日時点のデータに基づき算出した。各小売店の売り上げ点数などを示すデータで、全国の消費動向を見られる。

まずは全国のスーパーにおける1店舗当たりの売り上げ点数で見てみた。現時点で、16年12月までのPOSデータが出そろっている。

両者の2015年の平均販売個数は、ミルクチョコレートが1店舗当たり141個で、ガーナが同220個。2016年になると、ミルクチョコレートが同171個で、ガーナは同217個だ。集計対象は「ミルクチョコレート」が20品目、「ガーナ」は50品目とバリエーションの違いはあるかもしれないが、調べてみて驚いた。実は、個人的には明治「ミルクチョコレート」の圧勝だと思っていた。しかし、ロッテ「ガーナ」が優勢を保っている。

2月はもちろんバレンタインデーで消費が盛り上がる。個人的には運よくも運悪くも、板チョコをそのままもらったことはないが、溶かしてオリジナルのチョコレートを作る用途としても活用できる。実際、2月は販売個数が他月に比して3倍くらいになっている。

・平均単価(スーパーマーケット)

驚いたのが、単価。これも「いい勝負」だ。

2015年の平均単価も、ミルクチョコレートが125円で、ガーナが118円。2016年は、ミルクチョコレートが141円で、ガーナが129円だ。押しつ押されつ、両ブランドは切磋琢磨しているように見える。ガーナが販売数量で上回るのは、価格設定が関係しているのかもしれない。*この価格推移はロッテの単価が低価格路線を採用している、ということ、

面白いのは、需要が高まる2月に、それぞれ売価が谷になっていることだ。需要が盛んなときに、両者とも売価を引き下げ、販売数を上げ、バレンタインデー競争を勝ち抜こうとする。その結果が、1店舗当たりの売り上げ点数にあらわれている。


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