大和ハウス工業や積水ハウスなど住宅大手10社で構成する優良ストック住宅推進協議会は、優良な中古住宅の流通を拡大するために専門の査定士を大幅に増やす。査定する資格取得者は現在、大手10社で2400人程度。今後3年以内に各社が社内研修などを強化し、10倍の2万4000人にする。住宅大手にとって新築住宅の受注回復が見込みにくいなか、中古住宅の取引を新たな収益の柱にする。
同協議会は旭化成ホームズや住友林業などを含めた大手10社の中古住宅について独自基準で査定して売買を仲介している。
大手が仲介する信頼感から通常より500万円程度高く販売できるケースがある。2013年度は約760件の成約があった。
独自の資格試験「スムストック住宅販売士」を取得した優良中古物件の査定士は約2400人。各社は社内研修などで査定士を大幅に増やし、成約数も今後3年以内に10倍程度にする方針だ。
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